自宅で手軽においしいエスプレッソを作れるエスプレッソマシン。本格的なエスプレッソはもちろん、カフェラテやカプチーノなどのミルクメニューも楽しめます。イタリア発の家電メーカーであるデロンギ・ジャパンやGAGGIA(ガジア)など多くのメーカーから販売されているうえ、全自動・手動などと商品によって特徴も異なるため、どれを選べばよいか迷いますよね。今回は、各メーカーの最新商品や売れ筋上位から人気のエスプレッソマシン10商品を集め、7個のポイントで比較して徹底検証。おすすめのエスプレッソマシンをランキング形式でご紹介します。マイベストが定義するベストなエスプレッソマシンは「自宅で簡単に、コーヒーやミルクメニューを楽しめる商品」。徹底検証してわかったエスプレッソマシンの本当の選び方も解説しますので、ぜひ購入の際の参考にしてください。マイベストで全10商品の「エスプレッソマシン」ランキングを見る売れ筋の人気エスプレッソマシン全10商品を徹底比較!マイベストではベストなエスプレッソマシンを「自宅で簡単に、コーヒーやミルクメニューを楽しめる商品」と定義。ベストな商品を探すために、人気メーカーの最新商品やAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋上位のエスプレッソマシン10商品を集め、以下の7個のポイントで徹底検証しました。検証①:エスプレッソのおいしさ検証②:カフェラテのおいしさ検証③:使いやすさ検証④:手入れのしやすさ検証⑤:長期的なメンテナンスのしやすさ検証⑥:稼動音の静かさ検証⑦:味わい調節機能の豊富さおすすめ人気ランキング【1位】マグニフィカS スマート 全自動コーヒーマシン (デロンギ・ジャパン)おすすめスコア:4.58(2025/11/28時点)最安価格:86,537円(2025/11/28時点)おいしさにこだわりたい人に!お手入れしやすく手軽に使えるデロンギ・ジャパンの「DeLonghi マグニフィカS スマート 全自動コーヒーマシン ECAM25023」は、毎日手軽に使えて、おいしさにこだわりたい人におすすめです。エスプレッソのおいしさは、比較した商品のなかでもトップクラス。口に含むとなめらかで軽く、バリスタから「甘さは丸く飲みやすい」「後味にやや渋みはあるが、雑味の少ない味わい」と好評でした。4つのメニューが選べるうえ、豆の量による濃度変更・7段階の粒度調節・湯温・抽出時間調節が可能で、味わいの調節方法も豊富です。清掃用のブラシが付属しており、手入れのしやすさも申し分ありません。カス受けの容量は抽出20回分と多く、電源オンオフ時に自動で内部洗浄が行われます。洗うパーツは排水トレーで4つ、ミルクフォーマーで2つと少なく、毎日のお手入れも苦になりません。また、フィルターバスケットの洗浄ができるので、長期的に使っても清潔を保ちやすいでしょう。給水タンクは前面にスライドして取り外しができ、エスプレッソはボタン1つで抽出可能。簡単に作れて毎日使いやすいでしょう。ただし、ミルクタンクはついておらず、カフェラテはスチームノズルでミルクを別でスチームする必要があります。稼動音は74.9dBと、ほかの商品と同様に大きめでした。カフェラテもおいしく楽しめることもメリット。試飲したバリスタからは「コーヒーの味わいがやや強く感じるが、ミルクの味わいとのバランスは非常によい」との声が挙がりました。甘味はあるものの苦味もしっかりと感じ、口当たりはクリーミーです。泡の量やミルクの温度調節は、スチームノズルで自分好みに変更できます。お手入れや長期的なメンテナンスもしやすく、味わいの調節も可能。手軽においしいエスプレッソやカフェラテを楽しみたい人に、自信を持っておすすめできる商品です。良い点:エスプレッソは雑味が少なくなめらかで、カフェラテもおいしく作れた自動で内部洗浄ができ、お手入れパーツが少ない4つのメニューが選べて、粒度・湯温・抽出時間調節が可能気になる点:稼動音は74.9dBと大きめ【2位】マグニフィカ スタート 全自動コーヒーマシン(デロンギ・ジャパン)おすすめスコア:4.49(2025/11/28時点)最安価格:72,300円(2025/11/28時点)お手入れしやすく抽出も簡単。おいしいエスプレッソが楽しめるデロンギ・ジャパンの「マグニフィカ スタート 全自動コーヒーマシン ECAM22020B」は、手軽に使えるエスプレッソマシンがほしい人におすすめです。電源オンオフ時に自動内部洗浄が行われ、手入れのしやすさに優れています。清掃用のブラシが付属しており、カス受けは抽出15回分の容量があるので頻繁に捨てる必要がありません。毎日洗浄が必要なパーツも少なめ。抽出ユニットを取り外して洗浄できるので、衛生的に使用し続けられるでしょう。抽出したエスプレッソは口に含むとなめらかですが、やや渋みのある雑味が気になりました。試飲したバリスタから「強い甘さが渋みをカバーしている」「チョコレートのような風味」との声が。後味の余韻は短めで、甘さ・ほのかな酸味・苦味のバランスは好印象でした。メニューは4種類と多くないものの、7段階の粒度や3段階の濃度調節、湯温や抽出量の調節ができることは魅力といえるでしょう。ボタン1つでエスプレッソが抽出でき、使いやすさも良好です。給水タンクは前面からスライドして取り外せるので、毎日の給水も簡単。ただし、ミルクはスチームノズルから別でスチームする必要がありました。稼動音は74.4dBと、ほかの比較した商品と同様に大きめでなので静かにしたいときは使用を控えたほうがよさそうです。カフェラテの味わいのバランスはよく、飲みやすい点が魅力。試飲したバリスタから「しっかりとミルクと泡が撹拌されており、口当たりはなめらか」「しっかりとした甘さはあるが、コーヒーの苦味がやや強い」との声が挙がりました。スチームノズルを使用し、自分好みの泡の量やミルクの温度に調節できますよ。おいしさは上位商品に1歩およばなかったものの、手軽さとおいしさのバランスが取れた1台。機能が充実した使いやすいエスプレッソマシンがほしい人は要チェックです。良い点:カス受けの容量が多く、自動内部洗浄機能を搭載粒度・濃度・湯温・抽出量の調節ができ、味わいにこだわる人に向いている抽出したエスプレッソはバランスのよい味わいに気になる点:稼動音は74.4dBで大きめ【3位】ディナミカ ミルクタンク付(デロンギ・ジャパン)おすすめスコア:4.47(2025/11/28時点)最安価格:259,900円(2025/11/28時点)味わい調節機能が豊富。初心者でも手軽に抽出できるデロンギ・ジャパンの「DeLonghi ディナミカ 全自動コーヒーマシン ECAM35055B」は、とにかく手軽さを重視する人におすすめです。比較した商品のなかでも、使いやすさはトップクラス。給水タンクは前面から簡単に取り外しができるうえ、ボタン1つでエスプレッソもカフェラテも作れます。ミルクタンクつきで、完全オートでミルクメニューを楽しめるでしょう。一方、稼動音は76dBで、ほかの商品と同様に大きめです。抽出したエスプレッソは大きな雑味は感じないものの渋みがあり、やや水っぽい味わいでした。試飲したバリスタからは「キリッとした果実味を思わせるような甘さ」「後味は苦味が長く残る」との声が。とはいえ、豆の粒度・湯温・抽出量・濃度の調節ができ、自分好みに細かく合わせやすいでしょう。カプチーノやラテマキアートなど、10種類の豊富なメニューを楽しめることも魅力。電源のオンオフで自動で内部洗浄が行われるので、手入れがしやすいといえます。カス受けの容量は抽出20回分と多く、洗浄用ブラシも付属しています。ただし、ミルクメニューに使用するパーツが5つと多く、毎日洗うのに手間がかかることはネック。フィルターバスケットの洗浄が可能なので、長期で使用する場合も衛生的に使用できるでしょう。カフェラテはクリーミーな口当たり。バリスタから「ややコーヒーの味わいが強く、ミルクの甘さを感じにくい」とのコメントがあったものの、味わいのバランスはほどよく調和しています。カフェラテの泡の量は3段階で調節でき、フロス調節つまみでミルクの温度も好みに変更可能です。ミルクタンクつきのためカフェラテやカプチーノなどのミルクメニューを簡単に作成でき、味わい調節機能が豊富なエスプレッソマシン。初心者で手軽さを重視する人は選択肢のひとつとなるでしょう。良い点:ボタン1つでエスプレッソもカフェラテも作れる豆の粒度・湯温・抽出量・濃度の調節が可能自動内部洗浄機能があり、カス受けの容量が大きい気になる点:稼動音は76dBと大きめミルクメニューに使用するパーツが多く、毎日洗うのに手間がかかる【4位】マグニフィカS 全自動コーヒーマシン(デロンギ・ジャパン)おすすめスコア:4.46(2025/11/28時点)最安価格:77,555円(2025/11/28時点)雑味が少なくエスプレッソの甘さや風味を楽しめる。味わい調節機能も充実イタリア発の家電ブランドデロンギ・ジャパンが展開する全自動コーヒーマシン「マグニフィカS 全自動コーヒーマシン ECAM23120BN」。シリーズのなかでも操作性に優れ、家庭でも本格的な味わいを楽しめるモデルです。エスプレッソのおいしさは、バリスタから「雑味がほとんどなく甘さや風味が楽しめた」「甘さは杏仁のようでしっかり感じられた」という声があり、雑味が少なく甘みが際立つすっきりとした味わいが特徴。カフェラテのおいしさは「ミルクの甘さを強く感じられミルキーな印象」「なめらかできめ細やかなミルクフォーム」と評価され、甘さとクリーミーさを両立したラテが作れる点が好評でした。エスプレッソをボタン1つで抽出でき、給水タンクも前面から取り外せるため使いやすさも良好。ただし、ミルクスチームは別で行う必要があります。手入れのしやすさは、カス受けの容量が抽出20回分と大きく、頻繁に捨てる必要がありません。自動内部洗浄機能搭載で、洗浄用ブラシが付属しており細かい部分まで掃除しやすいでしょう。ミルの分解洗浄はできない一方、抽出ユニットが洗浄可能で長期的なメンテナンス性も良好です。味わい調節機能は、豆の量や粒度、抽出量、泡の量まで細かく設定でき、好みに合わせた一杯が楽しめるでしょう。抽出音は71.4dBと大きめで、静音性を重視する人には気になる可能性がありますが、ある程度の動作音を許容できる人なら問題ないレベルです。雑味のない甘さのエスプレッソや、甘くミルキーなラテを手軽に楽しみたい人、本格的な味わい調節と使いやすさを重視する人に向いています。良い点:雑味が少なく甘さを楽しめるミルクの甘さときめ細かな泡立ち 給水タンクが前面取り外しで給水しやすい気になる点:抽出音は71.4dBでやや大きい ミルを分解して洗浄できない【5位】マグニフィカS 全自動コーヒーマシン(デロンギ・ジャパン)おすすめスコア:4.45(2025/11/28時点)最安価格:59,500円(2025/11/28時点)お手頃価格で細かな味わいの調節ができる。メニューは3種類デロンギ・ジャパンの「DeLonghi マグニフィカS 全自動コーヒーマシン ECAM22112B」は、細かな味わいの調節ができる、お手頃価格のエスプレッソマシンがほしい人におすすめです。比較したほかの商品よりも安価で、予算を抑えたい人に向いています。粒度・湯温・抽出量・濃度の調節、カフェラテの泡の量やミルクの温度調節が可能。自分好みの味わいに細かく調整できるでしょう。ただしメニューは少なく、3種類のみ対応しています。抽出したエスプレッソはなめらかで飲みごたえがあるものの、粉っぽさや雑味を感じました。試飲したバリスタからは、「甘さは感じるが苦味や酸味にかき消されている」「渋みが後味に強く残る」とのコメントが。冷めるごとに苦味が際立ち、味わいのバランスは取れていない印象です。自動内部洗浄機能を搭載し、手入れのしやすさは高評価。便利な清掃用のブラシがついており、カス受けの容量は抽出20回分と多いので頻繁に捨てる必要がありません。排水トレーのパーツは4つ、ミルクフォーマーのパーツは2つと少なく、毎日の洗浄の手間は少ないでしょう。フィルターバスケットの洗浄ができるので、衛生的に使い続けられるでしょう。給水タンクは前面から取り外せるので、給水がしやすいことも魅力。エスプレッソはボタン1つで抽出できますが、ミルクはスチームノズルから別でスチームする必要があります。稼動音は74.2dBで、ほかの商品と同じく静かとはいえません。カフェラテはミルクの甘さとコーヒーの味わいがほどよいバランスで、バリスタから「非常においしい」と好印象でした。ミルクの甘さを強く感じる味わいですが、液体とフォームの一体感に欠けた点は惜しいところ。価格で選びたい人の選択肢のひとつとなるでしょう。良い点:粒度・湯温・抽出量・濃度の調節ができ、自分好みにできる自動内部洗浄機能を搭載し、ブラシ付きでお手入れしやすい比較したほかの商品よりも安価で購入できる気になる点:稼動音は74.2dBで大きいメニューは3種類のみと少ない【6位】リヴェリア(デロンギ・ジャパン)おすすめスコア:4.38(2025/11/28時点)最安価格:188,000円(2025/11/28時点)ミルクとエスプレッソのバランスに優れたラテが魅力。手入れもしやすいイタリア発の家電ブランドデロンギ・ジャパンが展開する全自動コーヒーマシン「DeLonghi リヴェリア EXAM44035B」。シリーズのなかでも多彩なカスタマイズ性と洗練されたデザインが特徴のモデルです。エスプレッソのおいしさは、バリスタから「やや渋さがあるものの、コーヒー豆本来の甘さや風味を楽しめる」という声があり、適度な苦味のなかに甘さや酸味が調和した味わいが特徴でした。カフェラテのおいしさは「ミルクとエスプレッソのバランスを保った一体感がある」と高く評価され、ミルクとエスプレッソのハーモニーを重視する人にも納得のいく仕上がりでした。エスプレッソの抽出には2回以上ボタン操作が必要で、ミルクスチームは別で行う必要がありました。給水タンクは前面から取り外せるため吸水しやすい仕様。手入れのしやすさは、カス受けの容量が抽出10回分と頻繁に捨てる必要がなく、自動内部洗浄機能も搭載されているため日々の手入れが簡単でした。長期的なメンテナンス性においては、ミルの洗浄も行えないものの、抽出ユニットは洗浄可能で清潔に保てるでしょう。味わい調節機能は、豆の量や粒度・抽出温度・抽出量・泡の厚さまで細かく設定でき、選べるメニューも豊富。抽出音は67.5dBで、許容範囲といえるでしょう。エスプレッソの甘さと酸味のバランスや、フォームミルクのなめらかさを重視する人、多彩な調節で自分好みの味わいを追求したい人におすすめです。良い点:エスプレッソは甘さと酸味が調和した味わいラテはミルクとエスプレッソのバランスを保った一体感がある給水タンク前面取り外しで給水しやすい気になる点:抽出時のボタン操作が2回以上必要ミルクスチームが別操作でやや手間 ミルの洗浄ができない【7位】GAGGIA 全自動コーヒーマシン(フジ産業)おすすめスコア:4.17(2025/11/28時点)最安価格:203,980円(2025/11/28時点)ミルクタンクとスチームノズル付き。パーツの数は多めフジ産業の「GAGGIA 全自動コーヒーマシン SUP 038G」は、とにかく簡単にミルクメニューを作れるエスプレッソマシンがほしい人におすすめです。ミルクタンクをセットすれば、ボタン1つでエスプレッソもカフェラテも抽出可能。スチームノズルつきでラテアートも楽しめますよ。ただし、上部のフタを開ける必要があるため、給水しにくいことはネック。稼動音は73.1dBで、ほかの商品と同じく大きめです。抽出したエスプレッソは渋みが気になり、おいしさの評価は伸び悩みました。試飲したバリスタからは「甘さは感じるがシャープな酸味に負けている」との声があり、水っぽく風味を感じにくいことが気になりました。エスプレッソとしては物足りない仕上がりです。一方、6種類のメニューが選べることは魅力。粒度・湯温・抽出量・濃度の調節が可能なので、細かくアレンジできるでしょう。カス受けの容量は抽出15回分と多く、自動内部洗浄機能搭載でお手入れしやすいといえます。毎日洗浄が必要な排水トレーのパーツは3つと少ないものの、ミルクメニューに使うパーツは7つと多め。洗う手間がかかることは難点です。フィルターバスケットの洗浄が可能なので、長期的なメンテナンスはしやすいでしょう。カフェラテにしてもミルクフォームが粗く、ボソボソとした舌触りに。バリスタから「甘さは感じられるものの味わいに深みがなく、コーヒーの苦味を強く感じる」との声が挙がりました。奥深さに欠ける淡白な味わいで、おいしさは物足りません。ミルクの温度は調節できませんが、泡の量は3段階で調節できます。ミルクタンクとスチームノズルを備えたエスプレッソマシン。おいしさにこだわりたい人にはあまり向いていませんが、簡単にミルクメニューを作りたい人は選択肢のひとつとなるでしょう。良い点:ミルクタンクとスチームノズルの両方を備えているボタン1つでエスプレッソもカフェラテも抽出可能粒度・湯温・抽出量・濃度の細かな調節ができる気になる点:抽出したエスプレッソは渋みが気になり、風味を感じにくいミルクフォームが粗く、ボソボソとした舌触りパーツの数が多めで、手入れに手間がかかる【8位】マグニフィカ イーヴォ(デロンギ・ジャパン)おすすめスコア:4.17(2025/11/28時点)最安価格:111,000円(2025/11/28時点)ビター感が強めの味わい。ラテの甘さを求める人には不向きイタリア発の家電ブランドデロンギ・ジャパンが展開する全自動コーヒーマシン「DeLonghi マグニフィカ イーヴォ ECAM29064XB」。独自の自動ミルク泡立て技術で、好みのラテが作りやすい点が特徴です。エスプレッソのおいしさは、「甘さは感じられるがビターが強くてマスクされている」「ざらつきがあり、後味に渋さが残る」という評価に。カフェラテのおいしさは「ミルクの甘さはあまり感じない」「泡があらく口当たりが悪い」などの声があり、エスプレッソの渋みが前面に出る味わいでした。使いやすさにおいては、ミルクスチームは別で行う必要がありますが、エスプレッソをボタン1つで抽出でき、給水タンクも前面から取り外せる点が便利。手入れのしやすさは、カス受けの容量が抽出15回分と大きく自動内部洗浄にも対応していますが、ミルクフォーマーや排水トレーの洗浄パーツ数は多め。ミルの洗浄はできないものの、抽出ユニットは洗浄可能で長期的なメンテナンス性は良好です。味わい調節機能は、豆の濃度や粒度・お湯の温度・抽出量・泡の厚さまで細かく設定でき、自分好みの一杯に仕上げられる点が特徴。抽出音は74.3dBとやや大きく、早朝・深夜に使用する場合には気になる可能性があります。ビター感が際立つ味わいで、ラテの甘さを求める人はほかの商品を検討するほうがよいでしょう。良い点:ビター感と渋みが際立つ味わい豆の濃度や泡の厚みなど、調節機能が豊富給水タンクが前面取り外しで吸水しやすい気になる点:抽出音は74.3dBでやや大きいミルクフォームがあらく甘さも弱いミルの洗浄ができない【9位】Besana(フジ産業)おすすめスコア:4.03(2025/11/28時点)最安価格:55,555円(2025/11/28時点)丸いフォルムがかわいい。パーツが少なくお手入れ簡単フジ産業の「GAGGIA BESANA HD8651」は、丸いフォルムが好みの人の選択肢のひとつとなるでしょう。かわいい見た目とお手入れしやすい設計が魅力。毎日洗浄が必要なミルクフォーマーのパーツは2つ、排水トレーは2つと少なく、手間がかからないことが利点です。カス受けの容量は抽出8回分と少なめですが、便利な自動内部洗浄機能も搭載。フィルターバスケットの洗浄ができ、長期的に使っても清潔を保ちやすいでしょう。一方、抽出したエスプレッソは渋みが強く、おいしさはいまひとつ。雑味があり苦味や甘さは感じにくく、試飲したバリスタからは「サラサラとしており、エスプレッソとしては物足りない」との声が挙がりました。豆の粒度や抽出量を変えて味わいの調節ができるものの、湯温や濃度の変更は不可。メニューは3種類と少ないのもネックです。給水タンクはやや引っかかるものの前面から取り外し可能で、給水しやすいことは魅力。しかし、エスプレッソはボタン1つで抽出できまずが、ミルクは別でスチームする必要があります。稼動音はほかの商品と同様に、77.9dBと大きめです。ミルクの舌触りがボソボソしており口当たりが水っぽく、カフェラテのおいしさも伸び悩みました。試飲したバリスタからは「ミルクの甘味があるが、後半に水っぽさを感じる」との指摘が。コーヒーの苦味とミルクの甘味が調和しているものの、味わいは物足りません。ただし、スチームノズルを使って泡の量を変えたり、ミルクの温度を調節したりしてアレンジできる点はメリットといえます。おいしいドリンクを作りたい人には向いていませんが、手入れのしやすさや使いやすさを重視したい人の選択肢のひとつとなるでしょう。良い点:丸いフォルムで見た目がかわいい毎日洗浄が必要なパーツが少なく、お手入れしやすい気になる点:エスプレッソやカフェラテのおいしさは物足りない稼動音は77.9dBと大きめメニューは3種類と少なく、湯温や濃度の調節ができない【10位】ENA4(ブルーマチックジャパン)おすすめスコア:3.93(2025/11/28時点)最安価格:128,700円(2025/11/28時点)ミルクメニューは作れず。雑味のないエスプレッソは味わえるブルーマチックジャパンの「JURA ENA4 15407」は、雑味がなくおいしいエスプレッソが抽出できる商品です。口に含むとなめらかでやや水っぽい質感がありましたが、試飲したバリスタから「コーヒー本来の風味をはっきりと感じた」「大きな雑味もなく甘さを感じられた」と好印象でした。バランスのよい飲みやすい味わいが魅力です。カス受けの容量は抽出10回分と十分な容量があり、自動内部洗浄機能もついており、手入れのしやすさは高評価。ミルクフォーム機能がなく、排水トレーのパーツは3つと少ないので、毎日洗浄しやすいでしょう。一方、フィルターバスケットとミルの洗浄ができず、長期的に使いたい人にはやや不向きな印象です。給水は上部から行う必要があります。エスプレッソはボタン1つで抽出できるものの、スチームノズルがついておらず、カフェラテなどのミルクメニューが作れないこともネックです。ミルクメニューを楽しみたい人はほかの商品をチェックしてください。また、ほかの商品と同様に、稼動音は72.5dBと大きめです。豆の粒度・濃度・抽出量を変更できますが、お湯の温度は調節できません。また、メニューはエスプレッソのみで、シングル・ダブルの2種類しか選べないことは難点。マシンの価格も高額なので、機能が豊富なほかの商品も検討してみてくださいね。良い点:エスプレッソは雑味がなく、バランスのよい飲みやすい味わいパーツが少なくお手入れしやすい気になる点:スチームノズルがついておらず、ミルクメニューは作れないメニューはシングル・ダブルの2種類しか選べない稼動音は72.5dBと大きめ監修者:小池美枝子(バリスタ/バリスタトレーナー)ガイド:相野谷大輔(バリスタ・焙煎士/マイベスト キッチン・食品担当 )※ 監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。マイベストが独自に検証を行ったうえで、ランキング化しています。自宅で手軽においしいエスプレッソを作れるエスプレッソマシン。本格的なエスプレッソはもちろん、カフェラテやカプチーノなどのミルクメニューも楽しめます。イタリア発の家電メーカーであるデロンギ・ジャパンやGAGGIA(ガジア)など多くのメーカーから販売されているうえ、全自動・手動などと商品によって特徴も異なるため、どれを選べばよいか迷いますよね。今回は、各メーカーの最新商品や売れ筋上位から人気のエスプレッソマシン10商品を集め、7個のポイントで比較して徹底検証。おすすめのエスプレッソマシンをランキング形式でご紹介します。マイベストが定義するベストなエスプレッソマシンは「自宅で簡単に、コーヒーやミルクメニューを楽しめる商品」。徹底検証してわかったエスプレッソマシンの本当の選び方も解説しますので、ぜひ購入の際の参考にしてください。マイベストで全10商品の「エスプレッソマシン」ランキングを見る売れ筋の人気エスプレッソマシン全10商品を徹底比較!マイベストではベストなエスプレッソマシンを「自宅で簡単に、コーヒーやミルクメニューを楽しめる商品」と定義。ベストな商品を探すために、人気メーカーの最新商品やAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋上位のエスプレッソマシン10商品を集め、以下の7個のポイントで徹底検証しました。検証①:エスプレッソのおいしさ検証②:カフェラテのおいしさ検証③:使いやすさ検証④:手入れのしやすさ検証⑤:長期的なメンテナンスのしやすさ検証⑥:稼動音の静かさ検証⑦:味わい調節機能の豊富さおすすめ人気ランキング【1位】マグニフィカS スマート 全自動コーヒーマシン (デロンギ・ジャパン)おすすめスコア:4.58(2025/11/28時点)最安価格:86,537円(2025/11/28時点)おいしさにこだわりたい人に!お手入れしやすく手軽に使えるデロンギ・ジャパンの「DeLonghi マグニフィカS スマート 全自動コーヒーマシン ECAM25023」は、毎日手軽に使えて、おいしさにこだわりたい人におすすめです。エスプレッソのおいしさは、比較した商品のなかでもトップクラス。口に含むとなめらかで軽く、バリスタから「甘さは丸く飲みやすい」「後味にやや渋みはあるが、雑味の少ない味わい」と好評でした。4つのメニューが選べるうえ、豆の量による濃度変更・7段階の粒度調節・湯温・抽出時間調節が可能で、味わいの調節方法も豊富です。清掃用のブラシが付属しており、手入れのしやすさも申し分ありません。カス受けの容量は抽出20回分と多く、電源オンオフ時に自動で内部洗浄が行われます。洗うパーツは排水トレーで4つ、ミルクフォーマーで2つと少なく、毎日のお手入れも苦になりません。また、フィルターバスケットの洗浄ができるので、長期的に使っても清潔を保ちやすいでしょう。給水タンクは前面にスライドして取り外しができ、エスプレッソはボタン1つで抽出可能。簡単に作れて毎日使いやすいでしょう。ただし、ミルクタンクはついておらず、カフェラテはスチームノズルでミルクを別でスチームする必要があります。稼動音は74.9dBと、ほかの商品と同様に大きめでした。カフェラテもおいしく楽しめることもメリット。試飲したバリスタからは「コーヒーの味わいがやや強く感じるが、ミルクの味わいとのバランスは非常によい」との声が挙がりました。甘味はあるものの苦味もしっかりと感じ、口当たりはクリーミーです。泡の量やミルクの温度調節は、スチームノズルで自分好みに変更できます。お手入れや長期的なメンテナンスもしやすく、味わいの調節も可能。手軽においしいエスプレッソやカフェラテを楽しみたい人に、自信を持っておすすめできる商品です。良い点:エスプレッソは雑味が少なくなめらかで、カフェラテもおいしく作れた自動で内部洗浄ができ、お手入れパーツが少ない4つのメニューが選べて、粒度・湯温・抽出時間調節が可能気になる点:稼動音は74.9dBと大きめ【2位】マグニフィカ スタート 全自動コーヒーマシン(デロンギ・ジャパン)おすすめスコア:4.49(2025/11/28時点)最安価格:72,300円(2025/11/28時点)お手入れしやすく抽出も簡単。おいしいエスプレッソが楽しめるデロンギ・ジャパンの「マグニフィカ スタート 全自動コーヒーマシン ECAM22020B」は、手軽に使えるエスプレッソマシンがほしい人におすすめです。電源オンオフ時に自動内部洗浄が行われ、手入れのしやすさに優れています。清掃用のブラシが付属しており、カス受けは抽出15回分の容量があるので頻繁に捨てる必要がありません。毎日洗浄が必要なパーツも少なめ。抽出ユニットを取り外して洗浄できるので、衛生的に使用し続けられるでしょう。抽出したエスプレッソは口に含むとなめらかですが、やや渋みのある雑味が気になりました。試飲したバリスタから「強い甘さが渋みをカバーしている」「チョコレートのような風味」との声が。後味の余韻は短めで、甘さ・ほのかな酸味・苦味のバランスは好印象でした。メニューは4種類と多くないものの、7段階の粒度や3段階の濃度調節、湯温や抽出量の調節ができることは魅力といえるでしょう。ボタン1つでエスプレッソが抽出でき、使いやすさも良好です。給水タンクは前面からスライドして取り外せるので、毎日の給水も簡単。ただし、ミルクはスチームノズルから別でスチームする必要がありました。稼動音は74.4dBと、ほかの比較した商品と同様に大きめでなので静かにしたいときは使用を控えたほうがよさそうです。カフェラテの味わいのバランスはよく、飲みやすい点が魅力。試飲したバリスタから「しっかりとミルクと泡が撹拌されており、口当たりはなめらか」「しっかりとした甘さはあるが、コーヒーの苦味がやや強い」との声が挙がりました。スチームノズルを使用し、自分好みの泡の量やミルクの温度に調節できますよ。おいしさは上位商品に1歩およばなかったものの、手軽さとおいしさのバランスが取れた1台。機能が充実した使いやすいエスプレッソマシンがほしい人は要チェックです。良い点:カス受けの容量が多く、自動内部洗浄機能を搭載粒度・濃度・湯温・抽出量の調節ができ、味わいにこだわる人に向いている抽出したエスプレッソはバランスのよい味わいに気になる点:稼動音は74.4dBで大きめ【3位】ディナミカ ミルクタンク付(デロンギ・ジャパン)おすすめスコア:4.47(2025/11/28時点)最安価格:259,900円(2025/11/28時点)味わい調節機能が豊富。初心者でも手軽に抽出できるデロンギ・ジャパンの「DeLonghi ディナミカ 全自動コーヒーマシン ECAM35055B」は、とにかく手軽さを重視する人におすすめです。比較した商品のなかでも、使いやすさはトップクラス。給水タンクは前面から簡単に取り外しができるうえ、ボタン1つでエスプレッソもカフェラテも作れます。ミルクタンクつきで、完全オートでミルクメニューを楽しめるでしょう。一方、稼動音は76dBで、ほかの商品と同様に大きめです。抽出したエスプレッソは大きな雑味は感じないものの渋みがあり、やや水っぽい味わいでした。試飲したバリスタからは「キリッとした果実味を思わせるような甘さ」「後味は苦味が長く残る」との声が。とはいえ、豆の粒度・湯温・抽出量・濃度の調節ができ、自分好みに細かく合わせやすいでしょう。カプチーノやラテマキアートなど、10種類の豊富なメニューを楽しめることも魅力。電源のオンオフで自動で内部洗浄が行われるので、手入れがしやすいといえます。カス受けの容量は抽出20回分と多く、洗浄用ブラシも付属しています。ただし、ミルクメニューに使用するパーツが5つと多く、毎日洗うのに手間がかかることはネック。フィルターバスケットの洗浄が可能なので、長期で使用する場合も衛生的に使用できるでしょう。カフェラテはクリーミーな口当たり。バリスタから「ややコーヒーの味わいが強く、ミルクの甘さを感じにくい」とのコメントがあったものの、味わいのバランスはほどよく調和しています。カフェラテの泡の量は3段階で調節でき、フロス調節つまみでミルクの温度も好みに変更可能です。ミルクタンクつきのためカフェラテやカプチーノなどのミルクメニューを簡単に作成でき、味わい調節機能が豊富なエスプレッソマシン。初心者で手軽さを重視する人は選択肢のひとつとなるでしょう。良い点:ボタン1つでエスプレッソもカフェラテも作れる豆の粒度・湯温・抽出量・濃度の調節が可能自動内部洗浄機能があり、カス受けの容量が大きい気になる点:稼動音は76dBと大きめミルクメニューに使用するパーツが多く、毎日洗うのに手間がかかる【4位】マグニフィカS 全自動コーヒーマシン(デロンギ・ジャパン)おすすめスコア:4.46(2025/11/28時点)最安価格:77,555円(2025/11/28時点)雑味が少なくエスプレッソの甘さや風味を楽しめる。味わい調節機能も充実イタリア発の家電ブランドデロンギ・ジャパンが展開する全自動コーヒーマシン「マグニフィカS 全自動コーヒーマシン ECAM23120BN」。シリーズのなかでも操作性に優れ、家庭でも本格的な味わいを楽しめるモデルです。エスプレッソのおいしさは、バリスタから「雑味がほとんどなく甘さや風味が楽しめた」「甘さは杏仁のようでしっかり感じられた」という声があり、雑味が少なく甘みが際立つすっきりとした味わいが特徴。カフェラテのおいしさは「ミルクの甘さを強く感じられミルキーな印象」「なめらかできめ細やかなミルクフォーム」と評価され、甘さとクリーミーさを両立したラテが作れる点が好評でした。エスプレッソをボタン1つで抽出でき、給水タンクも前面から取り外せるため使いやすさも良好。ただし、ミルクスチームは別で行う必要があります。手入れのしやすさは、カス受けの容量が抽出20回分と大きく、頻繁に捨てる必要がありません。自動内部洗浄機能搭載で、洗浄用ブラシが付属しており細かい部分まで掃除しやすいでしょう。ミルの分解洗浄はできない一方、抽出ユニットが洗浄可能で長期的なメンテナンス性も良好です。味わい調節機能は、豆の量や粒度、抽出量、泡の量まで細かく設定でき、好みに合わせた一杯が楽しめるでしょう。抽出音は71.4dBと大きめで、静音性を重視する人には気になる可能性がありますが、ある程度の動作音を許容できる人なら問題ないレベルです。雑味のない甘さのエスプレッソや、甘くミルキーなラテを手軽に楽しみたい人、本格的な味わい調節と使いやすさを重視する人に向いています。良い点:雑味が少なく甘さを楽しめるミルクの甘さときめ細かな泡立ち 給水タンクが前面取り外しで給水しやすい気になる点:抽出音は71.4dBでやや大きい ミルを分解して洗浄できない【5位】マグニフィカS 全自動コーヒーマシン(デロンギ・ジャパン)おすすめスコア:4.45(2025/11/28時点)最安価格:59,500円(2025/11/28時点)お手頃価格で細かな味わいの調節ができる。メニューは3種類デロンギ・ジャパンの「DeLonghi マグニフィカS 全自動コーヒーマシン ECAM22112B」は、細かな味わいの調節ができる、お手頃価格のエスプレッソマシンがほしい人におすすめです。比較したほかの商品よりも安価で、予算を抑えたい人に向いています。粒度・湯温・抽出量・濃度の調節、カフェラテの泡の量やミルクの温度調節が可能。自分好みの味わいに細かく調整できるでしょう。ただしメニューは少なく、3種類のみ対応しています。抽出したエスプレッソはなめらかで飲みごたえがあるものの、粉っぽさや雑味を感じました。試飲したバリスタからは、「甘さは感じるが苦味や酸味にかき消されている」「渋みが後味に強く残る」とのコメントが。冷めるごとに苦味が際立ち、味わいのバランスは取れていない印象です。自動内部洗浄機能を搭載し、手入れのしやすさは高評価。便利な清掃用のブラシがついており、カス受けの容量は抽出20回分と多いので頻繁に捨てる必要がありません。排水トレーのパーツは4つ、ミルクフォーマーのパーツは2つと少なく、毎日の洗浄の手間は少ないでしょう。フィルターバスケットの洗浄ができるので、衛生的に使い続けられるでしょう。給水タンクは前面から取り外せるので、給水がしやすいことも魅力。エスプレッソはボタン1つで抽出できますが、ミルクはスチームノズルから別でスチームする必要があります。稼動音は74.2dBで、ほかの商品と同じく静かとはいえません。カフェラテはミルクの甘さとコーヒーの味わいがほどよいバランスで、バリスタから「非常においしい」と好印象でした。ミルクの甘さを強く感じる味わいですが、液体とフォームの一体感に欠けた点は惜しいところ。価格で選びたい人の選択肢のひとつとなるでしょう。良い点:粒度・湯温・抽出量・濃度の調節ができ、自分好みにできる自動内部洗浄機能を搭載し、ブラシ付きでお手入れしやすい比較したほかの商品よりも安価で購入できる気になる点:稼動音は74.2dBで大きいメニューは3種類のみと少ない【6位】リヴェリア(デロンギ・ジャパン)おすすめスコア:4.38(2025/11/28時点)最安価格:188,000円(2025/11/28時点)ミルクとエスプレッソのバランスに優れたラテが魅力。手入れもしやすいイタリア発の家電ブランドデロンギ・ジャパンが展開する全自動コーヒーマシン「DeLonghi リヴェリア EXAM44035B」。シリーズのなかでも多彩なカスタマイズ性と洗練されたデザインが特徴のモデルです。エスプレッソのおいしさは、バリスタから「やや渋さがあるものの、コーヒー豆本来の甘さや風味を楽しめる」という声があり、適度な苦味のなかに甘さや酸味が調和した味わいが特徴でした。カフェラテのおいしさは「ミルクとエスプレッソのバランスを保った一体感がある」と高く評価され、ミルクとエスプレッソのハーモニーを重視する人にも納得のいく仕上がりでした。エスプレッソの抽出には2回以上ボタン操作が必要で、ミルクスチームは別で行う必要がありました。給水タンクは前面から取り外せるため吸水しやすい仕様。手入れのしやすさは、カス受けの容量が抽出10回分と頻繁に捨てる必要がなく、自動内部洗浄機能も搭載されているため日々の手入れが簡単でした。長期的なメンテナンス性においては、ミルの洗浄も行えないものの、抽出ユニットは洗浄可能で清潔に保てるでしょう。味わい調節機能は、豆の量や粒度・抽出温度・抽出量・泡の厚さまで細かく設定でき、選べるメニューも豊富。抽出音は67.5dBで、許容範囲といえるでしょう。エスプレッソの甘さと酸味のバランスや、フォームミルクのなめらかさを重視する人、多彩な調節で自分好みの味わいを追求したい人におすすめです。良い点:エスプレッソは甘さと酸味が調和した味わいラテはミルクとエスプレッソのバランスを保った一体感がある給水タンク前面取り外しで給水しやすい気になる点:抽出時のボタン操作が2回以上必要ミルクスチームが別操作でやや手間 ミルの洗浄ができない【7位】GAGGIA 全自動コーヒーマシン(フジ産業)おすすめスコア:4.17(2025/11/28時点)最安価格:203,980円(2025/11/28時点)ミルクタンクとスチームノズル付き。パーツの数は多めフジ産業の「GAGGIA 全自動コーヒーマシン SUP 038G」は、とにかく簡単にミルクメニューを作れるエスプレッソマシンがほしい人におすすめです。ミルクタンクをセットすれば、ボタン1つでエスプレッソもカフェラテも抽出可能。スチームノズルつきでラテアートも楽しめますよ。ただし、上部のフタを開ける必要があるため、給水しにくいことはネック。稼動音は73.1dBで、ほかの商品と同じく大きめです。抽出したエスプレッソは渋みが気になり、おいしさの評価は伸び悩みました。試飲したバリスタからは「甘さは感じるがシャープな酸味に負けている」との声があり、水っぽく風味を感じにくいことが気になりました。エスプレッソとしては物足りない仕上がりです。一方、6種類のメニューが選べることは魅力。粒度・湯温・抽出量・濃度の調節が可能なので、細かくアレンジできるでしょう。カス受けの容量は抽出15回分と多く、自動内部洗浄機能搭載でお手入れしやすいといえます。毎日洗浄が必要な排水トレーのパーツは3つと少ないものの、ミルクメニューに使うパーツは7つと多め。洗う手間がかかることは難点です。フィルターバスケットの洗浄が可能なので、長期的なメンテナンスはしやすいでしょう。カフェラテにしてもミルクフォームが粗く、ボソボソとした舌触りに。バリスタから「甘さは感じられるものの味わいに深みがなく、コーヒーの苦味を強く感じる」との声が挙がりました。奥深さに欠ける淡白な味わいで、おいしさは物足りません。ミルクの温度は調節できませんが、泡の量は3段階で調節できます。ミルクタンクとスチームノズルを備えたエスプレッソマシン。おいしさにこだわりたい人にはあまり向いていませんが、簡単にミルクメニューを作りたい人は選択肢のひとつとなるでしょう。良い点:ミルクタンクとスチームノズルの両方を備えているボタン1つでエスプレッソもカフェラテも抽出可能粒度・湯温・抽出量・濃度の細かな調節ができる気になる点:抽出したエスプレッソは渋みが気になり、風味を感じにくいミルクフォームが粗く、ボソボソとした舌触りパーツの数が多めで、手入れに手間がかかる【8位】マグニフィカ イーヴォ(デロンギ・ジャパン)おすすめスコア:4.17(2025/11/28時点)最安価格:111,000円(2025/11/28時点)ビター感が強めの味わい。ラテの甘さを求める人には不向きイタリア発の家電ブランドデロンギ・ジャパンが展開する全自動コーヒーマシン「DeLonghi マグニフィカ イーヴォ ECAM29064XB」。独自の自動ミルク泡立て技術で、好みのラテが作りやすい点が特徴です。エスプレッソのおいしさは、「甘さは感じられるがビターが強くてマスクされている」「ざらつきがあり、後味に渋さが残る」という評価に。カフェラテのおいしさは「ミルクの甘さはあまり感じない」「泡があらく口当たりが悪い」などの声があり、エスプレッソの渋みが前面に出る味わいでした。使いやすさにおいては、ミルクスチームは別で行う必要がありますが、エスプレッソをボタン1つで抽出でき、給水タンクも前面から取り外せる点が便利。手入れのしやすさは、カス受けの容量が抽出15回分と大きく自動内部洗浄にも対応していますが、ミルクフォーマーや排水トレーの洗浄パーツ数は多め。ミルの洗浄はできないものの、抽出ユニットは洗浄可能で長期的なメンテナンス性は良好です。味わい調節機能は、豆の濃度や粒度・お湯の温度・抽出量・泡の厚さまで細かく設定でき、自分好みの一杯に仕上げられる点が特徴。抽出音は74.3dBとやや大きく、早朝・深夜に使用する場合には気になる可能性があります。ビター感が際立つ味わいで、ラテの甘さを求める人はほかの商品を検討するほうがよいでしょう。良い点:ビター感と渋みが際立つ味わい豆の濃度や泡の厚みなど、調節機能が豊富給水タンクが前面取り外しで吸水しやすい気になる点:抽出音は74.3dBでやや大きいミルクフォームがあらく甘さも弱いミルの洗浄ができない【9位】Besana(フジ産業)おすすめスコア:4.03(2025/11/28時点)最安価格:55,555円(2025/11/28時点)丸いフォルムがかわいい。パーツが少なくお手入れ簡単フジ産業の「GAGGIA BESANA HD8651」は、丸いフォルムが好みの人の選択肢のひとつとなるでしょう。かわいい見た目とお手入れしやすい設計が魅力。毎日洗浄が必要なミルクフォーマーのパーツは2つ、排水トレーは2つと少なく、手間がかからないことが利点です。カス受けの容量は抽出8回分と少なめですが、便利な自動内部洗浄機能も搭載。フィルターバスケットの洗浄ができ、長期的に使っても清潔を保ちやすいでしょう。一方、抽出したエスプレッソは渋みが強く、おいしさはいまひとつ。雑味があり苦味や甘さは感じにくく、試飲したバリスタからは「サラサラとしており、エスプレッソとしては物足りない」との声が挙がりました。豆の粒度や抽出量を変えて味わいの調節ができるものの、湯温や濃度の変更は不可。メニューは3種類と少ないのもネックです。給水タンクはやや引っかかるものの前面から取り外し可能で、給水しやすいことは魅力。しかし、エスプレッソはボタン1つで抽出できまずが、ミルクは別でスチームする必要があります。稼動音はほかの商品と同様に、77.9dBと大きめです。ミルクの舌触りがボソボソしており口当たりが水っぽく、カフェラテのおいしさも伸び悩みました。試飲したバリスタからは「ミルクの甘味があるが、後半に水っぽさを感じる」との指摘が。コーヒーの苦味とミルクの甘味が調和しているものの、味わいは物足りません。ただし、スチームノズルを使って泡の量を変えたり、ミルクの温度を調節したりしてアレンジできる点はメリットといえます。おいしいドリンクを作りたい人には向いていませんが、手入れのしやすさや使いやすさを重視したい人の選択肢のひとつとなるでしょう。良い点:丸いフォルムで見た目がかわいい毎日洗浄が必要なパーツが少なく、お手入れしやすい気になる点:エスプレッソやカフェラテのおいしさは物足りない稼動音は77.9dBと大きめメニューは3種類と少なく、湯温や濃度の調節ができない【10位】ENA4(ブルーマチックジャパン)おすすめスコア:3.93(2025/11/28時点)最安価格:128,700円(2025/11/28時点)ミルクメニューは作れず。雑味のないエスプレッソは味わえるブルーマチックジャパンの「JURA ENA4 15407」は、雑味がなくおいしいエスプレッソが抽出できる商品です。口に含むとなめらかでやや水っぽい質感がありましたが、試飲したバリスタから「コーヒー本来の風味をはっきりと感じた」「大きな雑味もなく甘さを感じられた」と好印象でした。バランスのよい飲みやすい味わいが魅力です。カス受けの容量は抽出10回分と十分な容量があり、自動内部洗浄機能もついており、手入れのしやすさは高評価。ミルクフォーム機能がなく、排水トレーのパーツは3つと少ないので、毎日洗浄しやすいでしょう。一方、フィルターバスケットとミルの洗浄ができず、長期的に使いたい人にはやや不向きな印象です。給水は上部から行う必要があります。エスプレッソはボタン1つで抽出できるものの、スチームノズルがついておらず、カフェラテなどのミルクメニューが作れないこともネックです。ミルクメニューを楽しみたい人はほかの商品をチェックしてください。また、ほかの商品と同様に、稼動音は72.5dBと大きめです。豆の粒度・濃度・抽出量を変更できますが、お湯の温度は調節できません。また、メニューはエスプレッソのみで、シングル・ダブルの2種類しか選べないことは難点。マシンの価格も高額なので、機能が豊富なほかの商品も検討してみてくださいね。良い点:エスプレッソは雑味がなく、バランスのよい飲みやすい味わいパーツが少なくお手入れしやすい気になる点:スチームノズルがついておらず、ミルクメニューは作れないメニューはシングル・ダブルの2種類しか選べない稼動音は72.5dBと大きめ監修者:小池美枝子(バリスタ/バリスタトレーナー)ガイド:相野谷大輔(バリスタ・焙煎士/マイベスト キッチン・食品担当 )※ 監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。マイベストが独自に検証を行ったうえで、ランキング化しています。

【徹底比較】エスプレッソマシンのおすすめ人気ランキング

2025/11/28 16:47

自宅で手軽においしいエスプレッソを作れるエスプレッソマシン。本格的なエスプレッソはもちろん、カフェラテやカプチーノなどのミルクメニューも楽しめます。イタリア発の家電メーカーであるデロンギ・ジャパンやGAGGIA(ガジア)など多くのメーカーから販売されているうえ、全自動・手動などと商品によって特徴も異なるため、どれを選べばよいか迷いますよね。

今回は、各メーカーの最新商品や売れ筋上位から人気のエスプレッソマシン10商品を集め、7個のポイントで比較して徹底検証。おすすめのエスプレッソマシンをランキング形式でご紹介します。マイベストが定義するベストなエスプレッソマシンは「自宅で簡単に、コーヒーやミルクメニューを楽しめる商品」。徹底検証してわかったエスプレッソマシンの本当の選び方も解説しますので、ぜひ購入の際の参考にしてください。


マイベストで全10商品の「エスプレッソマシン」ランキングを見る

売れ筋の人気エスプレッソマシン全10商品を徹底比較!

マイベストではベストなエスプレッソマシンを「自宅で簡単に、コーヒーやミルクメニューを楽しめる商品」と定義。ベストな商品を探すために、人気メーカーの最新商品やAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋上位のエスプレッソマシン10商品を集め、以下の7個のポイントで徹底検証しました。検証①:エスプレッソのおいしさ検証②:カフェラテのおいしさ検証③:使いやすさ検証④:手入れのしやすさ検証⑤:長期的なメンテナンスのしやすさ検証⑥:稼動音の静かさ検証⑦:味わい調節機能の豊富さ

おすすめ人気ランキング

【1位】マグニフィカS スマート 全自動コーヒーマシン (デロンギ・ジャパン)

おすすめスコア:4.58(2025/11/28時点)

最安価格:86,537円(2025/11/28時点)

おいしさにこだわりたい人に!お手入れしやすく手軽に使える

デロンギ・ジャパンの「DeLonghi マグニフィカS スマート 全自動コーヒーマシン ECAM25023」は、毎日手軽に使えて、おいしさにこだわりたい人におすすめです。エスプレッソのおいしさは、比較した商品のなかでもトップクラス。口に含むとなめらかで軽く、バリスタから「甘さは丸く飲みやすい」「後味にやや渋みはあるが、雑味の少ない味わい」と好評でした。4つのメニューが選べるうえ、豆の量による濃度変更・7段階の粒度調節・湯温・抽出時間調節が可能で、味わいの調節方法も豊富です。清掃用のブラシが付属しており、手入れのしやすさも申し分ありません。カス受けの容量は抽出20回分と多く、電源オンオフ時に自動で内部洗浄が行われます。洗うパーツは排水トレーで4つ、ミルクフォーマーで2つと少なく、毎日のお手入れも苦になりません。また、フィルターバスケットの洗浄ができるので、長期的に使っても清潔を保ちやすいでしょう。給水タンクは前面にスライドして取り外しができ、エスプレッソはボタン1つで抽出可能。簡単に作れて毎日使いやすいでしょう。ただし、ミルクタンクはついておらず、カフェラテはスチームノズルでミルクを別でスチームする必要があります。稼動音は74.9dBと、ほかの商品と同様に大きめでした。カフェラテもおいしく楽しめることもメリット。試飲したバリスタからは「コーヒーの味わいがやや強く感じるが、ミルクの味わいとのバランスは非常によい」との声が挙がりました。甘味はあるものの苦味もしっかりと感じ、口当たりはクリーミーです。泡の量やミルクの温度調節は、スチームノズルで自分好みに変更できます。お手入れや長期的なメンテナンスもしやすく、味わいの調節も可能。手軽においしいエスプレッソやカフェラテを楽しみたい人に、自信を持っておすすめできる商品です。


良い点:
  • エスプレッソは雑味が少なくなめらかで、カフェラテもおいしく作れた
  • 自動で内部洗浄ができ、お手入れパーツが少ない
  • 4つのメニューが選べて、粒度・湯温・抽出時間調節が可能
気になる点:
  • 稼動音は74.9dBと大きめ

【2位】マグニフィカ スタート 全自動コーヒーマシン(デロンギ・ジャパン)

おすすめスコア:4.49(2025/11/28時点)

最安価格:72,300円(2025/11/28時点)

お手入れしやすく抽出も簡単。おいしいエスプレッソが楽しめる

デロンギ・ジャパンの「マグニフィカ スタート 全自動コーヒーマシン ECAM22020B」は、手軽に使えるエスプレッソマシンがほしい人におすすめです。電源オンオフ時に自動内部洗浄が行われ、手入れのしやすさに優れています。清掃用のブラシが付属しており、カス受けは抽出15回分の容量があるので頻繁に捨てる必要がありません。毎日洗浄が必要なパーツも少なめ。抽出ユニットを取り外して洗浄できるので、衛生的に使用し続けられるでしょう。抽出したエスプレッソは口に含むとなめらかですが、やや渋みのある雑味が気になりました。試飲したバリスタから「強い甘さが渋みをカバーしている」「チョコレートのような風味」との声が。後味の余韻は短めで、甘さ・ほのかな酸味・苦味のバランスは好印象でした。メニューは4種類と多くないものの、7段階の粒度や3段階の濃度調節、湯温や抽出量の調節ができることは魅力といえるでしょう。ボタン1つでエスプレッソが抽出でき、使いやすさも良好です。給水タンクは前面からスライドして取り外せるので、毎日の給水も簡単。ただし、ミルクはスチームノズルから別でスチームする必要がありました。稼動音は74.4dBと、ほかの比較した商品と同様に大きめでなので静かにしたいときは使用を控えたほうがよさそうです。カフェラテの味わいのバランスはよく、飲みやすい点が魅力。試飲したバリスタから「しっかりとミルクと泡が撹拌されており、口当たりはなめらか」「しっかりとした甘さはあるが、コーヒーの苦味がやや強い」との声が挙がりました。スチームノズルを使用し、自分好みの泡の量やミルクの温度に調節できますよ。おいしさは上位商品に1歩およばなかったものの、手軽さとおいしさのバランスが取れた1台。機能が充実した使いやすいエスプレッソマシンがほしい人は要チェックです。


良い点:
  • カス受けの容量が多く、自動内部洗浄機能を搭載
  • 粒度・濃度・湯温・抽出量の調節ができ、味わいにこだわる人に向いている
  • 抽出したエスプレッソはバランスのよい味わいに
気になる点:
  • 稼動音は74.4dBで大きめ

【3位】ディナミカ ミルクタンク付(デロンギ・ジャパン)

おすすめスコア:4.47(2025/11/28時点)

最安価格:259,900円(2025/11/28時点)

味わい調節機能が豊富。初心者でも手軽に抽出できる

デロンギ・ジャパンの「DeLonghi ディナミカ 全自動コーヒーマシン ECAM35055B」は、とにかく手軽さを重視する人におすすめです。比較した商品のなかでも、使いやすさはトップクラス。給水タンクは前面から簡単に取り外しができるうえ、ボタン1つでエスプレッソもカフェラテも作れます。ミルクタンクつきで、完全オートでミルクメニューを楽しめるでしょう。一方、稼動音は76dBで、ほかの商品と同様に大きめです。抽出したエスプレッソは大きな雑味は感じないものの渋みがあり、やや水っぽい味わいでした。試飲したバリスタからは「キリッとした果実味を思わせるような甘さ」「後味は苦味が長く残る」との声が。とはいえ、豆の粒度・湯温・抽出量・濃度の調節ができ、自分好みに細かく合わせやすいでしょう。カプチーノやラテマキアートなど、10種類の豊富なメニューを楽しめることも魅力。電源のオンオフで自動で内部洗浄が行われるので、手入れがしやすいといえます。カス受けの容量は抽出20回分と多く、洗浄用ブラシも付属しています。ただし、ミルクメニューに使用するパーツが5つと多く、毎日洗うのに手間がかかることはネック。フィルターバスケットの洗浄が可能なので、長期で使用する場合も衛生的に使用できるでしょう。カフェラテはクリーミーな口当たり。バリスタから「ややコーヒーの味わいが強く、ミルクの甘さを感じにくい」とのコメントがあったものの、味わいのバランスはほどよく調和しています。カフェラテの泡の量は3段階で調節でき、フロス調節つまみでミルクの温度も好みに変更可能です。ミルクタンクつきのためカフェラテやカプチーノなどのミルクメニューを簡単に作成でき、味わい調節機能が豊富なエスプレッソマシン。初心者で手軽さを重視する人は選択肢のひとつとなるでしょう。


良い点:
  • ボタン1つでエスプレッソもカフェラテも作れる
  • 豆の粒度・湯温・抽出量・濃度の調節が可能
  • 自動内部洗浄機能があり、カス受けの容量が大きい
気になる点:
  • 稼動音は76dBと大きめ
  • ミルクメニューに使用するパーツが多く、毎日洗うのに手間がかかる

【4位】マグニフィカS 全自動コーヒーマシン(デロンギ・ジャパン)

おすすめスコア:4.46(2025/11/28時点)

最安価格:77,555円(2025/11/28時点)

雑味が少なくエスプレッソの甘さや風味を楽しめる。味わい調節機能も充実

イタリア発の家電ブランドデロンギ・ジャパンが展開する全自動コーヒーマシン「マグニフィカS 全自動コーヒーマシン ECAM23120BN」。シリーズのなかでも操作性に優れ、家庭でも本格的な味わいを楽しめるモデルです。エスプレッソのおいしさは、バリスタから「雑味がほとんどなく甘さや風味が楽しめた」「甘さは杏仁のようでしっかり感じられた」という声があり、雑味が少なく甘みが際立つすっきりとした味わいが特徴。カフェラテのおいしさは「ミルクの甘さを強く感じられミルキーな印象」「なめらかできめ細やかなミルクフォーム」と評価され、甘さとクリーミーさを両立したラテが作れる点が好評でした。エスプレッソをボタン1つで抽出でき、給水タンクも前面から取り外せるため使いやすさも良好。ただし、ミルクスチームは別で行う必要があります。手入れのしやすさは、カス受けの容量が抽出20回分と大きく、頻繁に捨てる必要がありません。自動内部洗浄機能搭載で、洗浄用ブラシが付属しており細かい部分まで掃除しやすいでしょう。ミルの分解洗浄はできない一方、抽出ユニットが洗浄可能で長期的なメンテナンス性も良好です。味わい調節機能は、豆の量や粒度、抽出量、泡の量まで細かく設定でき、好みに合わせた一杯が楽しめるでしょう。抽出音は71.4dBと大きめで、静音性を重視する人には気になる可能性がありますが、ある程度の動作音を許容できる人なら問題ないレベルです。雑味のない甘さのエスプレッソや、甘くミルキーなラテを手軽に楽しみたい人、本格的な味わい調節と使いやすさを重視する人に向いています。


良い点:
  • 雑味が少なく甘さを楽しめる
  • ミルクの甘さときめ細かな泡立ち
  • 給水タンクが前面取り外しで給水しやすい
気になる点:
  • 抽出音は71.4dBでやや大きい
  • ミルを分解して洗浄できない

【5位】マグニフィカS 全自動コーヒーマシン(デロンギ・ジャパン)

おすすめスコア:4.45(2025/11/28時点)

最安価格:59,500円(2025/11/28時点)

お手頃価格で細かな味わいの調節ができる。メニューは3種類

デロンギ・ジャパンの「DeLonghi マグニフィカS 全自動コーヒーマシン ECAM22112B」は、細かな味わいの調節ができる、お手頃価格のエスプレッソマシンがほしい人におすすめです。比較したほかの商品よりも安価で、予算を抑えたい人に向いています。粒度・湯温・抽出量・濃度の調節、カフェラテの泡の量やミルクの温度調節が可能。自分好みの味わいに細かく調整できるでしょう。ただしメニューは少なく、3種類のみ対応しています。抽出したエスプレッソはなめらかで飲みごたえがあるものの、粉っぽさや雑味を感じました。試飲したバリスタからは、「甘さは感じるが苦味や酸味にかき消されている」「渋みが後味に強く残る」とのコメントが。冷めるごとに苦味が際立ち、味わいのバランスは取れていない印象です。自動内部洗浄機能を搭載し、手入れのしやすさは高評価。便利な清掃用のブラシがついており、カス受けの容量は抽出20回分と多いので頻繁に捨てる必要がありません。排水トレーのパーツは4つ、ミルクフォーマーのパーツは2つと少なく、毎日の洗浄の手間は少ないでしょう。フィルターバスケットの洗浄ができるので、衛生的に使い続けられるでしょう。給水タンクは前面から取り外せるので、給水がしやすいことも魅力。エスプレッソはボタン1つで抽出できますが、ミルクはスチームノズルから別でスチームする必要があります。稼動音は74.2dBで、ほかの商品と同じく静かとはいえません。カフェラテはミルクの甘さとコーヒーの味わいがほどよいバランスで、バリスタから「非常においしい」と好印象でした。ミルクの甘さを強く感じる味わいですが、液体とフォームの一体感に欠けた点は惜しいところ。価格で選びたい人の選択肢のひとつとなるでしょう。


良い点:
  • 粒度・湯温・抽出量・濃度の調節ができ、自分好みにできる
  • 自動内部洗浄機能を搭載し、ブラシ付きでお手入れしやすい
  • 比較したほかの商品よりも安価で購入できる
気になる点:
  • 稼動音は74.2dBで大きい
  • メニューは3種類のみと少ない

【6位】リヴェリア(デロンギ・ジャパン)

おすすめスコア:4.38(2025/11/28時点)

最安価格:188,000円(2025/11/28時点)

ミルクとエスプレッソのバランスに優れたラテが魅力。手入れもしやすい

イタリア発の家電ブランドデロンギ・ジャパンが展開する全自動コーヒーマシン「DeLonghi リヴェリア EXAM44035B」。シリーズのなかでも多彩なカスタマイズ性と洗練されたデザインが特徴のモデルです。エスプレッソのおいしさは、バリスタから「やや渋さがあるものの、コーヒー豆本来の甘さや風味を楽しめる」という声があり、適度な苦味のなかに甘さや酸味が調和した味わいが特徴でした。カフェラテのおいしさは「ミルクとエスプレッソのバランスを保った一体感がある」と高く評価され、ミルクとエスプレッソのハーモニーを重視する人にも納得のいく仕上がりでした。エスプレッソの抽出には2回以上ボタン操作が必要で、ミルクスチームは別で行う必要がありました。給水タンクは前面から取り外せるため吸水しやすい仕様。手入れのしやすさは、カス受けの容量が抽出10回分と頻繁に捨てる必要がなく、自動内部洗浄機能も搭載されているため日々の手入れが簡単でした。長期的なメンテナンス性においては、ミルの洗浄も行えないものの、抽出ユニットは洗浄可能で清潔に保てるでしょう。味わい調節機能は、豆の量や粒度・抽出温度・抽出量・泡の厚さまで細かく設定でき、選べるメニューも豊富。抽出音は67.5dBで、許容範囲といえるでしょう。エスプレッソの甘さと酸味のバランスや、フォームミルクのなめらかさを重視する人、多彩な調節で自分好みの味わいを追求したい人におすすめです。


良い点:
  • エスプレッソは甘さと酸味が調和した味わい
  • ラテはミルクとエスプレッソのバランスを保った一体感がある
  • 給水タンク前面取り外しで給水しやすい
気になる点:
  • 抽出時のボタン操作が2回以上必要
  • ミルクスチームが別操作でやや手間
  • ミルの洗浄ができない

【7位】GAGGIA 全自動コーヒーマシン(フジ産業)

おすすめスコア:4.17(2025/11/28時点)

最安価格:203,980円(2025/11/28時点)

ミルクタンクとスチームノズル付き。パーツの数は多め

フジ産業の「GAGGIA 全自動コーヒーマシン SUP 038G」は、とにかく簡単にミルクメニューを作れるエスプレッソマシンがほしい人におすすめです。ミルクタンクをセットすれば、ボタン1つでエスプレッソもカフェラテも抽出可能。スチームノズルつきでラテアートも楽しめますよ。ただし、上部のフタを開ける必要があるため、給水しにくいことはネック。稼動音は73.1dBで、ほかの商品と同じく大きめです。抽出したエスプレッソは渋みが気になり、おいしさの評価は伸び悩みました。試飲したバリスタからは「甘さは感じるがシャープな酸味に負けている」との声があり、水っぽく風味を感じにくいことが気になりました。エスプレッソとしては物足りない仕上がりです。一方、6種類のメニューが選べることは魅力。粒度・湯温・抽出量・濃度の調節が可能なので、細かくアレンジできるでしょう。カス受けの容量は抽出15回分と多く、自動内部洗浄機能搭載でお手入れしやすいといえます。毎日洗浄が必要な排水トレーのパーツは3つと少ないものの、ミルクメニューに使うパーツは7つと多め。洗う手間がかかることは難点です。フィルターバスケットの洗浄が可能なので、長期的なメンテナンスはしやすいでしょう。カフェラテにしてもミルクフォームが粗く、ボソボソとした舌触りに。バリスタから「甘さは感じられるものの味わいに深みがなく、コーヒーの苦味を強く感じる」との声が挙がりました。奥深さに欠ける淡白な味わいで、おいしさは物足りません。ミルクの温度は調節できませんが、泡の量は3段階で調節できます。ミルクタンクとスチームノズルを備えたエスプレッソマシン。おいしさにこだわりたい人にはあまり向いていませんが、簡単にミルクメニューを作りたい人は選択肢のひとつとなるでしょう。


良い点:
  • ミルクタンクとスチームノズルの両方を備えている
  • ボタン1つでエスプレッソもカフェラテも抽出可能
  • 粒度・湯温・抽出量・濃度の細かな調節ができる
気になる点:
  • 抽出したエスプレッソは渋みが気になり、風味を感じにくい
  • ミルクフォームが粗く、ボソボソとした舌触り
  • パーツの数が多めで、手入れに手間がかかる

【8位】マグニフィカ イーヴォ(デロンギ・ジャパン)

おすすめスコア:4.17(2025/11/28時点)

最安価格:111,000円(2025/11/28時点)

ビター感が強めの味わい。ラテの甘さを求める人には不向き

イタリア発の家電ブランドデロンギ・ジャパンが展開する全自動コーヒーマシン「DeLonghi マグニフィカ イーヴォ ECAM29064XB」。独自の自動ミルク泡立て技術で、好みのラテが作りやすい点が特徴です。エスプレッソのおいしさは、「甘さは感じられるがビターが強くてマスクされている」「ざらつきがあり、後味に渋さが残る」という評価に。カフェラテのおいしさは「ミルクの甘さはあまり感じない」「泡があらく口当たりが悪い」などの声があり、エスプレッソの渋みが前面に出る味わいでした。使いやすさにおいては、ミルクスチームは別で行う必要がありますが、エスプレッソをボタン1つで抽出でき、給水タンクも前面から取り外せる点が便利。手入れのしやすさは、カス受けの容量が抽出15回分と大きく自動内部洗浄にも対応していますが、ミルクフォーマーや排水トレーの洗浄パーツ数は多め。ミルの洗浄はできないものの、抽出ユニットは洗浄可能で長期的なメンテナンス性は良好です。味わい調節機能は、豆の濃度や粒度・お湯の温度・抽出量・泡の厚さまで細かく設定でき、自分好みの一杯に仕上げられる点が特徴。抽出音は74.3dBとやや大きく、早朝・深夜に使用する場合には気になる可能性があります。ビター感が際立つ味わいで、ラテの甘さを求める人はほかの商品を検討するほうがよいでしょう。


良い点:
  • ビター感と渋みが際立つ味わい
  • 豆の濃度や泡の厚みなど、調節機能が豊富
  • 給水タンクが前面取り外しで吸水しやすい
気になる点:
  • 抽出音は74.3dBでやや大きい
  • ミルクフォームがあらく甘さも弱い
  • ミルの洗浄ができない

【9位】Besana(フジ産業)

おすすめスコア:4.03(2025/11/28時点)

最安価格:55,555円(2025/11/28時点)

丸いフォルムがかわいい。パーツが少なくお手入れ簡単

フジ産業の「GAGGIA BESANA HD8651」は、丸いフォルムが好みの人の選択肢のひとつとなるでしょう。かわいい見た目とお手入れしやすい設計が魅力。毎日洗浄が必要なミルクフォーマーのパーツは2つ、排水トレーは2つと少なく、手間がかからないことが利点です。カス受けの容量は抽出8回分と少なめですが、便利な自動内部洗浄機能も搭載。フィルターバスケットの洗浄ができ、長期的に使っても清潔を保ちやすいでしょう。一方、抽出したエスプレッソは渋みが強く、おいしさはいまひとつ。雑味があり苦味や甘さは感じにくく、試飲したバリスタからは「サラサラとしており、エスプレッソとしては物足りない」との声が挙がりました。豆の粒度や抽出量を変えて味わいの調節ができるものの、湯温や濃度の変更は不可。メニューは3種類と少ないのもネックです。給水タンクはやや引っかかるものの前面から取り外し可能で、給水しやすいことは魅力。しかし、エスプレッソはボタン1つで抽出できまずが、ミルクは別でスチームする必要があります。稼動音はほかの商品と同様に、77.9dBと大きめです。ミルクの舌触りがボソボソしており口当たりが水っぽく、カフェラテのおいしさも伸び悩みました。試飲したバリスタからは「ミルクの甘味があるが、後半に水っぽさを感じる」との指摘が。コーヒーの苦味とミルクの甘味が調和しているものの、味わいは物足りません。ただし、スチームノズルを使って泡の量を変えたり、ミルクの温度を調節したりしてアレンジできる点はメリットといえます。おいしいドリンクを作りたい人には向いていませんが、手入れのしやすさや使いやすさを重視したい人の選択肢のひとつとなるでしょう。


良い点:
  • 丸いフォルムで見た目がかわいい
  • 毎日洗浄が必要なパーツが少なく、お手入れしやすい
気になる点:
  • エスプレッソやカフェラテのおいしさは物足りない
  • 稼動音は77.9dBと大きめ
  • メニューは3種類と少なく、湯温や濃度の調節ができない

【10位】ENA4(ブルーマチックジャパン)

おすすめスコア:3.93(2025/11/28時点)

最安価格:128,700円(2025/11/28時点)

ミルクメニューは作れず。雑味のないエスプレッソは味わえる

ブルーマチックジャパンの「JURA ENA4 15407」は、雑味がなくおいしいエスプレッソが抽出できる商品です。口に含むとなめらかでやや水っぽい質感がありましたが、試飲したバリスタから「コーヒー本来の風味をはっきりと感じた」「大きな雑味もなく甘さを感じられた」と好印象でした。バランスのよい飲みやすい味わいが魅力です。カス受けの容量は抽出10回分と十分な容量があり、自動内部洗浄機能もついており、手入れのしやすさは高評価。ミルクフォーム機能がなく、排水トレーのパーツは3つと少ないので、毎日洗浄しやすいでしょう。一方、フィルターバスケットとミルの洗浄ができず、長期的に使いたい人にはやや不向きな印象です。給水は上部から行う必要があります。エスプレッソはボタン1つで抽出できるものの、スチームノズルがついておらず、カフェラテなどのミルクメニューが作れないこともネックです。ミルクメニューを楽しみたい人はほかの商品をチェックしてください。また、ほかの商品と同様に、稼動音は72.5dBと大きめです。豆の粒度・濃度・抽出量を変更できますが、お湯の温度は調節できません。また、メニューはエスプレッソのみで、シングル・ダブルの2種類しか選べないことは難点。マシンの価格も高額なので、機能が豊富なほかの商品も検討してみてくださいね。


良い点:
  • エスプレッソは雑味がなく、バランスのよい飲みやすい味わい
  • パーツが少なくお手入れしやすい
気になる点:
  • スチームノズルがついておらず、ミルクメニューは作れない
  • メニューはシングル・ダブルの2種類しか選べない
  • 稼動音は72.5dBと大きめ

監修者:小池美枝子(バリスタ/バリスタトレーナー)

ガイド:相野谷大輔(バリスタ・焙煎士/マイベスト キッチン・食品担当 )


※ 監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。マイベストが独自に検証を行ったうえで、ランキング化しています。

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