ヨーグルトはもちろん、甘酒や塩麹なども作れるヨーグルトメーカー。牛乳パックで作れる商品を選べば、消毒の手間が少ないうえ一度にたくさん作れるので、調理の回数が減らせてより便利です。しかし、アイリスオーヤマ・ビタントニオなどさまざまなメーカーやブランドから販売されているため、どれを選べばよいか迷いますよね。
今回は、各メーカーの最新商品や売れ筋上位から人気のヨーグルトメーカー12商品を集め、5個のポイントで比較して徹底検証。おすすめのヨーグルトメーカーをランキング形式でご紹介します。マイベストが定義するベストなヨーグルトメーカーは「誰でも失敗なくヨーグルトが作れて、ほかの発酵食品の調理もできる商品」。徹底検証してわかったヨーグルトメーカーの本当の選び方も解説しますので、ぜひ購入の際の参考にしてください。
マイベストではベストなヨーグルトメーカーを「誰でも失敗なくヨーグルトが作れて、ほかの発酵食品の調理もできる商品」と定義。ベストな商品を探すために、人気メーカーの最新商品やAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋上位のヨーグルトメーカー12商品を集め、以下の5個のポイントで徹底検証しました。検証①:ヨーグルトの仕上がり検証②:作りやすさ検証③:汎用性の高さ検証④:レシピの豊富さ検証⑤:温度の正確性
おすすめスコア:5.0(2025/11/29時点)
最安価格:7,260円(2025/11/29時点)
はじめてのヨーグルトメーカーならコレ!対応レシピが豊富
三栄コーポレーションの「Vitantonio ヨーグルトメーカー VYG-60」は、ヨーグルトメーカーをはじめて買う人におすすめです。オートメニューボタンが3種類あり、温度と時間を設定すれば、ワンボタンで呼び出し可能。プレーンヨーグルト・塩麹・甘酒がボタン1つで作れました。実際に作ったヨーグルトは、サラッとした口当たりに。少し柔らかめですがきちんと固まり、食べ慣れたプレーンヨーグルトの食感でした。作りやすさでも高評価を獲得しました。1Lの牛乳パックをそのまま使え、使いやすく工夫された付属品が魅力。スプーンは28cmと長めで、持ち手付近が牛乳パックの内側に触れません。牛乳パックの上部にすっぽりはめて閉じられるフタや、ギリシャヨーグルトが作れる水切りフィルターも付属。発酵が終わると音で知らせる通知機能も搭載しており、これ1台でスムーズにヨーグルトを作れるでしょう。設定できる温度は25〜70℃と広範囲。99時間まで設定でき、長時間発酵が必要なレシピにも対応します。低温度で作るカスピ海ヨーグルト・飲むヨーグルトをはじめ、甘酒・塩麴・温泉卵も調理可能。65℃以上に設定すれば、サラダチキンやローストビーフにも挑戦できますよ。シロップやフルーツビネガーなど35種類が掲載されたレシピブックも付属しており、飽きずに楽しめそうです。初心者も気軽においしいヨーグルトが作れ、ヨーグルト以外のレシピも多い本商品。ヨーグルトメーカーを探している人に真っ先におすすめしたい1台です。
おすすめスコア:4.77(2025/11/29時点)
最安価格:6,050円(2025/11/29時点)
汎用性が高いものがほしい人におすすめ。デザインもかわいい
ラドンナの「Toffy ヨーグルトメーカー K-YM1」は、かわいいデザインで汎用性が高いヨーグルトメーカーがほしい人におすすめ。Toffyらしいキュートな色味で、キッチンに置いても生活感が出にくいでしょう。牛乳パックでも専用容器でもヨーグルトが作れて、手軽に量産できます。1Lの牛乳パックでも内側に触れずに混ぜられる27cmのスプーンが付属しているため、別途用意する手間もかかりません。出来上がり時にはブザーが鳴るので、目を離していても完成のタイミングがわかることもメリットです。温度設定の上限は低温調理ができる65℃、下限は天然酵母も作れる25℃。モード設定も可能で、ヨーグルト・甘酒・納豆・飲むヨーグルト・サラダチキンは、選択するだけで温度と時間を自動で調節します。ヨーグルトのほか、温泉卵やチャーシューなど、汎用的に調理に使えるレシピを取扱説明書に掲載。Webサイトには、取扱説明書に掲載されているものも含めて11種類のレシピが載っています。幅広いジャンルのレシピに挑戦できるでしょう。仕上がりも申し分なく、食べ慣れたプレーンヨーグルトに近い硬さになりました。出来上がりはややサラッとしていますが、冷やす時間を伸ばせば好みの硬さに調整できるでしょう。かわいいデザインながら、牛乳パックのまま手軽に作れて汎用性も高いため、ヨーグルトメーカー選びで迷っている人の有力候補になる1台です。
おすすめスコア:4.62(2025/11/28時点)
最安価格:4,730円(2025/11/28時点)
価格を抑えたい人に!レシピはWebでも見られ、機能は十分
アイリスオーヤマの「アイリスプラザ 【専用容器付き】ヨーグルトメーカー 自動メニュー7種 IYM-016-W」は、少しでも価格を抑えたい人におすすめ。価格は上位商品よりも安価ながら、性能は上位商品並みにそろっているのがポイントです。ヨーグルトの仕上がりは満足できる出来栄え。いつも食べているプレーンヨーグルトに近い硬さで、硬すぎずやわらかすぎません。きちんと固まっていて失敗したとは感じませんでした。1Lの牛乳パックで手軽に作れるため、専用容器を消毒する手間はなし。牛乳パック用クリップ・スプーン・ギリシャヨーグルト用の水切りフィルターもありました。完成後は音で通知。付属のスプーンが26cmとやや短めだったのは惜しいですが、作りやすさは申し分ありませんでした。温度設定は25〜65℃と広く、48時間までの時間設定も可能。カスピ海ヨーグルトや天然酵母といったレシピに対応しました。7種類の自動メニューがあり、ヨーグルト以外にも、塩麹・甘酒・サラダチキンなどが作れます。付属のレシピブックには33レシピ掲載され、Webでも確認可能です。価格を抑えつつ十分な性能を備えた、コストパフォーマンスの高い1台。初心者でも失敗知らずで作れるうえにレシピも豊富で、使い勝手も悪くありません。価格重視の人はぜひ検討してください。
おすすめスコア:4.6(2025/11/29時点)
最安価格:4,980円(2025/11/29時点)
伸縮性のあるフタが特徴。収納しやすく、多様なレシピに対応
タキスタージャパンの「ヨーグルトメーカー」は、コンパクトに収納したい人におすすめです。伸び縮みするフタを採用し、使用時のみフタを伸ばす設計。使わないときは棚の中にもしまえるため、キッチン収納が広くない人でも使いやすいでしょう。完成したヨーグルトはクリーミーな味わいに。食感は少し柔らかめですが、普段食べているプレーンヨーグルトに近い仕上がりでした。専用容器を使わなくても、1Lの牛乳パックで作れることもメリット。パックの口を閉じる牛乳パック用クリップも付属していました。スライド式でクリップが少し硬いうえ、付属のスプーンが24cmとやや短く牛乳パックの内側に触れやすいのは気になります。発酵が終わっても音声は流れないので、放置しすぎには注意しましょう。温度は25〜69℃まで幅広く設定でき、低温調理・カスピ海ヨーグルト・飲むヨーグルト・天然酵母まで作れます。長時間発酵にも対応し、99時間まで設定できました。レシピブックにはヨーグルト類・麹類・甘酒・豆板醤・サラダチキン・温泉卵・果実酒など、17種類のレシピを掲載。多様なジャンルに挑戦でき、料理好きな人でも満足できそうです。簡単においしいヨーグルトが作れ、レシピも豊富。収納時は小さくまとまるので、保管場所が限られている人でも取り入れやすいですよ。フタとクリップの扱いには慣れが必要ですが、それを差し引いても魅力的な商品でしょう。
おすすめスコア:4.58(2025/11/29時点)
最安価格:4,690円(2025/11/29時点)
ヨーグルトも料理も楽しみたい人におすすめ!デザインもよし
SDMの「dadaz ヨーグルトメーカー」は、デザインのよさを重視する人におすすめです。家電らしくない茶色でクラシカルなデザインが特徴的。レシピブックには多様な料理が掲載されていました。温度は25〜70℃まで幅広く設定でき、設定時間も最長99時間まで対応。ヨーグルト以外にもさまざまな発酵食品や低温調理が作れます。掲載レシピ数は12種類と多くはないものの、塩麹・醤油麹・西京味噌・カッテージチーズ・ローストビーフ・果実酢・果実シロップなど、ジャンルを問わずレシピが掲載されていました。肝心なヨーグルトの仕上がりも高評価。実際に試食すると、クリーミー感が強い、やや柔らかめのプレーンヨーグルトといった仕上がりでした。失敗することなくきちんと固まったため、慣れていない人でも上手に作れそうです。専用容器が2つ付属しますが、1Lの牛乳パックでも調理可能。スプーン・牛乳パック用クリップも付属し、別途用意する必要はありませんでした。クリップがスライド式で硬いことや、スプーンが牛乳パックの内側に触れやすい長さだったことは惜しい点。発酵が終わっても音声が鳴らないため、放置しすぎないようにしてください。ヨーグルトだけでなく、さまざまな発酵食品や低温調理を手軽に楽しめる本商品。レシピ数はやや少ないものの、料理の幅は広く様々なシーンで活躍しそうです。多くの料理で活用したい人は、ぜひ検討してください。
おすすめスコア:4.57(2025/11/28時点)
最安価格:2,750円(2025/11/28時点)
お試しで買うならコレ。挑戦しやすい価格で、使い勝手もよい
アイリスオーヤマの「ヨーグルトメーカー IYM-014」は、お試しでヨーグルトメーカーを使いたい人におすすめ。5,000円を下回る手頃な価格ながら、1Lの牛乳パックがそのまま使えて付属品も充実していました。安価ながらヨーグルトの仕上がりは高評価に。やや柔らかめですが、いつも食べているプレーンヨーグルトに近い硬さです。ドロドロに溶けることもなく、きちんと固まっていました。1Lの牛乳パックが使えて、専用容器を消毒する手間を省けることもメリット。ヨーグルトを量産してストックできます。付属のクリップで、牛乳パックの口を上から簡単に閉じられることも便利。短めながらスプーンも付属しています。プレーンヨーグルトはボタン1つで調理を始められ、発酵完了は音で知らせてくれました。温度設定は25〜65℃まで対応し、最長48時間まで設定できます。低温調理にも使えるうえ、カスピ海ヨーグルト・飲むヨーグルト・天然酵母なども作れる汎用性の高さが魅力です。作ったヨーグルトを使ったアレンジレシピのほか、塩麹・甘酒・天然酵母・水キムチなどの23レシピがWebサイトに掲載されていました。手頃な価格と使い勝手のよさを両立した、ヨーグルトメーカー初心者にもおすすめしたい1台です。
おすすめスコア:4.49(2025/11/29時点)
最安価格:5,495円(2025/11/29時点)
汎用性が高く、料理の幅が広がる。牛乳パックは500mL限定
三栄コーポレーションの「Vitantonio 発酵メーカー VEM-10」は、ヨーグルト以外のレシピも楽しみたい人におすすめ。さまざまなジャンルのレシピが数多く掲載されているため、出番が格段に増えるでしょう。設定温度は25〜65℃、最長48時間まで設定可能。カスピ海ヨーグルト・飲むヨーグルト・天然酵母の仕上がりのよさも期待できそうです。基本的なヨーグルトはもちろん、バリエーション豊かなレシピも魅力。発酵バター・煮豚・チキンロール・砂肝のコンフィ・いちごシロップなど、取扱説明書と別冊のレシピブックに多数掲載されていました。完成したヨーグルトを試食したところ、ほかのヨーグルトメーカーと比べると少し柔らかめに感じました。とはいえ、いつも食べているプレーンヨーグルトと大差はなく、絶妙な硬さといえます。専用容器が2つあり、作った容器でそのまま保存できるのがポイント。牛乳パックは500mLでしか作れませんが、専用のスプーンやクリップが付属しているので手間はかかりませんでした。発酵が終われば音が鳴るため、気づかないうちに発酵しすぎる心配は少ないでしょう。豊富なレシピと汎用性の高さが魅力。ヨーグルト作り以外の用途でも使いたい人は、ぜひ候補に入れてくださいね。
おすすめスコア:4.36(2025/11/29時点)
最安価格:7,000円(2025/11/29時点)
500mLの牛乳パックでそのまま作れる。幅広い調理に対応
BRUNOの「コンパクト発酵メーカー」は、食べ切りやすい量のヨーグルトを作りたい人におすすめです。500mLの牛乳パックでそのままヨーグルトが作れるので、一人暮らしの人でも消費するのに困らないでしょう。水切りカップ付きなので水切りヨーグルトも作れますよ。汎用性の高さもメリット。25~80℃の温度設定が可能なので、ヨーグルトだけでなく温度管理が難しい鶏ハムや温泉卵、ローストビーフなど幅広い料理が簡単に作れます。最長48時間まで設定できるため、ヨーグルトメーカーで作りたい料理の大半は作れるでしょう。取扱説明書とWebサイトには合わせて25種類ものレシピが掲載されており、発酵食品のアレンジレシピが多数あります。塩麹や白味噌、豚肉のコンフィ・プリンなど、ジャンルも超えてさまざまなレシピに挑戦できますよ。ヨーグルトの仕上がりも申し分ありません。普段食べているプレーンヨーグルトに近い硬さで、きちんと固まっていました。ナチュラルなカラー展開でおしゃれな見た目の家電がほしい人にもおすすめ。コンパクトサイズなので1Lの牛乳パックではそのまま作れませんが、一人暮らしの人にはぴったりのヨーグルトメーカーです。
おすすめスコア:4.29(2025/11/28時点)
最安価格:4,048円(2025/11/28時点)
レシピの多さを求めないなら候補に。フタを縮めて小さく収納
小泉成器の「KOIZUMI ヨーグルトメーカー KYG-0800」は、コンパクトに収納したい人や、料理初心者におすすめ。1Lの牛乳パックで作れるうえ、フタが伸び縮みするので収納時はコンパクトにできました。実際に作ったヨーグルトの仕上がりもよく、少し柔らかめながら食べ慣れたプレーンヨーグルトに近い硬さです。1Lの牛乳パックをそのまま使用でき、手軽にヨーグルトを量産できます。専用容器を消毒する手間もありません。ただし、慣れるまで本体のフタと付属のスライド式クリップが使いにくいと感じることも。スプーンも短めで、混ぜようとすると容器の中に触れてしまいそうでした。70℃まで対応しているので、低温調理を含む幅広い料理が可能です。下限は25℃で、カスピ海ヨーグルト・天然酵母なども作れます。自動メニューが6種類あり、ヨーグルト以外にも塩麹や甘酒も作れます。とはいえサラダチキンや果汁シロップなど多様なジャンルを作れる商品と比べると、レシピが充実しているとはいえませんでした。ヨーグルトの仕上がりがよく温度設定の幅も広いものの、レシピの少なさはマイナスポイント。とはいえ料理初心者でアレンジレシピをあまり作らない人や、コンパクトに収納できる点を重視する人なら候補に入るでしょう。
おすすめスコア:4.22(2025/11/28時点)
最安価格:12,870円(2025/11/28時点)
豊富なメニューに挑戦したい料理上級者に。99ページのレシピ付き
タニカ電器の「TANICA ヨーグルティアS YS-02W」は、さまざまな調理に活用したい料理上級者におすすめ。直近で使用した3回分の履歴を呼び出せる機能が備わっているので、自分好みの設定をメモしておく必要がありません。毎日の料理に使いたい人も時短できるでしょう。出来上がったヨーグルトは、いつも食べているプレーンヨーグルトに近い硬さ。硬すぎずやわらかすぎず、失敗していると感じることはありませんでした。一方で、牛乳パックで作れないため、専用容器の消毒が必要です。とはいえ、専用容器と付属のスプーンは電子レンジで消毒できて手軽。温泉卵を作るための付属品もついていました。発酵完了時には音声が流れ、家事の合間に作りたい人にもぴったりです。25~70℃に設定可能なので、幅広い料理が作れます。正確性も高く、25℃では約7.4時間、65℃では約5.1時間、設定温度の±2℃を保ちました。低温調理など、細かい温度設定によって仕上がりが変わってしまうような調理も失敗しにくいでしょう。また、99ページの別冊レシピブックが付属し、ヨーグルトだけでなく塩麹や豆乳、甘酒・納豆・サワークリームなど内容が充実していました。温度管理の正確さとレシピの豊富さが魅力。料理上級者で汎用的に使用したい人は要チェックです。
監修者:ほりえさちこ(料理家・栄養士・フードコーディネーター)
ガイド:田丸大暉(Hiroki Tamaru)(家電製品アドバイザー・家電製品エンジニア・元家電メーカー販売員/マイベスト 白物家電担当)
※ 監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。マイベストが独自に検証を行ったうえで、ランキング化しています。

