電動モップは最小限の労力で、フローリングのべたつきや皮脂汚れ、ペットの毛などをしっかり除去できる家事の強い味方です。しかし、回転式・振動式などの種類があるうえ、重さ・コードレス仕様・水噴射機能の有無など選ぶポイントが多く、どれを購入するべきか迷う人も多いのではないでしょうか。
今回は、各メーカーの最新商品や売れ筋上位から人気の電動モップ12商品を集め、2個のポイントで比較して徹底検証。選び方とともに、おすすめの電動モップをランキング形式でご紹介します。マイベストが定義するベストな電動モップは「しっかり汚れを落とせて、操作がしやすい商品」。ぜひ購入の際の参考にしてください。
マイベストではベストな電動モップを「しっかり汚れを落とせて、操作がしやすい商品」と定義。ベストな商品を探すために、人気メーカーの最新商品やAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋上位の電動モップ12商品を集め、以下の2個のポイントで徹底検証しました。検証①:清掃力の高さ検証②:操作のしやすさ
おすすめスコア:4.65(2025/12/16時点)
最安価格:9,100円(2025/12/16時点)
ベタつき汚れをしっかり除去。スイスイ進んで疲れにくい
フュージョンマーケティングの「orage 回転モップクリーナー M300」は1分間に最大270回転するモップが汚れをキャッチすると謳う商品です。軽量設計のコードレスタイプで、モップパッドは洗濯機で丸洗いが可能。フローリングやカーペット、畳に対応し、水噴射機能も搭載されています。かき氷シロップを塗り広げて乾かしたフローリングに使用すると、3往復するだけでベタついた汚れをほとんど除去できました。小麦粉汚れは少し残りましたが、糖分をしっかり拭き取れることから十分な清掃力といえるでしょう。操作もしやすく、モニターから「力を入れなくてもスイスイと自動で前に進む」「片手で長時間使っても疲れにくい」と好評でした。本体の大きさ・重さを指摘する声はあったものの、方向転換がしやすいことからスムーズに扱えますよ。清掃力操作性を兼ね備え、頑固な汚れをしっかり取り除きたい人・掃除で疲れやすい人向きな商品といえます。この機会にぜひ検討してみてください。
おすすめスコア:4.56(2025/12/17時点)
最安価格:15,880円(2025/12/17時点)
やや重いが清掃力はトップクラス。パッドの自動洗浄も可能
CLEANHOME「コードレス回転モップクリーナー」は、付属の収納スタンドによる自動洗浄・脱水に対応した商品です。1分間に200回転すると謳っており、4時間のフル充電で30〜60分の連続使用が可能。フローリング・ウッドカーペット・タイル・大理石・畳などの床材に対応し、水噴射機能も搭載されています。清掃力は非常に高く、ベタつき汚れや粉汚れをほぼ完璧に除去できました。かき氷シロップを塗り広げて乾かしたフローリングに3往復すると、汚れがほぼ残らない状態に。粉類も99%近くを取り除けました。実際に操作したモニターからは「モップ部分が安定していて負担が少ない」「直進時に力がいらない」と好印象。やや重いため方向転換時に力がいる・蛇行しやすいといった指摘が一部あったものの、扱いに慣れれば清掃力が高く便利な商品といえるでしょう。ベタつきや細かい汚れまでしっかり取り除く性能を備えているので、とくに清掃力を重視する人に向いています。パッドを洗う手間を省きたい人もぜひ検討してみてください。
おすすめスコア:4.53(2025/12/17時点)
最安価格:5,980円(2025/12/17時点)
ベタつきをしっかり除去!細かい汚れまで拭き取れて操作もしやすい
リソウジャパンの「電動モップクリーナー RS-031-BG」は、1分間に約280回転すると謳う商品です。持ち手を短くできる2way式で、階段や窓掃除にも使いやすい点を魅力として掲げています。前面にLEDライトを搭載している点も特徴。フローリング・カーペット・畳・網戸などにも利用可能です。清掃力は非常に高く、特にベタつき汚れの拭き取りにおいて性能を発揮しました。かき氷シロップを塗り広げて乾かしたフローリングで3往復すると、99%以上の汚れを除去。粉汚れも95%以上取り除けていたので、日常的な汚れをしっかり清掃できるでしょう。操作性は、モニターから「本体が非常に軽い」「腰への負担が少ない」と好評でした。床との密着感が強く、思ったとおりに動かすのが難しいといった指摘は一部あったものの、自動でスイスイ進む点は魅力といえます。ベタつきや細かい汚れをきれいに取り除く清掃力を持ち、操作性にも優れた商品です。電動モップ選びに迷っているなら、候補に入れてみてください。
おすすめスコア:4.41(2025/12/17時点)
最安価格:7,153円(2025/12/17時点)
ベタつき汚れをしっかり除去。細かい粉汚れは少し残る可能性も
GOBOTの「電動モップ」は、1分間に最大200回転すると謳う自立式の商品です。150mLのタンクを備え、持ち手のボタンでスプレー噴射が可能。乾拭き・水拭きに加えて、ワックスがけ・ダニ対策にも対応しています。かき氷シロップを塗り広げて乾かしたフローリングに使用すると、98%以上の汚れを除去できました。ベタつき汚れをラクにきれいにしたい人にとって魅力的な商品といえます。小麦粉汚れの除去率は約87%と少し残りましたが、総じて清掃力に期待できるでしょう。操作性もよく、「力を入れずともスイスイ進む」「少し手首をひねれば先端がスムーズに回転して小回りがきく」とモニターから好評でした。本体のコンパクトさを評価する声も多く、扱いやすさ重視の人にとっても候補になります。清掃力・操作性を兼ね備えているので、ラクに床拭き掃除をしたいならぜひ検討してみてください。食べこぼしなど細かな汚れまできれいにしたいなら、小麦粉汚れの除去率が高かったほかの商品も候補に入れるとよいでしょう。
おすすめスコア:4.34(2025/12/17時点)
最安価格:8,990円(2025/12/17時点)
ベタつき汚れをしっかり除去できた。操作感は評価が分かれた
シー・シー・ピーの「回転モップクリーナー neo+ TZJ-MA221-WH」は回転スピードを2段階に切り替えられる点が特徴。強モードでは1分あたり150回転、標準モードでは1分あたり100回転する仕組みです。持ち手を短くすれば、ハンディタイプとしても使用可能。カーペット・畳・網戸などに対応しています。ベタつき汚れの拭き取り能力が非常に高く、フローリングに塗り広げて乾かしたかき氷シロップを99%以上も除去できました。小麦粉汚れは少し残ったものの、清掃力に期待できます。実際に操作したモニターからは「力を入れなくても簡単に進む」「狭い隙間にもラクに入れられた」と好評でした。なかには「少し重く引っかかる感じ」「動きがやや重い」といった指摘もありましたが、比較的扱いやすい商品といえるでしょう。ややモップと床との摩擦感が気になるものの、清掃力は比較したなかでもトップクラスです。家中を掃除できる電動モップを探しているなら検討してみてください。
おすすめスコア:4.31(2025/12/16時点)
最安価格:22,000円(2025/12/16時点)
清掃力は非常に優秀。本体の重さ・方向転換のしづらさがネック
SharkNinja「Shark STEAM & SCRUB 回転スチームモップ S8201JWH」は、高温スチームと回転パッドにより頑固な汚れを落とすと謳う商品です。スチームパワーにより水だけで清潔さを保ちやすいことから、子どもやペットのいる家庭でも使いやすい点を魅力として掲げています。検証では、清掃力の高さが際立ちました。フローリングに塗り広げて乾かしたかき氷シロップを、99%以上取り除くことに成功。小麦粉汚れも97%以上拭き取れたので、頑固な汚れも効率よく落とせる商品といえるでしょう。一方で、本体重量が3.5kgと重いのはネックです。方向転換や片手操作では負担を感じやすく、モニターから「腕に負担を感じた」「思った方向に進みにくい」といった声が集まりました。操作のしやすさを重視する場合は、ほかの商品を候補に入れたほうがよいでしょう。清掃力は高いので、キッチンやダイニングなどの汚れをしっかり取り除きたいなら候補に入れるのもありです。
おすすめスコア:4.25(2025/12/16時点)
最安価格:8,651円(2025/12/16時点)
床の汚れをしっかり除去できたが、操作は負担を感じることも
「電動フロアワイパー SWD-B-W」は、アイリスオーヤマから販売されているコードレス電動フロアワイパーシリーズの振動強化モデルです。足元のボタンを踏むことで標準・強のモード切替が可能。標準モードでは1分あたり1,000回、強モードでは1分あたり1,500回振動し、シリーズ最高の汚れ落ち性能を備えていると謳っています。清掃力の検証では、特にベタつき汚れにおいて能力を発揮。フローリングに塗り広げて乾かしたかき氷シロップを99%以上取り除けました。粉汚れは少し残ったものの、清掃力に十分期待できる商品といえます。一方で、モップの進みにくさはネックです。回転式と異なり自走しないため、モニターからは「モップの進みが悪く、かなり力を入れないと進まなかった」「片手で操縦すると腕や肩が疲れる」といった声があがりました。短時間の掃除をメインに考えているなら候補になりますが、長時間・広い範囲に使用する場合は体に負担を感じる可能性があるので、ほかを検討しましょう。
おすすめスコア:4.15(2025/12/17時点)
最安価格:5,480円(2025/12/17時点)
清掃力も操作性も大きな欠点はないが、決め手に欠ける結果に
サンワサプライの「電動モップ 200-CD050」は、軽い力でらくらく拭き掃除ができると謳う商品です。柄は2cmピッチで14段階の長さ調整が可能。フル充電には3.5時間かかり、連続60分使用できます。本体は自立式で、1kgの軽量設計です。清掃力は比較的高く、かき氷シロップを塗り広げて乾かしたフローリングで3往復すると96%以上の汚れを取り除けました。粉汚れは少し残ったものの、日常的な汚れを取り除く性能をもった商品といえるでしょう。モップが小ぶりで、小回りがききやすい点もメリットです。モニターからは「自由に動かせた」「細かい場所を掃除しやすかった」と好評でした。ただし、モップ自体の進むスピードが遅いといった指摘もあったので、早く動かしたい場合は使いづらく感じるかもしれません。清掃力・操作性ともに目立って高いわけではないものの、掃除の手間を軽減したいなら候補に入れるのもよいでしょう。使いやすさにこだわるなら、ほかの商品も検討してみてください。
おすすめスコア:3.98(2025/12/17時点)
最安価格:8,208円(2025/12/17時点)
ローラー式でどんどん進む。清掃力は糖分も粉汚れもあと一歩
アズマの「ウォーターサイクリーナー LT-WCC25A」は、マイクロファイバーモップローラーが1分あたり400回転することで水拭き掃除を行う商品です。浄水タンクから自動で水を供給し、汚水は別タンクに回収する仕組みを採用。1度の充電で約25分間の連続稼動が可能です。清掃力の検証では、あと一歩の結果に。かき氷シロップを塗り広げて乾かした糖分汚れ・小麦粉を撒いた粉汚れのどちらも、汚れの除去率が95%に届きませんでした。ある程度の汚れは取り除けるものの、清掃力にこだわるなら物足りなく感じる可能性があります。操作性を確かめたモニターからは「ほとんど力を入れずに進めた」「小回りがきいた」と好印象。ただし、モップが自走する動きが早いので「家具にぶつけてしまった」「前進以外の動きが難しい」といった指摘もありました。軽い力でスムーズに動くモップを探しているなら候補になりますが、自分のペースでじっくり掃除したい・清掃力重視で選びたいといった場合はほかの商品を検討するとよいでしょう。
おすすめスコア:3.93(2025/12/17時点)
最安価格:19,800円(2025/12/17時点)
力を入れずに進む操作性の高さが魅力。清掃力はいまひとつ
プラマイゼロの「±0 コードレス電動モップ XJM-H020」は、レック「激落ちくん」からの許可を得て誕生した床掃除用電動モップです。乾拭きと水拭きに対応し、約370mLの水タンクを内蔵。柄の長さは4段階に調節でき、充電時間は約3時間です。検証では、かき氷シロップを塗り広げて乾かしたベタつき汚れは約95%取り除けましたが、小麦粉汚れの除去率が約82%にとどまりました。ほぼ完全に粉汚れを拭き取れた商品もあったことを思うと、清掃力に物足りなさを感じる可能性があります。操作性をチェックしたモニターからは「ほぼ力を入れなくてもスイスイと進む」「思いどおりの方向に動かせる」と好評でした。ただし、カチカチと段階的に角度が変わることから、操作しづらく感じた人も。狭い場所を掃除することが多いなら、ほかの商品も候補に入れるとよいでしょう。総合してみると、操作性は比較的よいものの特筆するほどではなく、清掃力もあと一歩であることから、おすすめとまではいえません。ランキングでより上位だった商品をチェックしてみてください。
ガイド:市山佳乃(マイベスト 暮らしと趣味の商材担当)

