安い完全ワイヤレスイヤホンとは、1万円以下で購入できるコードレスで左右が独立したBluetoothイヤホンのこと。なかには高価格帯の商品と遜色ない高音質を楽しめるものもあります。Earfun・Anker・Xiaomi・JBL・SONYなど多くのメーカーから販売されているうえ、Bluetooth規格やノイズキャンセリング機能の有無など特徴はさまざま。音質と機能性が高く、コスパのよい商品はどれか迷いますよね。
今回は、各メーカーの最新モデルや売れ筋上位商品から人気の安い完全ワイヤレスイヤホン21商品を集め、6個のポイントで比較して徹底検証。選び方とともに、おすすめの安い完全ワイヤレスイヤホンをランキング形式でご紹介します。マイベストが定義するベストな安い完全ワイヤレスイヤホンは「安価ながら値段以上の音質で使い勝手の良い多機能な商品」。徹底検証してわかった安い完全ワイヤレスイヤホンの本当の選び方も解説しますので、ぜひ購入の際の参考にしてください。
マイベストではベストな安い完全ワイヤレスイヤホンを「安価ながら値段以上の音質で使い勝手の良い多機能な商品」と定義。ベストな商品を探すために、人気メーカーの最新商品やAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋上位の安い完全ワイヤレスイヤホン21商品を集め、以下の6個のポイントで徹底検証しました。検証①:音質検証②:使いやすさ検証③:連続再生時間検証④:防水性能の高さ検証⑤:マイク性能検証⑥:ノイズキャンセリング性能
おすすめスコア:4.77(2025/12/04時点)
最安価格:9,992円(2025/12/04時点)
音質も機能性も妥協したくない人に!安くても高クオリティ
EarFun Technologyの「EarFun Air Pro 4 TW600」は、1万円以下で高品質なイヤホンを探している人におすすめです。安いワイヤレスイヤホンにありがちな不足感がなく、しっかりとしたクオリティ。音質や使い勝手のよさが高水準で、長時間使用しても快適に音楽を楽しめます。価格を抑えつつ、音質や機能にはこだわりたいという人にぴったりです。全体的にタイトで、表現の幅もあるサウンドが秀逸。芯と響きのある低音はクリアで聴きやすく、ちょうどよい量感です。中音はハリと輪郭があり、ボーカルや楽器が埋もれず自然に聴こえました。高音にもう少し余韻がほしいところですが、一定の芯があり聴きやすい印象です。定位感も十分で、安定したサウンドを楽しめるでしょう。着脱検知・アプリを通じた音のパーソナライズ機能も搭載するなど、低価格帯では珍しい機能が豊富です。ノイキャン機能があり、外音取り込みにも対応。ゲーム時に音と映像がズレにくい低遅延モードや、2台同時接続できるマルチポイント機能もあって便利です。防水性能はIPX5で、小雨くらいなら問題ありません。マイクの性能はノイズがあると女声がこもりがちで気になりましたが、男声は聞き取りやすい音声でした。ノイズなしでは男女どちらも声の輪郭がはっきりとしています。連続再生時間の長さも、イヤホン単体で11時間と優秀。ケース込みなら52時間も使えるので、通勤や通学時だけでなく、仕事などで1日中使いたい人も頻繁に充電する手間を省けます。ノイズキャンセリング性能を検証したところ、瞬発的なクラップ音を21dBカットし、立ち上がりの速い音をしっかりと抑えられました。電車の走行音のほか、ざわざわとした音やベルの音もある程度は抑えられており、悪くない性能です。街中や駅のホームなど、騒がしい場所でも音楽に没頭できますよ。1万円以下でありながら音質や機能性が高く、非常にコスパに優れた完全ワイヤレスイヤホン。予算をそこまでかけたくない人にとっては、まさにお買い得といってよいでしょう。
おすすめスコア:4.68(2025/12/04時点)
最安価格:7,879円(2025/12/04時点)
低音重視の音楽ジャンルと好相性。高いノイキャン性能も魅力
Ankerの「Soundcore P40i A3955N11」は、クオリティを妥協せずにノイズキャンセリング機能を求める人におすすめです。迫力のある低音で、音楽の臨場感や厚みも感じられるのが特徴。とくにロックやヒップホップなど、低音を活かした音楽をよく聴く人に向いています。低音の輪郭と響きがよく、とにかく前に出るような音作りが印象的。中音は低音に埋もれがちですが、厚みがあり、ボーカルの表現はパワフルです。高音はシャリ感が強めながら、おおむねクリアでした。全体的に低音優位とはいえ、基本的な音質が良好かつライブ感もあり、さまざまな音楽ジャンルに対応できます。マルチポイント・低遅延モード・外音取り込みなど、快適に楽しむための機能性も十分です。イコライザーは、簡易的な20個に加えてマルチバンドタイプも搭載しており、好みの音を追求できます。防水性能はIPX5で、汗や小雨程度なら問題なし。マイク性能も良好で、ややノイズにかき消される部分はありましたが、スムーズに声を届けられます。連続再生時間が長いのもうれしいポイント。イヤホン単体で12時間・ケース込みなら60時間も使用可能です。1日中使える長さなので、外出先でも充電切れを気にせず使えるでしょう。安い価格帯ながら、ノイズキャンセリング性能が高い点は大きな魅力です。検証では、電車内で気になりやすい低い走行音を20.5dBもカット。瞬発的なクラップ音やざわざわ音もしっかりと抑え、低域から高域までまんべんなく雑音をカットできました。外出先でも静かな環境で音楽を楽しみたい人にぴったりです。価格は8,000円前後と、検証したほかのモデルに比べてやや高め。しかし、安さを優先せず、音質や機能を妥協したくない人にとっては魅力の多い商品。使いやすさと安定した性能を兼ね備えた、コストパフォーマンスのよい完全ワイヤレスイヤホンがほしい人は、ぜひ候補に加えてくださいね。
おすすめスコア:4.58(2025/12/04時点)
最安価格:7,800円(2025/12/04時点)
音質に妥協なし。フィット感を高めるコンパクトなデザイン
JVCケンウッドの「Victor ワイヤレスイヤホン HA-A30T2-B」は、音質を重視しつつ、低価格で高品質なイヤホンを探している人におすすめ。非常にコンパクトで、イヤホン全体が耳に収まりやすく、耳の小さい人でも快適です。フィット感を重視する人や、イヤホンが落ちやすいと感じている人にもよいでしょう。音は全体的に太くまっすぐ鳴り、とくにボーカルがクリアに前に出る、中音の丁寧な音作りが特徴です。低音は自然に響きつつも量感は過不足なく、中低音の厚みがボーカルを支えているのも印象的でした。高音は中低音に押され気味でしたが、輪郭と厚みで量感は確保しています。音場は狭いものの定位がよく、臨場感も堪能できそうです。マルチポイント・低遅延モードを搭載しているほか、自分好みに細かく調整できるカスタマイズ性も魅力。アプリのUIがシンプルで使いやすく、イコライザー・ノイズキャンセリング・外音取り込み機能などの切り替えも簡単です。防水性能はIPX4で、日常使いには十分でしょう。一方、マイク性能はいまひとつで、ノイズが強い場所だとやや聞き取りにくい印象です。イヤホン単体で11時間・ケース込みで27時間と、バッテリーも長持ちします。単体でも長時間のテレワークや勉強などに対応できる長さなので、ケースを忘れても1日中使い続けられますよ。ノイズキャンセリング性能も悪くありません。検証ではクラップ音を23.30dBカットし、立ち上がりが速い音の低減にも強さを発揮。低い音などカットしきれない音もありましたが、幅広い音域をおおむねカットできていました。音楽を流してしまえば、周囲の雑音を気にせず集中できるでしょう。1万円を切る価格帯で、音質・機能・フィット感すべてにおいて安定感とクオリティを実現しているのは強みです。音質に妥協せず、バランスの取れた音を楽しみたい人も満足させるワイヤレスイヤホンといえます。
おすすめスコア:4.54(2025/12/04時点)
最安価格:7,008円(2025/12/04時点)
クリアな音で長時間でも聴き疲れなし。ジャンルレスに使える
ハーマンインターナショナルの「JBL Wave Buds 2 JBLWBUDS2BLK」は、クリアでバランスの取れた音質を重視する人や、長時間快適に使いたい人におすすめ。音がすっきりしていて、長時間使っても聴き疲れしません。ポップス・ロック・クラシックなど、ジャンルを問わず幅広い音楽にマッチします。低音はアタック感や広がりが物足りないものの、輪郭寄りのクリアなチューニングです。中音も丁寧に鳴り、声の輪郭やコーラスとのバランスが取れていました。高音はハリがありつつ抑揚や余韻も表現。音場は広くありませんが、音が左右に伸びる感じがあります。どの音域もしっかりと聴き取れ、音質に敏感な人も不満はないでしょう。快適に音楽を楽しむための機能性も十分。マルチポイント・低遅延モードのほか、ノイキャン機能を搭載し、外音取り込みにも対応しています。イコライザーの選択肢が多いので、音をカスタマイズして楽しめるでしょう。防水性能はIP54で、小雨なら耐えられます。マイクはノイズリダクション機能が強すぎ、男女ともに声をノイズとして認識してしまい聞こえなかったのは惜しい点です。イヤホン単体で10時間と連続再生時間が長く、長時間音楽を楽しみたい人にぴったり。ケース込みで40時間使用できるため、通勤・仕事中・外出時など、長い時間イヤホンを使用するシチュエーションにも対応できます。ノイズキャンセリング性能もおおむね良好。検証では、ざわざわ音は抑えきれませんでしたが、電車の低い走行音を20dB近くもカットしました。通勤・通学の電車内でも、ほどよく雑音をカットして音楽に没頭できます。モニターライクではなく、リスニング向けのバランスが取れたワイヤレスイヤホンです。ケースにはフタがないので、イヤホンの取り出しがスムーズ。コンパクトに使えますが、フタがない分外れやすかったり、経年により劣化しやすかったりする点には注意しましょう。
おすすめスコア:4.51(2025/12/04時点)
最安価格:8,030円(2025/12/04時点)
スタイリッシュで耳が疲れにくいデザイン。音域も高バランス
ハーマンインターナショナルの「JBL Wave Beam 2 JBLWBEAM2BLK」は、音質やノイズキャンセリング性能にこだわりつつ、デザインの好みで選びたい人におすすめ。同メーカーの「Wave Buds 2」と音質や機能はほぼ同じですが、コンパクトにまとまったWaveBuds 2に対し、スタイリッシュな「うどんタイプ」の筐体が特徴です。低音は小気味よく鳴り、他帯域と好バランスで共存しています。中音は解像度が高く、ボーカルの表現力も十分。輪郭のある高音はクリアで伸びやかな印象です。やや定位感に欠ける部分はあるものの、広がりも感じられるクオリティに仕上がっており、価格を抑えつつ音質を重視したい人に向いています。マルチポイント・低遅延モード・外音取り込み機能など、便利な機能をひと通り搭載。4つの簡易的なイコライザーと自由調節タイプを搭載し、ジャンルに合わせて細かく調整できます。防水性能はIP54と日常使いには困りません。一方、マイク使用時の通話品質はおおむね良好でしたが、ノイズがある環境ではノイズリダクション機能が効きすぎてしまい、男女の声はどちらも聞こえない結果に。静かな部屋で通話をする分には気になりませんが、外出先で通話をすると声が聞こえづらくなってしまうでしょう。イヤホン単体で10時間・ケース込みで40時間と、連続再生時間も十分な長さです。耳が疲れにくいデザインに加えて、優れたバッテリー性能を持っており、とくに長時間イヤホンを使用する場面が多い人におすすめです。ノイズキャンセリング性能も安定感があります。検証では、電車の走行音のほか、瞬発的なクラップ音やざわざわ音もしっかりカットできました。音楽を流せば気になる外部音をさらに遮断しやすく、通勤や外出先でも快適に使えます。デザインやフィット感は違いますが、Beam 2とWave Buds 2は、音質のクオリティに大きな差はありません。どちらのデザインが自分に合っているかで選んで問題ないでしょう。
おすすめスコア:4.44(2025/12/04時点)
最安価格:5,990円(2025/12/04時点)
6,000円以下でノイキャンも搭載。バッテリー持ちもよい
Ankerの「Soundcore P30i A3959N11」は、コスパを重視しつつ、基本的な機能や音質を妥協したくない人におすすめ。クリアな音質で使いやすいのに加え、バッテリーの持ちがよいのも魅力のワイヤレスイヤホンです。バランスのよい音で、基本的に歪んだりこもったりすることはありません。高音はややのっぺりとしていますが、低音は前に出るような量感があり、中音も全体的に自然なサウンド。音場が狭く、楽曲によっては若干物足りなさを感じることがあるものの、音楽を軽く楽しみたい人には十分な音質です。ノイキャンや外音取り込みのほか、マルチポイント機能を搭載。上位モデルのようなペアリングアシストや低遅延モードは非搭載ながら、カスタマイズ性もあり、大きな使いにくさはないでしょう。防水性能はIP54で、多少の汗や雨なら耐えられます。マイクは声がクリアに聞こえ、ノイズもある程度低減されていました。イヤホン単体で10時間・ケース込みで45時間と、バッテリーの持ちがよい点もメリットです。通勤・通学時の使用がメインなら週に一度の充電でも使えるほど。頻繁に充電しなくても済むので、忙しい社会人や学生には便利です。安くて長時間使えるワイヤレスイヤホンがほしい人にもよいでしょう。ノイズキャンセリング性能も、通勤や通学に十分なレベルでした。検証では幅広い音域の雑音を抑え、がやがやとうるさい環境でも、音楽にしっかりと集中できるノイキャン性能を発揮しています。6,000円を切る価格からすると、ノイズキャンセリングや外音取り込み機能が使えるのは大きな魅力。細かい部分で使いづらさを感じるかもしれませんが、それを超えてコストパフォーマンスがよいワイヤレスイヤホンといえそうです。
おすすめスコア:4.4(2025/12/04時点)
最安価格:6,160円(2025/12/04時点)
ノイキャン不要なら候補に。防水性能が高く、水濡れにも強い
プレシードジャパンの「AVIOT TE-D01gs TE-D01gs-BK」は、ノイズキャンセリング機能が不要で、長時間使用できるイヤホンを探している人におすすめです。防水性能がIPX7と高く、水に濡れても壊れにくいのが特徴。水没しても耐えられる防水性を持つため、スポーツやワークアウト時にも使用可能な、高い耐久性を求める人にもよさそうです。低音は輪郭や厚みがあり、ほかの帯域を邪魔しないちょうどよい量感でした。中音はやや詰まり感がありつつ、声の抑揚や細かな表現を再現。高音も伸びやかさには欠けるものの、埋もれずしっかり鳴っていた印象です。音場の狭さゆえに音数が多いとごちゃつく点は気になりましたが、全体的にバランスの取れたしっかりしたサウンドが楽しめます。シンプルながら、実用的な機能性です。マルチポイント機能や低遅延モードはありませんが、外音取り込みは可能。イコライザーはプリセット6つと自由調節型を備え、自分好みの音を追求できるでしょう。しかし、マイク性能はいまひとつで、環境によってはノイズが気になる可能性があります。ノイズキャンセリング機能が搭載されていないのでバッテリー持ちが非常によく、イヤホン単体で10時間・ケース込みで50時間も使用可能。長時間音楽を聴きたい人や、頻繁に充電する手間を省きたい人には便利です。ノイキャン機能が必要ない場合、バッテリー性能だけでも十分魅力を感じるでしょう。特別な機能はありませんが、シンプルで使いやすいモデルを探している人にとってはコスパに優れた完全ワイヤレスイヤホンです。ノイズキャンセリング機能がない分価格が抑えられており、バッテリー時間と耐久性を重視する人にはおすすめできます。
おすすめスコア:4.39(2025/12/04時点)
最安価格:2,480円(2025/12/04時点)
音質がよく、アプリによる音質調整やノイキャン機能も便利
Xiaomiの「Redmi Buds 6 Lite BHR8653GL」は、コスパを重視する人で、ある程度の音質や機能性を求める人におすすめです。2,480円という驚きの安さでありながら、日常使いには十分な音質。機能も充実しており、安くて使いやすいワイヤレスイヤホンがほしい人にとっては、非常にお得感があります。細かいディテールの表現がやや苦手ですが、全体的に音のバランスは取れていました。リアルで厚みがある低音や、余韻や響きも楽しめる中音は魅力。高音の量感もよく、楽曲のよさを再現できる立体感もあります。音はこもったり極端にひずんだりすることがなく、とくにこだわりがなければ問題なく使えるクオリティです。ノイキャンや外音取り込みのほか、アプリ対応による音質調整など、この価格帯では珍しい機能がそろっています。マルチポイントと低遅延モードはありませんが、安さを考えれば充実の機能性です。防水性能は、汗や小雨なら耐えられるIP54。マイク性能も良好で、男女ともに声が聞き取りやすく、周囲の雑音も低減できていました。連続再生時間が単体で7時間・ケース込みで38時間と、日常的に使うには十分なバッテリー性能です。単体だと終日使うにはやや物足りないものの、AirPodsのような高価格帯の製品と比較しても遜色ありません。ノイズキャンセリング性能も悪くなく、電車の走行音をある程度低減できました。ざわざわとした音が気になりやすいカフェなどでも、サウンドに没頭できるでしょう。万が一紛失しても再度購入しやすい、3,000円を切る価格は魅力的。とくに、安価でよいものを探している人にとって、かなりコスパに優れた選択肢といえそうです。
おすすめスコア:4.35(2025/12/04時点)
最安価格:5,999円(2025/12/04時点)
BAドライバーで高音を堪能。ゲーム対応の低遅延モード搭載
Donnerの「ワイヤレスイヤホン」は、音質の調整や機能性にこだわりがあり、コスパに優れた完全ワイヤレスイヤホンを探している人におすすめ。価格は5,000円以下ですが、高音域を楽しめるBA(バランスドアーマチュア)ドライバーの搭載は特筆すべきポイントです。低音は聴きやすい音で、輪郭・厚み・アタック感のバランスが取れています。中音は歪みがなく声の抑揚表現は得意な印象。高音が強調されているため、シャリシャリ感が気になる場合もありますが、好きな人にはぴったりです。音場は左右上下に広がりがあり、BAドライバーの表現力も活かされていました。ノイキャンや外音取り込み機能により、環境に合わせた使用が可能。イコライザーで音質を微調整できるほか、ゲームに対応した低遅延モードを搭載し、音ズレを気にせずプレイできる点も魅力です。防水性能はIPX4と、日常使いには十分でしょう。一方、マイク性能は低く、周囲がうるさい環境だとノイズが気になりそうです。イヤホン単体でもバッテリーが8時間持ち、ケース込みだと32時間使えます。ケーブルによる充電なしでも、勉強や仕事で終日使用できて便利です。ノイズキャンセリング性能の検証では、クラップ音など立ち上がりの速い音や、車内放送のような音もしっかりとカットできました。電車の低い走行音は、上位商品ほどカットできませんでしたが、音楽を流せば周囲の音を遮断して集中できるでしょう。イヤーピースが5サイズ用意されており、耳に合わせやすい点も好印象。低価格帯でありながらBAドライバーの特性を活かした高音域を楽しめるので、音質の調整を楽しみたい人には魅力的なイヤホンです。
おすすめスコア:4.31(2025/12/04時点)
最安価格:6,990円(2025/12/04時点)
小さく耳にフィットしやすい。マイクでの通話品質も良好
Ankerの「Soundcore A30i A3958N11」は、コンパクトで使いやすいイヤホンを探している人や、マイク性能を重視する人におすすめです。イヤホン本体が小さく、耳にフィットしやすいデザイン。Ankerの製品だけあってマイク性能が優れており、通話品質を重視する人にとっても魅力的なイヤホンです。音は少し厚みに欠ける印象ですが、その分非常に聴きやすく、バランスも取れています。低音には輪郭があり、芯のある中音で楽器や声も埋もれていません。高音は音数が増えてもしっかり共存していて伸びやか。長時間のリスニングでも耳への負担が少なく、気軽に音楽やポッドキャストを楽しみたい人に向いています。アプリ経由の音質調整やイコライザー設定ができ、音の調整も簡単です。全体的に使いやすいインターフェースで、音質にこだわる人には便利。ノイキャン・外音取り込み・マルチポイントなど、利便性が高い機能も充実しています。防水性能はIP54を装備し、小雨にも対応可能です。マイク性能は申し分なく、通話でしっかりとした音声を届けられました。一方、連続再生時間の長さはいまひとつの結果に。ケース込みだと24時間使用できますが、イヤホン単体では7時間しか使用できません。仕事や勉強で終日使いたい人には物足りない可能性があります。ノイズキャンセリング性能も悪くなく、上位商品に及ばないものの、検証ではさまざまな雑音を一定レベル低減できました。音楽を流せば周囲の音はそれほど気にならないでしょう。ケースがリップスティック型で非常にコンパクト。ポーチや小さなバッグにもすっきり収納できます。イヤホン自体が小さいこともあり、耳の小さい人や快適なフィット感を求める人にもおすすめです。
監修者:沖田純之介(サウンドデザイナー)
ガイド:原豪士(Goshi Hara)(元オーディオ専門販売員/マイベストオーディオ・ビジュアル機器担当)
※ 監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。マイベストが独自に検証を行ったうえで、ランキング化しています。

