iPhone内の写真やデータの移行に便利なiPhone対応USBメモリ。iPhoneの容量不足に困っている人におすすめです。しかし、容量や転送速度がそれぞれ違ったり、エレコムやサンワサプライなど多くのメーカーから販売されていたりするため、どれを選べばいいのか迷いますよね。
今回は、各メーカーの最新商品や売れ筋上位から人気のiPhone対応USBメモリ13商品を集め、5個のポイントで比較して徹底検証。選び方とともに、おすすめのiPhone対応USBメモリをランキング形式でご紹介します。マイベストが定義するベストなiPhone対応USBメモリは「iPhoneの容量不足を快適かつ簡単に解消できる商品」。ぜひ購入の際の参考にしてください。
マイベストではベストなiPhone対応USBメモリを「iPhoneの容量不足を快適かつ簡単に解消できる商品」と定義。ベストな商品を探すために、人気メーカーの最新商品やAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋上位のiPhone対応USBメモリ13商品を集め、以下の3個のポイントで徹底検証しました。具体的な検証は以下のとおりです。検証①:転送速度の速さ検証②:転送精度の高さ検証③:使い勝手のよさ
おすすめスコア:4.85(2025/12/02時点)
最安価格:3,190円(2025/12/02時点)
高速転送と高い信頼性。操作もシンプルで扱いやすい
Samsungが展開する「USBメモリ」は、韓国発の大手ブランドによるiPhone対応USBメモリ。防水・耐衝撃・耐磁・耐温度・耐X線の機能を備え、シリーズ内でも携帯性と耐久性に配慮されたモデルとして展開されています。比較的手に取りやすい価格帯で、日常使いにも適しているでしょう。読み込み速度は平均401.20MB/s、書き込み速度は平均65.56MB/sと安定しており、特に大容量の画像や動画を扱うシーンで高いパフォーマンスを発揮。約5GBの転送では、USBメモリからiPhoneが平均15.78秒、iPhoneからUSBメモリが平均89.45秒という結果でした。速度に加え、検証で使用したどのファイル形式でもデータの破損や拡張子の変換が発生しなかったため、画像や動画の保存なら問題なく扱えるといえます。使い勝手の面でも、アプリのインストールが不要でiPhoneそのままのUIで使用できるため、スマホ操作が不慣れな人でも直感的に扱えるでしょう。転送精度・操作性の両面で配慮された商品といえます。扱いやすく信頼性の高いUSBメモリ。iPhoneで大量の画像や動画を扱う人、アプリの導入に抵抗がある人、あるいはスマホ操作に不安がある人にとっておすすめの商品です。
おすすめスコア:4.76(2025/12/02時点)
最安価格:3,055円(2025/12/02時点)
読み込み速度が高速。転送精度と操作性も優秀
アイ・オー・データ機器が展開する「USBメモリー U3C-STD128G/S」は、日本のパソコン周辺機器メーカーによるiPhone対応USBメモリです。Type-A端子とType-C端子搭載で幅広い機種に対応しており、シリーズ内でも互換性と実用性を重視したモデルとして展開されています。約3,000円と手に取りやすい価格も魅力です。読み込み速度は平均156.74MB/s、書き込み速度は平均48.91MB/sと安定しており、約5GBの実測転送ではUSBメモリからiPhoneが平均34.90秒、iPhoneからUSBメモリが平均144.01秒という結果でした。とくに読み込み速度は高速で、大容量の画像や動画を短時間で転送したい場合にも活躍が期待できます。さらに、PNG・JPG・HEICの画像ファイル各20枚×3回、MOV・HEVCの動画ファイル各5本×3回の転送試験でも、すべてのファイルで転送ミスや拡張子の変換は一切発生しませんでした。転送精度が求められる写真や動画のバックアップ用途でも、信頼して使える商品といえます。アプリのインストールが不要で、iPhoneそのままの感覚で直感的に操作できるでしょう。スマホ操作が不慣れな人や初心者でも扱いやすく、幅広い層にとって選びやすいUSBメモリです。
おすすめスコア:4.75(2025/12/02時点)
最安価格:2,580円(2025/12/02時点)
高速転送と高精度を両立。アプリ不要で初心者でも扱いやすい
サンワサプライが展開する「600-3USCA16G」は、日本のパソコン周辺機器メーカーによるiPhone対応USBメモリ。Type-AとType-Cの両端子を搭載したモデルで、シリーズ内でも対応機器の幅広さと手軽さに優れた商品です。読み込み速度は平均131.62MB/s、書き込み速度は平均71.73MB/sと安定しており、約5GBの実測転送ではUSBメモリからiPhoneが平均42.52秒、iPhoneからUSBメモリが平均156.69秒という結果でした。読み込み・書き込みの両面でスムーズな転送ができ、大容量データを頻繁に移動させる場合にも待ち時間が少ないといえます。さらに、PNG・JPG・HEICの各画像ファイル20枚を3回、MOV・HEVCの各動画ファイル5本を3回ずつ転送する検証でも、すべての形式で転送失敗や拡張子の変換は一度も発生しませんでした。高精度な転送性能が求められる場面でも信頼して使える商品です。アプリのインストールが不要で、iPhoneそのままのUIで直感的に操作できます。スマホ操作が不慣れな人でも扱いやすく、はじめてUSBメモリを使う人にも適した設計といえるでしょう。
おすすめスコア:4.61(2025/12/02時点)
最安価格:1,496円(2025/12/02時点)
iPhoneと高相性。直感操作で転送ミスの心配もなし
台湾に本社を構えるTranscend Informationが展開する「JetFlash 790C」は、Type-C端子を搭載したiPhone対応のUSBメモリです。シリーズのなかでもiPhoneとの互換性に配慮されたモデルで、比較的手に取りやすい価格帯の商品といえます。転送精度と使い勝手の評価が高く、画像や動画を含む各種ファイル形式の転送でも一切のミスがなく、拡張子の変換も発生しませんでした。専用アプリのインストールも不要で、スマホ操作が不慣れな人でも直感的に扱いやすい仕様です。転送速度については、読み込みが平均104.10MB/s、書き込みが平均43.00MB/sと日常用途には十分な水準でしたが、約5GBファイルの転送時間はUSBメモリからiPhoneが平均54.46秒、iPhoneからUSBメモリが平均197.19秒という結果でした。とくに書き込み側はやや時間がかかるため、大容量のデータを頻繁にやり取りする場合は注意が必要です。ファイル形式の維持やアプリレス操作など、直感的に操作できます。スマホ操作が不慣れな人にとって、有力な選択肢といえるでしょう。
おすすめスコア:4.59(2025/12/02時点)
最安価格:6,090円(2025/12/02時点)
高精度でミスがない転送。はじめてでも直感操作で使える
SanDiskは、米国のウエスタンデジタル社が展開するストレージブランド。「フラッシュドライブ」は、iPhone対応のUSBメモリシリーズのなかでも、直感的な操作性と対応力の高さが特徴のモデルです。転送精度が高く、PNG・JPG・HEICなどの画像形式やMOV・HEVC形式の動画ファイルでも転送失敗は一切ありませんでした。拡張子の変換も発生しないことから、ファイルの整合性を重視する人にも適しています。また、専用アプリはあるものの、アプリのインストールなしでも利用でき、スマホ操作に慣れていない人でも直感的に使えるでしょう。転送速度の検証では、読み込みが平均91.67MB/s、書き込みが平均34.00MB/sという結果で、読み込みに関しては十分に速い水準といえます。約5GBのファイルをUSBメモリからiPhoneへ転送する実測では平均約60.61秒、iPhoneからUSBメモリは平均約173.65秒と、全体として待ち時間の少ない転送性能を備えていました。しかし、書き込み速度はやや低めで、大量のファイルをUSB側に移す際には、少し時間がかかる可能性があります。データの正確な転送と扱いやすさを両立していました。扱いやすいUSBメモリを探している人にとって、有力な選択肢といえるでしょう。
おすすめスコア:4.52(2025/12/02時点)
最安価格:8,466円(2025/12/02時点)
Lightning・Type-C対応。誰でも使いやすい高精度モデル
日本のPC周辺機器メーカーのエレコムが展開する「Lightningコネクタ搭載USB3.2 Gen1メモリ」は、Lightning端子・Type-C端子・Type-A端子の3種類を搭載。iPhone・iPadからパソコンまで幅広い機器に対応しており、さまざまな端末で使用できるモデルです。読み込み速度は平均39.72MB/s、書き込み速度は平均35.69MB/sで安定しており、約5GBの実測転送ではUSBメモリからiPhoneが平均125.27秒、iPhoneからUSBメモリが平均141.69秒という結果でした。いずれも速度面では控えめですが、日常的なデータ移行であれば待ち時間に大きなストレスを感じることは少ないといえます。PNG・JPG・HEICの各画像形式20枚と、MOV・HEVCの各動画形式5本を3回ずつ転送した検証でも、すべてのファイルで転送ミスや拡張子の変換は発生しませんでした。精度を重視したい人や、写真・動画を確実に保存したい用途にも適しているでしょう。専用アプリはあるものの、アプリなしでも利用でき、iPhoneそのままのUIで直感的に操作できます。スマホ操作に不慣れな人や初心者でも扱いやすく、はじめてUSBメモリを使う人にとっても選びやすいモデルです。
おすすめスコア:4.48(2025/12/02時点)
最安価格:12,403円(2025/12/02時点)
高速転送と簡単操作。HEIC変換には注意が必要
Maktarが展開する「Piconizer4」は、台湾のモバイルアクセサリーブランドによるiPhone対応USBメモリ。スマホに挿すだけでそのままバックアップできる手軽さが特徴で、2022年にグッドデザイン賞を受賞したことのある商品です。読み込み速度は平均92.29MB/s、書き込み速度は平均72.06MB/sと速めですが、約5GBの実測転送ではUSBメモリからiPhoneが平均153.24秒、iPhoneからUSBメモリが平均169.51秒という結果でした。実際の転送にはやや時間がかかる可能性があるといえます。PNG・JPG・MOV・HEVCなどのファイル形式はそのまま移行可能ですが、HEIC形式の画像は、転送時にJPG形式へ自動変換される場合も。元の形式を保持したい場合は、使用するアプリの設定を確認・変更する必要があります。ファイル形式を重視する人は注意が必要です。専用アプリのインストールは必要ですが、日本語表示とイラストによる案内があり、操作は慣れれば快適に行えました。アプリ使用に抵抗がない人には選択肢になるでしょう。
おすすめスコア:4.24(2025/12/02時点)
最安価格:6,280円(2025/12/02時点)
データ転送精度精度が魅力。アプリ操作に抵抗がなければ選択肢に
瑞明建設のiDiskkが展開する「USBメモリ」は、中国・深圳を拠点とするモバイルアクセサリーブランドによるiPhone対応USBメモリです。AppleのMFi認証を取得しており、Lightning端子を搭載しています。読み込み速度は平均86.30MB/s、書き込み速度は平均61.24MB/sとまずまずの速さ。約5GBの実測転送ではUSBメモリからiPhoneが平均271.83秒、iPhoneからUSBメモリが平均290.35秒という結果でした。いずれも大容量ファイルを扱う場合には移行に時間がかかる可能性があります。PNG・JPG・HEICの画像形式やMOV・HEVCの動画形式を使った複数回の検証でも、転送ミスは一切発生せず、拡張子の変換もありませんでした。ファイル形式を維持した正確な受け渡しが可能であるため、大切なデータの管理にも信頼して使えるといえます。転送には専用アプリのインストールが必要ですが、日本語表示に対応しており、イラスト付きのガイドによって慣れれば快適に操作できるといえます。なお、Lightning端子のみの仕様であるため、iPad ProやMacBookなどType-C端子搭載の最新機種には対応していません。アプリ使用に抵抗がない人で、画面の見やすさや操作性を重視する場合には選びやすいモデルです。
おすすめスコア:4.17(2025/12/02時点)
最安価格:5,899円(2025/12/02時点)
読み込み速度は十分。書き込みと端子仕様に注意
JSL JDTDCは、iPhoneやiPad向けの周辺機器を展開するブランドで、「Apple認証USBメモリ」はシンプルな設計が特徴のiPhone対応USBメモリです。日常のデータ管理に活用されることが多いモデルで、ライトユーザー向けの選択肢になるでしょう。転送精度と操作性においては、いずれも満足できる結果に。PNG・JPG・HEICなどの画像や、MOV・HEVC形式の動画ファイルもすべて正常に転送され、拡張子の変換も行われませんでした。また、日本語表示とイラスト付きナビゲーションにより、はじめての人でも操作に迷うことはないでしょう。操作性を重視する人にとっては扱いやすいUSBメモリといえます。一方で、転送速度にはやや課題が見られました。読み込み速度は平均56.31MB/sと十分の速さでしたが、書き込み速度は平均29.46MB/sと遅めでした。約5GBの実測値では、USBメモリからiPhoneが平均219.20秒、iPhoneからUSBメモリが平均386.65秒となっており、大容量ファイルの転送時には時間がかかってしまうでしょう。頻繁なバックアップにはやや不安があるものの、ファイルの正確な転送や操作のわかりやすさを重視する人に適しているモデル。しかし、Lightning端子のiPhoneでのみ使用可能なため、Type-C端子の最新iPhoneやiPadには非対応です。
おすすめスコア:4.16(2025/12/02時点)
最安価格:2,000円(2025/12/02時点)
多端子で使いやすいが速度は控えめ。用途は軽めのデータ向け
Reyuatiは、スマートフォン向けのストレージ製品を展開するブランドで、「iPhone対応USBメモリ」はiPhoneでの使用に特化したUSBメモリです。Lightningに加え、Type-A・Type-C・microUSBの各端子にも対応しており、スマホからパソコン、タブレットまで幅広く使える多端子仕様が魅力。価格も手に取りやすく、汎用性を求める人にも適したモデルです。転送精度と使い勝手のよさでは、いずれも高い評価を得ました。PNG・JPG・HEIC形式の画像や、MOV・HEVC形式の動画ファイルを合計数回にわたり転送しても、一度も失敗はなく、拡張子の変換も発生しませんでした。また、アプリ不要で直感的に操作できる点も魅力です。一方で、転送速度に関してはやや課題がありました。読み込み速度は平均18.85MB/s、書き込み速度は平均19.25MB/sと、速度面で物足りない結果に。約5GBの実測値では、USBメモリからiPhoneが平均257.68秒、iPhoneからUSBメモリが平均338.70秒という結果でした。大量のファイルを一度に扱う用途では、時間がかかる可能性があります。多端子対応で接続機器を問わず使いやすい一方で、転送速度は控えめです。写真や文書など、軽めのファイルを中心に使いたい人には向いているモデルといえます。
監修者:石川ひさよし(PC系専門ライター)
ガイド:八幡康平(元ガジェットメーカー営業/マイベスト 家電・カーバイク用品担当)
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