スターバックス・UCC・ブルーボトルとたくさんのメーカーから販売されているコーヒー豆。しかし、「自分好みの味わいが楽しめるコーヒー豆はどれ?」「よく聞くブランドのコーヒー豆は本当においしいの?」と悩む場面もありますよね。 実はコーヒー豆には味わいのタイプがあり、それを知るだけで簡単に自分に合ったコーヒー豆を選べるようになります。
今回は、各メーカーの最新商品や売れ筋上位から人気のコーヒー豆20商品を集め、2個のポイントで比較して徹底検証。選び方とともに、おすすめのコーヒー豆をランキング形式でご紹介します。マイベストが定義するベストなコーヒー豆は「自分好みの味わいが楽しめるおいしい商品」。ぜひ購入の際の参考にしてください。
マイベストではベストなコーヒー豆を「自分好みの味わいが楽しめるおいしい商品」と定義。ベストな商品を探すために、人気メーカーの最新商品やAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋上位のコーヒー豆20商品を集め、以下の2個のポイントで徹底検証しました。検証①:コーヒーのおいしさ検証②:プロのおすすめ度
おすすめスコア:4.61(2025/12/17時点)
最安価格:2,150円(2025/12/17時点)
フルーティな香りと果実味が魅力。雑味のないなめらかな飲み心地
Blue Bottle Coffeeで最も人気のドリップコーヒー「ベラ・ドノヴァン」は、エチオピア、ペルー、コロンビア産の豆を使用しています。ラズベリーのような繊細な果実味と、チョコレートのようなほのかな甘さを楽しめる商品です。専門家からは「酸味が主体ながら、甘さもしっかりと感じられる」「質感もなめらかで心地よい飲み心地」といった声が挙がりました。モニターからも「苦味を感じにくく、フルーティな酸味がほどよい」「柑橘のようなフレッシュな香りと味わい」という意見があがり、専門家・モニターともに非常に好印象な味わいです。飲みやすい酸味タイプのコーヒーを試したい人や、フルーティな酸味のあるコーヒーが好きな人は一度は飲んでみる価値がある一杯といえます。
おすすめスコア:4.48(2025/12/16時点)
最安価格:1,480円(2025/12/16時点)
酸味と甘さのバランスがよい。フルーティな酸味好きにおすすめ
路珈珈の「ROKUMEI COFFEE CO. ロクメイブレンド」は、奈良のスペシャルティコーヒー専門店が誇る定番商品です。柑橘を思わせるやさしい風味が特徴。ジッパー付きのパッケージなので、保管が便利なのもうれしいポイントです。専門家からは「質感はなめらかで口当たりがよく飲み進めやすい」「ストーンフルーツような甘みを感じた」といった声が挙がりました。モニターからは「フルーティな酸味が感じられ飲みやすい」「苦味が控えめなので、濃厚さやコクに物足りなさを感じた」といった声が上がり、苦味好きの人は物足りなさを感じてしまうかもしれません。フルーティな酸味のあるコーヒーが好きな人や、浅煎りのスペシャルティコーヒーを試したい人にもおすすめの一杯です。
おすすめスコア:4.37(2025/12/16時点)
最安価格:1,560円(2025/12/16時点)
マイルドな苦味で飲みやすい味わいが魅力。渋さがやや気になる
ローグトレードの代表的な商品「東京コーヒー Tokyo Coffee Blend」は、農薬や化学肥料に頼らない有機JAS認証の生豆を厳選し、焙煎していると謳っています。甘さを伴った苦味が楽しめるマイルドな味わいが特徴です。専門家からは「ロースティな甘さを感じる」「やや口に残る渋さやざらつきが気になる」といった意見が挙がりました。モニターからは「香ばしいナッツのような香りがした」「飲みやすい味わいのなかにもコクを感じた」といった声が挙がり、香ばしさとマイルドな苦味が感じられる飲みやすい一杯といえるでしょう。ロースト感のある香ばしいコーヒーが好きな人や苦味タイプの飲みやすいコーヒーを探している人におすすめです。
おすすめスコア:4.36(2025/12/16時点)
最安価格:2,255円(2025/12/16時点)
チョコレートのような深い苦味が魅力。やや雑味が気になる
デロンギ・ジャパン「ムセッティ パラディッソ コーヒー豆」は、ムセッティ社のなかで最も歴史のあるブレンドで、アラビカ種80%、ロブスタ種20%がブレンドされています。しっかりとした苦味と甘い香りが特徴です。モニターからは「苦味がしっかりと感じられ、コクのある深い味わいで飲みごたえがある」「濃いチョコレートやナッツのような甘く香ばしい香りが印象的」といったポジティブな意見が多く挙がりました。一方、専門家からは「渋さやざらつきが気になる」「甘さは感じられるものの、はっきりとした風味は感じにくい」といった声が挙がり、雑味や風味の弱さに対するネガティブな印象が残る結果に。苦味がメインの飲みごたえのある味わいのコーヒーが好きな人におすすめの商品です。
おすすめスコア:4.28(2025/12/15時点)
最安価格:852円(2025/12/15時点)
フルーティな風味の爽やかな一杯。酸味好きな人に
良品計画の「無印良品 オリジナルブレンド コーヒー ミディアムテイスト 豆」は、ブラジル・エチオピア・グアテマラ産の豆をブレンドしています。小粒で規格外となる豆も無駄なく活用することで、地球環境に寄り添ったサステナブルなコーヒー豆を使用している点が特徴です。専門家からは「甘さが強く感じられ、最後までしっかり甘い」「後味にはやや渋さが残る」といった意見が挙がりました。モニターからは「華やかでフルーティな柑橘系の香りと風味」「口に含んだ瞬間に強めの酸味がある」といった声が挙がり、メインである酸味と甘さの調和が好印象です。店頭で手軽に購入したい人や甘さもしっかりと感じられる酸味タイプのコーヒーを探している人におすすめですよ。
おすすめスコア:4.25(2025/12/16時点)
最安価格:2,450円(2025/12/16時点)
苦味と甘さのバランスの取れた味わい。飲みやすい万人受けタイプ
長年愛され続ける丸山珈琲の定番「丸山珈琲のブレンド 深煎り」は、ダークチョコレートのような風味とコーヒー本来の果実味が特徴。ジッパー付きのパッケージなので、保管が便利なのもうれしいポイントです。専門家からは「後味にもしっかりと甘さが残り心地よい」「やや渋さが気になる」といった意見が挙がりました。モニターからは「酸味と苦味のバランスがよい」「あっさりした口当たりで飲みやすい」といった声が挙がり、苦味と酸味のバランスがよく誰でも飲みやすい味わいのコーヒーです。自分の好みがまだわからないコーヒー初心者やバランスタイプの飲みやすいコーヒーを探している人におすすめですよ。
おすすめスコア:4.24(2025/12/16時点)
最安価格:1,900円(2025/12/16時点)
香ばしさとさわやかな酸味が魅力。渋さが気になる場合もある
サザコーヒー「サザスペシャルブレンド」は、グァテマラ・コロンビア・ブラジルなどの豆をブレンドしたサザコーヒーの原点ともいえるブレンドです。専門家からは「果実味を伴った甘さをしっかりと感じられる」「落ち着いた酸味と果実味を伴った甘さのバランスがよい」「渋さがやや気になる」といった意見が挙がりました。モニターからは「焙煎由来の香りとさわやかな酸味が好印象」「フルーティな味わいでおいしく飲めた」といった声が挙がり、フルーティながら酸味が強すぎない落ち着いた印象の一杯です。果実感のある酸味がありつつも飲みやすい、落ち着いた味わいのコーヒーを探している人におすすめですよ。
おすすめスコア:4.23(2025/12/18時点)
最安価格:1,092円(2025/12/18時点)
濃厚な苦味とほのかな甘みが特徴。強い苦味は好みが分かれる
味の素AGF「森彦の時間 森彦ブレンド」は、まろやかさとほのかに広がる甘みが特徴。厳選された産地の豆を独自にブレンドし、豊かな風味と深みのあるコクをじっくりと引き出している点が魅力です。専門家からは「ナッツやアーモンドのような風味を感じられる」「舌触りにはざらつきがある」といった意見が挙がりました。モニターからは「濃厚で深みのある苦味が楽しめた」「ダークチョコレートのような味わい」といった声が挙がり、ナッツのような香ばしい味わいは好印象だったものの、苦味が強すぎると感じる人も見られ、好みが分かれる味わいです。強い苦味が苦手な人には向きませんが、力強い苦味タイプのコーヒーが好きな人にはおすすめですよ。
おすすめスコア:4.22(2025/12/17時点)
最安価格:1,000円(2025/12/17時点)
ナッツのような香ばしい苦味が魅力。雑味の強さが気になる
タカムラ「DRIP COFFEE FACTORY リッチ ブレンド」は、自然豊かな淡路島の焙煎所で焙煎・抽出されたこだわりの品質が魅力。古き良き喫茶店のような濃厚なコーヒーを再現した、苦味とコク、香りが特徴の商品です。モニターからは「チョコレートのような甘さのある香りと後味が加わり、バランスがよい」「ナッツのような香ばしい苦味と、後味に少し残る酸味がおいしい」といった声が挙がり、比較的好印象でした。一方で、専門家からは「穀物のような雑味があり、飲みにくい印象」「雑味が強く甘さを感じにくい分、飲みにくさを強く感じさせバランスは取れていない」といった指摘が見られ、雑味の強さが飲みにくさにつながってしまった印象。雑味が気になる人もいるかもしれませんが、酸味と苦味の両方を感じられるバランスタイプのコーヒーを探している人にとっては選択肢の1つです。
おすすめスコア:4.22(2025/12/16時点)
最安価格:669円(2025/12/16時点)
苦味と酸味のバランスがよい。万人受けする飲みやすい味わい
試行錯誤の末に生まれたと謳っているhonu加藤珈琲店の「加藤珈琲店 プレミアムブレンド しゃちブレンド」。パプアニューギニア産の良質なアラビカ種を贅沢に使用した豊かで深みのある味わいが特徴です。専門家からは「後味に甘みがある」「やや渋さが気になる」といった意見が挙がりました。モニターからは「酸味と苦味がバランスよく感じられる」「ビターチョコのような苦味とベリーのような酸味を感じる」といった声が挙がり、やや渋さは感じられるものの、苦味と酸味のどちらのよさもバランスよく感じられる味わいは万人受けするでしょう。全体的に突出した風味は感じられず弱い印象ですが、誰にでも飲みやすいバランスの取れた飲みやすいコーヒーを探している人におすすめの商品です。
監修者:小池美枝子(バリスタ/バリスタトレーナー)
ガイド:相野谷大輔(バリスタ・焙煎士/マイベスト キッチン・食品担当 )
※ 監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。マイベストが独自に検証を行ったうえで、ランキング化しています。


