積立NISA口座を開設するにあたり、どの金融機関なら手数料が低く銘柄数が多いのか気になりますよね。また、手数料や銘柄以外にも、お得に積立ニーサ口座でポイントが貯まるクレカ積立の有無もチェックすべきポイントです。しかしクレカ積立ができる証券会社は複数あり、そのなかでも積立NISA口座を開設するならどこがいいのだろうと思っている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、積立NISA口座におすすめの証券会社・銀行12社を、8つのポイントで徹底検証。最もおすすめの積立NISA口座をランキング形式で紹介します。マイベストが定義するベストな積立NISA口座は、「クレカ積立に対応しており、銘柄のラインナップが十分で成長投資枠の手数料も安い証券会社・銀行」。徹底検証してわかった積立NISA口座を開設する証券会社・銀行の本当の選び方を解説しますので、ぜひ口座開設の際の参考にしてください。
マイベストではベストな積立NISA口座を「クレカ積立に対応しており、銘柄のラインナップが十分で成長投資枠の手数料も安い金融機関」と定義。そんなベストなベストな積立NISA口座を探すために人気の積立NISA口座を提供する証券会社・銀行12社を集め、以下8つのポイントから徹底検証しました。検証①:クレカ積立可能検証②:つみたて投資枠用の投資信託の取扱数の多さ検証③:人気がある投資信託の取扱数の多さ検証④:成長投資枠用の投資信託の取扱数の多さ検証⑤:国内株式手数料の安さ検証⑥:国内株式の取扱市場の多さ検証⑦:米国株式手数料の安さ検証⑧:外国株式の取扱市場の多さ
おすすめスコア:4.94(2025/12/03時点)
クレカ積立に対応!とりあえずつみたて投資枠を始めるならここ
SBI証券は、三井住友カードを使ってクレカ積立をしたい人におすすめです。三井住友カードでのクレカ積立に対応しており、カードの種類によって0.50%~3.00%の還元率でポイントを貯められます。つみたて投資枠用の投資信託数は、検証したなかではトップクラスに多い結果に。人気がある投資信託も上位20銘柄の半分以上をカバーしています。新NISAにおける国内株・米国株の取引手数料は無料であるため、成長投資枠と併用した場合でもお得に取引できますよ。国内市場は東証・札証・名証・福証をすべて取り扱っており、投資先に困ることはまずありません。
おすすめスコア:4.89(2025/12/03時点)
楽天経済圏を活用するならおすすめ。人気の銘柄数も申し分なし
楽天証券は、楽天経済圏を活用しながらつみたて投資枠を利用したい人におすすめです。楽天カードでのクレカ積立に対応しており、年会費11,000円の楽天プレミアムカードを利用すれば1.0%のポイント還元率が適用されます。貯まったポイントは毎月の積立に使ったり、楽天市場など楽天グループのサービスで利用できます。つみたて投資枠用の投資信託数は、300本弱と豊富なラインナップがあります。人気の投資信託は上位20銘柄の半分以上を取り扱っており、検証した12の証券会社・銀行のうち最も多かったです。新NISAでの国内株・米国株の取引手数料は無料であるため、成長投資枠でお得に個別株への投資ができます。「かぶピタッ」というサービスを通じて100円から金額を指定して国内株取引ができるため、資金に余裕がない人でも少額から気軽に投資を始められる点も魅力です。国内市場は東証と名証をカバー。札証と福証の取扱はありませんが、大多数の企業には投資できますよ。
おすすめスコア:4.87(2025/12/03時点)
クレカ積立の還元率が魅力!銘柄のラインナップも豊富
マネックス証券は、dカードやマネックスカードを使ってクレカ積立をしたい人におすすめです。マネックスカードもしくはdカードでのクレカ積立に対応しており、マネックスポイントやdポイントを貯められます。年会費無料のdカードでも、最大1.1%のポイント還元率がある点が最大の魅力です。つみたて投資枠用の投資信託数は約300本弱と、選択肢に困ることはないでしょう。人気の投資信託も上位20銘柄の半分以上を取り扱っています。新NISAでの国内株手数料が無料・米国株は全額キャッシュバックされるため、成長投資枠でお得に個別株への投資ができます。ただし、売却時には為替手数料が25銭/ドルかかるため、取引金額が大きい場合はコストがかさむ場合もあります。国内市場は東証・札証・名証・福証を網羅。国内企業へは幅広く投資できますよ。
おすすめスコア:4.79(2025/12/03時点)
圧倒的なラインナップ数が魅力。選択肢の多さを重視するなら
松井証券は、ラインナップの豊富さを重視する人におすすめです。クレカ積立に対応しており、つみたて投資枠用の投資信託の取扱数が300本弱と豊富なラインナップ。とにかくたくさんのラインナップから投資銘柄を選びたいニーズがある人には、第一候補の証券会社といえます。NISA取引における国内株・米国株の手数料は無料で、成長投資枠用で取り扱っている投資信託数は約1,200本。つみたて投資枠と成長投資枠を併用するのにも不便はありません。東証・札証・名証・福証のすべてを取り扱っており、国内の数多くの企業に投資が可能です。店頭での投資相談にも対応しており、初心者でも安心して投資ができる体制が整っています。
おすすめスコア:4.77(2025/12/03時点)
クレカ積立可能!取扱銘柄も多く、選択肢に困らない
三菱UFJ eスマート証券(旧auカブコム証券)は、三菱UFJカードやau PAYカードを使ってクレカ積立をしたい人におすすめです。au PAYカードをつみたて投資枠の決済手段にすることで、積立金額の1.0%に相当するPontaポイントが還元されます。貯まったPontaポイントはローソンなどコンビニでのお買い物の支払いに使用可能。また、三菱UFJカードで貯まるグローバルポイントを通じて、キャッシュバックや商品交換などの特典を受けられます。検証の結果、つみたて投資枠用の投資信託数は300本弱と選択肢に困ることはないでしょう。⼈気がある投資信託の取扱本数も上位20銘柄の半数以上を取り扱っています。新NISAでの国内株・米国株の取引手数料は無料なので、成長投資枠での個別株投資がお得にできます。成長投資枠向けの投資信託の数も1,000本を超えているため、選択肢には困りません。国内市場は東証・札証・名証・福証を幅広くカバー。有名企業をはじめ、全国の企業に投資できますよ。
おすすめスコア:3.76(2025/12/03時点)
対面証券で積立NISAをはじめるなら。人気銘柄の取扱も多い
SMBC日興証券は、対面証券でつみたて投資枠をはじめたいと思っている人におすすめです。クレカ積立には対応していませんが、対面証券のなかではトップクラスの取扱銘柄があるのが特徴。つみたて投資枠の銘柄数は約150本・人気銘柄も上位20銘柄の半数以上をカバーするなど、いずれも豊富な取扱がありました。成長投資枠での個別株取引に手数料がかかる点はややネックですが、国内市場は東証だけでなく名証もカバー。成長投資枠用の銘柄も約550本用意されており選択肢に困ることはないでしょう。つみたて投資枠・成長投資枠どちらでも豊富なラインナップが揃っており、対面型の証券会社を検討している人には第一候補です。
おすすめスコア:3.36(2025/12/03時点)
成長投資枠と併用して国内株取引をするなら。銘柄数は多くない
大和証券は、成長投資枠と併用して国内株への投資もしたい人におすすめです。クレカ積立には対応しておらず、つみたて投資枠用の投資信託数は約40本とやや少なめ。一方、国内株式の取扱市場は多く、有名どころの銘柄には投資できるでしょう。米国株の取引手数料も高く、成長投資枠で外国の有名企業にも投資したいと考えている人には不向き。国内株手数料も高額な傾向がありますが、国内市場も東証・札証・名証・福証を幅広く取り扱っており、投資先には困らないでしょう。
おすすめスコア:3.36(2025/12/03時点)
サポート体制が充実!投資の悩みを気軽に相談できる
野村證券は、充実のサポート体制を活用してつみたて投資枠を利用したい人におすすめです。クレカ積立には対応しておらず、つみたて投資枠用の銘柄の取扱数も約20本と少なめ。ラインナップの広さには不満を感じるかもしれません。また、人気の銘柄の取扱いも少なく、世間でよく耳にする銘柄に投資できない可能性があります。成長投資枠での個別株取引には手数料がかかりますが、成長投資枠用の投資信託は500本弱と、数百本単位での取扱があるため選択肢には困りません。サポート体制が充実しているため、投資初心者でも安心してNISAをはじめられるのもうれしいポイント。対面での資産運用アドバイスだけでなく、コールセンターやリモート相談など、疑問や悩みに手厚く対応する体制が構築されています。
おすすめスコア:3.33(2025/12/03時点)
みずほ証券独自の銘柄を狙うなら。つみたて投資枠用銘柄は少ない
みずほ証券は、みずほ証券独自の銘柄で新NISAを始めたい人におすすめです。クレカ積立には対応しておらず、つみたて投資枠用の投資信託は12本・人気がある投資信託の数は2本と、いずれも少なめ。「みずほサステナブルファンドシリーズ ― LO・サーキュラー・エコノミー」をはじめ、みずほ証券が独占して販売する投資信託がある程度あるため、こうした銘柄を狙っている人には選択肢になるでしょう。国内株の取引手数料が無料である点は魅力的。しかし、つみたて投資枠用の銘柄数は12本・成長投資枠向けの銘柄数は79本と少なく、投資したい銘柄が見つからない可能性がある点はデメリットです。取扱投資信託数が極めて少なく、手数料もある程度かかることから、新NISAをこれから始める大多数の人には不向きといえる結果になりました。
おすすめスコア:3.19(2025/12/03時点)
銀行で新NISAをはじめるなら。人気銘柄の取扱は少ない
三菱UFJ銀行は、新NISAの取引ができる銀行を探している人におすすめです。クレカ積立には対応していませんが、成長投資枠用の銘柄数が約400本と、銀行のなかでは手広くカバーしています。一方、つみたて投資枠用の投資信託の数は20本程度と、選択肢が少ないと感じる可能性もあります。銀行であるため、成長投資枠で個別の株式に投資できない点がネック。NISAで個別の企業への投資を考えている人にとっては選択肢に入らない金融機関といえます。資産管理のしやすさを重視し、銀行口座といっしょにNISAも開設したい人にとっては有力候補の銀行です。
監修者:野原亮(Ryo Nohara)(AFP認定者/(株)ゼロ・ミリオン代表取締役)
ガイド:大島凱斗(元銀行員/マイベスト クレジットカード・ローン・証券・保険担当)
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