冷感インナーは、接触冷感・吸水速乾など、暑い時期を快適に過ごすための工夫が施されたアイテム。半袖のゆったりタイプやコンプレッションタイプなど種類も豊富ですが、ワークマンやミズノ、おたふく手袋など多くのメーカーがあり、どれを選ぶべきか迷ってしまいますよね。最強の冷感インナーがどれなのか、実際本当に冷たいのかなど、気になるポイントも多いはず。
今回は、各メーカーの最新商品や売れ筋上位から人気のメンズ冷感インナー16商品を集め、3個のポイントで比較して徹底検証。おすすめのメンズ冷感インナーをランキング形式でご紹介します。マイベストが定義するベストなメンズ冷感インナーは「暑い夏でもひんやり感を得られ、汗をかいても快適に過ごせる商品」。徹底検証してわかったメンズ冷感インナーの本当の選び方も解説しますので、ぜひ購入の際の参考にしてください。
マイベストではベストなメンズ冷感インナーを「暑い夏でもひんやり感を得られ、汗をかいても快適に過ごせる商品」と定義。ベストな商品を探すために、人気メーカーの最新商品やAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋上位のメンズ冷感インナー16商品を集め、以下の3個のポイントで徹底検証しました。検証①:冷感性能の高さ検証②:べたつきにくさ検証③:着心地の良さ
おすすめスコア:4.32(2025/12/01時点)
最安価格:1,800円(2025/12/01時点)
軽やかな着心地で動きやすい。冷感は感じるが強くはない
ミズノの「MIZUNO プレミアクールインナー アイスタッチVネック半袖シャツ」は、軽さと動きやすさに定評のある冷感インナー。同シリーズのなかでもアイスタッチ素材を採用したモデルで、比較的手に取りやすい価格で購入できる点が魅力です。通気性や吸水性は平均以上で、蒸れがこもりにくく、暑い季節にも快適に着用できます。加えて、モニターからは「擦れがほとんどない」や「締め付け感がない」などの声があり、肌触りと動きやすさどちらも好印象でした。接触冷感の検証では、メーカーが提示するΔT=20の条件ではQ-max値は0.339W/cm2とされていますが、実測では平均0.283W/cm2という結果に。表記よりやや低く、体感としても冷たさは控えめでした。強いひんやり感を求める人には物足りなさを感じるでしょう。肌触りの良さや動きやすさに加え、ほどほどの冷感も備えており、着心地の快適さを重視するならおすすめの1枚です。
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最安価格:2,239円(2025/12/01時点)
通気性が高くさらっとしていて快適。冷感は控えめ
おたふく手袋の「BODY TOUGHNESS パワーストレッチ EVO ショートスリーブ クルーネックシャツ」は、作業用インナーに強みを持つメーカーが展開するコンプレッションタイプの冷感インナー。シリーズのなかでも基本性能を重視したモデルです。速乾性は比較的高く、吸った汗はすぐに乾く傾向がありました。また、通気性もよく衣服の下に着用しても風通しがよいでしょう。冷感性能はQ-max値が平均0.267W/cm2で、洗濯後も平均0.259W/cm2と安定していましたが、多少ひんやりする程度でした。着心地の検証では、「つっぱり感が気になった」「締め付けが強めだった」といった声が多く寄せられました。コンプレッションタイプ特有のフィット感があるため、人によっては窮屈に感じることも。吸水性はやや控えめなものの、汗をかく場面で蒸れを抑えるために、速乾性を優先したい人には向いています。また、コンプレッションタイプのため、運動時や力仕事など、体をしっかり動かすシーンでの使用がおすすめです。
おすすめスコア:4.26(2025/12/01時点)
最安価格:980円(2025/12/01時点)
しっかり冷感と速乾性を両立。着圧を許容できる人に
ワークマンの「WORKMAN Plus 冷感コンプレッション 半袖ミドルネック」は、作業着やアウトドアウェアで支持されるブランドが展開するコンプレッションタイプの冷感インナー。冷感性に特化したモデルでトレーニングやランニング時に適した商品です。冷感性能はQ-max値が平均0.372W/cm2と非常に高く、10回洗濯後も同じ数値を維持。また、べたつきにくさの検証でも速乾性と吸水性に優れており、汗をかいてもべたつきにくい快適な着心地でした。しかし、通気性は控えめで、暑い日には湿気が残ることも。着心地ではモニターから「全身の締め付けが強すぎる」などの声が挙がり、コンプレッションタイプ特有の着圧が気になります。冷感を重視しつつ、運動時や筋肉のサポートを得たい人におすすめの1枚。汗ばむ季節のトレーニングウェアを探している方は、ぜひチェックしてください。
おすすめスコア:4.05(2025/12/01時点)
最安価格:1,299円(2025/12/01時点)
ひんやり感と肌触りが気持ちよいが、蒸れやすいことはネック
アルペンの「TIGORA アイクールインナー Vネック半袖Tシャツ」は、スポーツ用品を展開するアルペンが手がける冷感インナー。シリーズのなかでも強力な接触冷感加工を施したモデルとして販売されています。冷感性能の高さが際立ち、Q-max値は平均0.325W/cm2と高く、10回洗濯後も数値がほぼ変化しませんでした。着心地ではモニターから「すべすべした肌触りだった」や「つっぱり感がなかった」との声が挙がり、滑らかな生地感によって長時間の着用でも快適さを保ちやすいでしょう。一方で速乾性・通気性・吸水性はやや控えめな印象です。汗をかいた際は、肌との間に湿気がこもりやすく、べたつきや蒸れを感じるでしょう。運動時や真夏の屋外での使用には注意が必要です。べたつきを軽減する機能が控えめなため、汗を多くかく場面には不向きですが、柔らかな肌触りと冷感を重視する人にはぴったりです。
おすすめスコア:4.03(2025/12/01時点)
最安価格:1,166円(2025/12/01時点)
通気性がよく、さらっと快適。冷感には期待しない
おたふく手袋の「BODY TOUGHNESS デュアル3Dファーストレイヤー ショートスリーブ クルーネックシャツ」は、作業用インナーに強みをもつメーカーが展開する冷感インナー。消臭・吸汗速乾・メッシュ構造を備えた通年対応モデルで、価格を抑えつつ機能面も充実しています。通気性の高さが目立ち、風が通りやすい構造のため蒸れにくいでしょう。また、汗の乾きも比較的速く、吸水性も標準的のため、実測値から見ても、空気や湿気がこもりにくく、衣服内の快適さをサポートできます。接触冷感は、Q‑Max値が平均0.17W/cm2、10回洗濯後も平均0.159W/cm2とわずかな低下にとどまりましたが、ひんやり感はまったく得られませんでした。着心地でもモニターからは「チクチク感がある」との声があり、長時間の着用には不向きでしょう。チクチクとした肌触りが気になりますが、汗による蒸れを避けたい方には十分実用的な選択肢といえるでしょう。
おすすめスコア:4.0(2025/12/01時点)
最安価格:980円(2025/12/01時点)
通気性抜群で蒸れにくい。ひんやり感はやや控えめ
ワークマンの「WORKMAN Plus シン・呼吸するインナー」は、軽やかさと通気性を重視したベーシックな夏向けインナーです。2枚組でお得感があり、日常使いや軽い運動にも適しています。通気性は特に優れており、蒸れが残りにくい設計です。また、着心地ではモニターから「腕を動かした際に、つっぱる感覚がなかった」「肌の敏感な部分でもサラサラでした」という声を得ており、肌触り・動きやすさ両面で長時間でも快適に着用できるでしょう。接触冷感の検証ではQ‑Max値が平均0.234W/cm2、10回洗濯後は平均0.227W/cm2といずれも低めの数値で、冷感は感じにくいレベルでした。速乾性は低く、汗が乾くまでにやや時間がかかり、大量に汗をかく状況では、生地が肌に張り付くこともあるでしょう。冷感よりも蒸れにくさや着心地を重視したい人には、十分に満足できる1枚です。
おすすめスコア:3.93(2025/12/01時点)
最安価格:1,490円(2025/12/01時点)
なめらかで快適な肌触り。冷感は控えめな仕上がり
良品計画は生活雑貨を幅広く手がけるブランド。「無印良品 ひんやりなめらか Vネック半袖Tシャツ」はシンプルなデザインと着心地を重視した上品なつくりで、普段使いやオフィスにもなじみます。べたつきにくさの面では、通気性が高く、衣服内の湿気を逃しやすい構造といえます。吸水性にも優れており、汗をしっかりと受け止める印象です。また、生地はなめらかで肌触りがよく、モニターからは「伸縮性があり、胸や腕も動かしやすかった」といった声が多くありました。接触冷感値のQ-max値は平均0.258W/cm2と、冷感を多少感じるレベル。速乾性も低いため、乾くまで時間がかかり、汗を多くかくと肌にまとわりつく可能性もあります。強いひんやり感を求める人には不向きですが、肌触りと通気性を重視する人にはおすすめです。
おすすめスコア:3.9(2025/12/01時点)
最安価格:1,290円(2025/12/01時点)
さらっと擦れなく快適な着心地。乾きはやや遅め
ユニクロの「エアリズムクルーネックT」は、機能性インナーで知られるブランドが展開する定番の冷感インナー。さらっとした肌触りと通気性に配慮されたカジュアル仕様で、日常使いや軽い運動にも取り入れやすい1枚です。着心地は非常に良好で、モニターからは「側屈などをしても擦れなかった」「チクチク感なく、ゆとりもあって動きやすい」との声が寄せられました。生地の滑らかさと着圧感が少ない着心地のため、動作を妨げず日常的な動きにも対応しやすいといえます。べたつきにくさでは通気性・吸水性がともに平均的ですが、乾くまでの時間が遅めで、汗の量が多い場面ではべたつきが気になることも。接触冷感もQ-maxが平均0.206W/cm2とわずかなひんやり感を得られる程度で、冷感を重視するのであればほかの商品を検討しましょう。動きやすさと肌あたりを重視して選ぶ人におすすめな1枚です。
おすすめスコア:3.85(2025/12/01時点)
最安価格:790円(2025/12/01時点)
吸水性が高く、汗をしっかりキャッチ。冷感機能は期待しない
GUの「GU スタイルドライメッシュクルーネックT」は、トレンド性と価格の手頃さで人気のブランドが展開する夏用インナー。軽量メッシュ素材を用いた通気性重視の肌着タイプです。着心地では、モニターから「肌の敏感な部分でもチクチク感がなかった」「擦れる感じがなく快適だった」との声が多く、さらっとした肌触りが印象的です。また、腕周りにゆとりがあり、伸縮性とフィット感のバランスが取れた設計といえるでしょう。べたつきにくさの検証では、高い吸水性を発揮しました。通気性も平均的でしたが、水に濡れると乾きにくく、汗を多くかいた際は乾ききるまでに時間がかかることも。また、Q‑Max値が平均0.184W/cm2と冷感は感じられず、ひんやり感重視の人には不向きです。ひんやり感よりも、ストレスのない肌あたりや快適なフィット感を優先したい人におすすめです。汗を素早く吸収し、さらっとした感触をキープするでしょう。
おすすめスコア:3.78(2025/12/01時点)
最安価格:1,228円(2025/12/01時点)
通気性・吸水性は良好だが、冷感と肌触りは控えめな印象
グンゼの「COOLMAGIC 100%天然冷感 VネックTシャツ」は、肌着・インナー分野で信頼のあるメーカーが展開する冷感インナー。綿100%で接触冷感機能と消臭性に配慮されており、脇縫いのないすっきりした仕様です。べたつきにくさでは、汗をしっかり吸収できる作りで通気性も高いため基本的な性能は十分。しかし、乾くまでにはやや時間がかかり、汗をかいたあとは蒸れが残りやすい場面もあるでしょう。接触冷感の検証では、Q‑Max値は平均0.223W/cm2で、10回洗濯後も同じ数値を記録しました。数回洗濯を繰り返しても冷感機能は落ちないものの、元の値が低く、ひんやり感を得にくいといえます。また、肌触りでもモニターから「チクチクする」「縫い目が気になる」との声があり、長時間の着用や敏感肌の方にとっては快適性に欠けるでしょう。冷感や肌触りの繊細さを重視する人にはやや不向きですが、汗をしっかり吸いたい方や、綿素材の自然な着心地を求める人には適した1枚です。
監修者:深沢光(アパレル・服飾雑貨の専門家)
ガイド:奥冨舞(マイベスト へルスケアチームマネージャー)
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