最近広告や韓国ドラマなどでよく見かける折りたたみスマホ。現在日本では、アンドロイドでお馴染みのサムスン「Galaxy」シリーズをはじめとして、モトローラ・Googleの折りたたみスマホがドコモやau、ソフトバンクなどで販売されています。フォルダブルスマホとも呼ばれ、実際の使い勝手が気になっている人は多いのではないでしょうか。「二つ折りにできるのは意味ない?」「失敗しない?」「パカパカして壊れることはない?」と気になることはたくさんありますよね。
今回は、人気の折りたたみスマホ18商品を集め、10個のポイントで比較して徹底検証。おすすめの折りたたみスマホをランキング形式でご紹介します。mybestが定義するベストな折りたたみスマホは「通常のスマホから乗り換えても、スマホとしての主な機能を損なうことなく折りたたみスマホでしかできない体験が存分に楽しめる商品」。徹底検証してわかった折りたたみスマホの本当の選び方も解説しますので、ぜひ購入の際の参考にしてください。
マイベストではベストな折りたたみスマホを「通常のスマホから乗り換えても、スマホとしての主な機能を損なうことなく折りたたみスマホでしかできない体験が存分に楽しめる商品」と定義。ベストな商品を探すために、人気メーカーの最新商品やAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで上位の折りたたみスマホ18商品を集め、以下の10個のポイントで徹底検証しました。検証①:処理性能検証②:バッテリー性能検証③:カメラ性能検証④:画面性能検証⑤:熱のこもりにくさ検証⑥:便利機能の豊富さ検証⑦:サブディスプレイの使い勝手のよさ(フリップ型)検証⑧:自撮り撮影のしやすさ(フリップ型)検証⑨:オープン時の機能の充実度(フォールド型)検証⑩:本体の重さ(フォールド型)
おすすめスコア:4.67(2025/12/04時点)
最安価格:164,800円(2025/12/04時点)
折りたたみスマホならではの撮影がとことん楽しめる
SAMSUNGの「Galaxy Z Flip7」は、自撮り撮影を楽しみたいフリップ(縦折り)スマホを探している人におすすめです。高画質なメインカメラと大きなサブディスプレイで撮影ができ、自由な角度で自撮り撮影ができますよ。複数人数で撮影するとき、人数に応じて自動で超広角カメラに切り替わるオートズームで集合写真もスムーズに画角調整可能です。処理性能はかなり優れており、ベンチマークスコアは約162万点と高得点を記録。2つのアプリを同時表示したり重たいアプリを利用したりしてもサクサク動作するでしょう。また、バッテリー持ちは今までのGalaxy Z Flipシリーズから大幅に進化しており、バッテリーが100%から20%になるまで17時間9分と長持ちするのも魅力です。カメラ性能の検証でも満足の声が多く、とくに通常の室内で撮影した作例や自撮りの作例を見たモニターのほとんどが満足と評価しました。ディスプレイは有機ELで色鮮やかな発色。リフレッシュレートは最大120Hzに対応しています。サブディスプレイは4.1インチとかなり大きいため、自撮りの際のファインダーとしてかなり見やすく、閉じたままでも地図や音楽アプリの操作などもしやすいのも魅力です。ただし、モトローラと比べると操作できるアプリに限りがあるのは気になるポイントといえます。自撮りの際に適度な明るさで照らす女優ライトのようなフラッシュや、手のひらをかざすだけでシャッターが切れる機能など撮影オプションも豊富です。折りたたみスマホならではの撮影をたくさん楽しみたい人におすすめといえるでしょう。
おすすめスコア:4.66(2025/12/04時点)
最安価格:265,749円(2025/12/04時点)
折りたたみスマホとは思えない薄さと重さ。フォールドならコレ
SAMSUNGの「Galaxy Z Fold7」は、フォールド(横折り)スマホを探している人に現時点で最もおすすめできる商品です。フォールドタイプの折りたたみスマホで大きな欠点だった本体の重さと厚さが大きく改善されました。本体の重量は215g、薄さは8.9mmと通常のスマートフォンとさほど変わらない持ちやすさといえるでしょう。ベンチマークスコアは約195万点と高い処理性能を有していました。フォールドタイプの折りたたみスマホならではの複数アプリの同時使用や、高グラフィックな3Dゲームを大画面で楽しむ際にも性能の高さを発揮するでしょう。バッテリーの検証でも、電池残量が100%から20%になるまで14時間49分と1日中使い続けられるバッテリー持ちです。カメラ性能も優れており、室内の作例や自撮りの作例で満足の声が多かったほか、動画の作例でもきれいな映像だったと高評価でした。メインディスプレイとサブディスプレイともに有機ELを採用しており、きれいな発色の映像が楽しめます。フォールドタイプのスマホとして使いやすいUIで、3つのアプリの分割表示ができるほか、アプリのフロート表示も組み合わせると4つ以上のアプリでも同時操作が可能です。アプリの表示範囲や左右上下の入れ替えもかんたんにでき、よく使う組み合わせをブックマークすればワンタップで2つのアプリの同時起動もできますよ。満足できる処理性能やカメラ性能があり、フォールドタイプの折りたたみスマホとしても使いやすい1台です。とくに本体の軽量化と薄型化には目を見張るものがあり、前モデルまで対応していた専用ペンが非対応になってしまったこと以外は大きく進化しています。より多くの人が手にとりやすくなった折りたたみスマホといえるでしょう。
おすすめスコア:4.54(2025/12/03時点)
最安価格:144,364円(2025/12/03時点)
高性能なフリップ型!処理速度もバッテリーの持ちも十分
モトローラ・モビリティ・ジャパンの「razr 50 ultra」は、処理性能やバッテリーの持ちがよく、スペックを重視したい人におすすめです。あらゆる面で性能の高さを誇るフリップ型スマホ。大画面の有機ELディスプレイは視認性が高く、本体を開かなくてもさまざまな操作ができます。処理性能は約123万点と、おおむね良好。移動中やスキマ時間に高グラフィックのゲームをプレイするゲーマーでも、読み込む時間を気にせずサクサク楽しめます。しかし、負荷がかかると本体温度が44.9℃まであがったため、長時間使い続ける場合は本体に熱がこもっていないか定期的にチェックしましょう。カメラ性能も十分に備わっています。通常撮影は自然な発色で細部までくっきりと写り、暗いところでもノイズの少ない鮮明な画像が撮れました。動画撮影をしたモニターからは「手ブレ補正がよく効いていて大きく揺らぐことはなかった」という声も挙がっており、撮影方法問わずきれいな仕上がりが期待できるでしょう。サブディスプレイは4インチと大きく、本体を開かずにYouTubeの閲覧やサイト検索などすべてのアプリが使用可能。アウトカメラでの自撮りもでき、フラッシュや撮影モードなども手軽に切り替えられます。女優ライトモードや肌加工の有無など自撮りに適した調整もできるため、旅行先などで記念写真を撮ることが多い場合は特に満足できる使い勝手です。バッテリー性能は、1回の充電で16時間以上使用でき、同社の「razr 50」よりも3時間以上長持ちしました。1日中外出するときにも充電切れの心配はありません。充電スピードもたった30分で64%まで回復するほど速く、日中の空き時間で手軽に充電できます。本体は189gと軽量で、片手での操作もラクラク。おサイフケータイやデュアルSIMなど便利な機能も充実しています。超広角カメラが非搭載である点は惜しいものの、防水性能も備わっており、誰もが長く快適に使える一台です。
おすすめスコア:4.51(2025/12/04時点)
最安価格:267,500円(2025/12/04時点)
優れたカメラ性能を兼ね備えたフォールド型スマホ
Googleの「Pixel 10 Pro Fold」は、フォールド(横折り)スマホを探している人で、カメラ性能も重視したい人におすすめです。光学5倍ズームの望遠カメラを備えており、さまざまな画角で撮影したい人に向いています。処理性能を示すベンチマークスコアは約141万点と、高グラフィックのゲームでも快適に遊べる性能といえます。ただし、フォールド型の折りたたみスマホのGalaxy Z Foldシリーズと比べると、処理性能はやや控えめです。カメラ性能の検証で、実際に撮影した写真を見たモニターからは「暖色系から寒色系まで、非常に発色がよい」「拡大しても粗さを感じさせない」というコメントが集まりました。PixelならではのAIを活かした画像処理も含めて、カメラ性能が優れているといえるでしょう。気になるポイントとして、オープン時の機能の充実度。Galaxy Z Foldシリーズは3つ以上のアプリを同時に使用できたり、タスクバーを常に表示できたりPCのように使えます。しかし、この機種はアプリの同時使用は2つまで、アプリ配列も左右のみとオープン時の活用できる幅は少なめである点には注意。カメラ機能を重視したい人なら選択肢に入れるとよいでしょう。
おすすめスコア:4.5(2025/12/04時点)
最安価格:159,700円(2025/12/04時点)
自撮りを楽しみたい人におすすめ。オートズーム機能を搭載
SAMSUNGの「Galaxy Z Flip6」は、自撮りしやすいフリップ(縦折り)スマホを探している人におすすめできる1台です。本体を閉じたままでもアウトカメラで撮影でき、フリップならではの自撮りを楽しめます。手のひらをかざすだけで、自動でシャッターを切れるのも便利です。オートズーム機能で複数人の自撮りもしやすいでしょう。カメラ性能も比較的高く、自撮りした写真を見たモニターからは「細かい色の違いが表現できている」「髪の毛や産毛、服の生地感まで精細に捉えていた」といったコメントがありました。動画撮影は手ブレ補正が効いており、解像感の高い映像を撮影可能です。ディスプレイは有機ELを採用しており、リフレッシュレートは最大120Hzに対応しています。なめらかにスクロールできるでしょう。SoCには「Snapdragon 8 Gen 3 for Galaxy」を採用しており、処理性能を示すベンチマークスコアは約137万点と高い数値を記録しました。高グラフィックのゲームも快適に遊べるでしょう。その一方、負荷をかけた際に本体温度は42.8℃まで上昇したので、長時間の使用は注意が必要です。サブディスプレイは壁紙やウィジェットのカスタマイズを自由にでき、カレンダーや天気、YouTubeやGoogleマップなど一部アプリを表示できます。しかし、サブディスプレイのサイズは3.4インチと、比較したモトローラの「razr 40 ultra」より小さく、視認性は劣りました。バッテリー性能を検証したところ、フル充電の状態から20%まで減るのにかかる時間は10時間5分でした。充電切れを気にせずに1日使えるでしょう。IPX8の防水性能を備えており、おサイフケータイ機能を使用できるのもうれしいポイントです。便利機能が充実しており、基本的なスペックも満足できます。自撮りを楽しみたい人は、ぜひ検討してみてくださいね。
おすすめスコア:4.48(2025/12/04時点)
最安価格:110,312円(2025/12/04時点)
サブディスプレイが大きく、閉じたままでもアプリが使える
モトローラ・モビリティ・ジャパンの「razr 60」は、フリップ(縦折り)型の折りたたみスマホを検討していて、性能のよさだけでなく値段の安さも重視したい人におすすめです。処理性能を示すベンチマークスコアは約101万点を記録。よりスコアが高かった折りたたみスマホもありましたが、重たいアプリでなければ快適に動作するでしょう。高グラフィックのゲームを楽しみたいのであれば、Galaxy FlipシリーズやrazrのUltraシリーズを選ぶのがおすすめです。実際に写真を撮影してモニターに見てもらったところ、通常の明るい場所で撮影した写真では発色のよさで満足の声がたくさん集まりました。しかし、ズームして撮影した写真では、解像感が損なわれノイズが目立つという不満の声が。カメラの仕上がりはシチュエーションによって得意不得意がある点には注意しましょう。サブディスプレイは3.6インチと大きいサイズで、閉じたままでもほとんどのアプリが使えます。カメラの撮影モードも細かく設定できるため、メインカメラで自撮りもしやすいのがポイント。メールや通知などもスマホをオープンすることなく、閉じたままでもサッと内容が確認できるでしょう。バッテリー性能は、1回の充電で10時間以上使用できるスタミナがありました。処理性能やカメラ性能は最高クラスというわけではないものの、フリップ型の折りたたみスマホのメリットは実感できる1台です。
おすすめスコア:4.46(2025/12/04時点)
最安価格:249,800円(2025/12/04時点)
フォールドスマホならコレ。基本スペックがどれも高い
SAMSUNGの「Galaxy Z Fold6」は、フォールド(横折り)スマホを探している人におすすめの商品です。本体の重さは239gと軽量で基本的なスペックはどれも満足できるレベルであるため、使いやすいでしょう。カメラ性能は優れており、発色が鮮やかで解像感の高い写真が撮れます。ズーム撮影は苦手ですが、暗所撮影では明暗差のバランスが取れていました。動画撮影時には手ブレ補正がしっかり効いており、モニターからは「速めの動きでもぼんやりせず、くっきりしてきれい」というコメントがありました。ディスプレイは有機ELを採用しており、リフレッシュレートは最大120Hzとなめらかな表示が可能です。オープン時の機能も充実しています。最大3つのアプリを同時に表示でき、3画面での分割表示やフロート表示が可能です。また、比較したPixel Foldシリーズと違い、アプリの上下左右の配置を入れ替えられます。フレックスモードではパソコンのようにタッチパッドとして使えたり、設定を変えたりできるのも便利です。専用ペンも使えて、フォールドならではのよさを最大限活かせるでしょう。処理性能を示すベンチマークスコアは約147万点と高い数値を記録しました。重くなりがちな3Dゲームもサクサク遊べるほどの性能といえます。しかし、負荷をかけたときに本体温度は44.7℃まで上昇したので、長時間の使用は注意が必要です。バッテリーがフル充電から20%に減るまでにかかった時間は18時間と長く、前モデルよりもバッテリー持ちは大幅に改善されました。IPX8の防水性能・おサイフケータイ機能など便利機能も充実しています。基本性能の高さに加え、フォールドスマホならではの便利機能が豊富に搭載された1台です。
おすすめスコア:4.46(2025/12/04時点)
最安価格:122,219円(2025/12/04時点)
閉じたままでも使える!バッテリー持ちもよい縦折りスマホ
モトローラ・モビリティ・ジャパンの「razr 50」は、閉じたままでもいろいろ操作できるフリップ(縦折り)スマホを探している人におすすめです。ソフトバンクからは「razr 50s」として販売されています。スマホを閉じた状態でも、アウトカメラを使った自撮りが可能。カメラの起動はサイドボタンを2回押すか、手首を素早く2回ひねるだけでも可能なため、撮りたいときはすぐに撮影できます。カメラ性能は高めの評価で、実際に自撮り写真を見たモニターからは「肌質や髪の毛の細部がはっきり映し出されている」との声が挙がりました。ズーム撮影でギザギザ感が強く出てしまうのは気になりますが、暗所での撮影も「ノイズのないさらっとした色の変化が再現できている」と高評価。ディスプレイは有機ELで色が鮮やかで、リフレッシュレートも最大120Hzと滑らかです。サブディスプレイの画面は大きい3.6インチと、見やすいサイズも魅力。さらに閉じた状態で使えるアプリに制約はありません。検索を行ったり、YouTubeで動画を見たりと、閉じたままでも問題なく使いこなせます。また、フル充電の状態から20%まで減るのにかかる時間は12時間29分と長く、バッテリー持ちも十分です。サーモカメラを使った熱のこもりにくさの検証では、負荷をかけたときの本体温度は41.9℃と、比較的抑えられていました。ただし、処理性能は今回比較したスマホのなかでも低く、処理性能を表すベンチマークスコアは約68万点。約123万点だった同社の「razr 50 ultra」よりも劣る結果です。IPX8の防水性能もあり、バッテリー持ちもよいので、1日中持ち歩いて活用したい人にぴったり。コンパクトなうえに本体重量は188gと非常に軽量で、持ち運びしやすいのも利点です。折りたたみ状態でそのまま利用したいなら、ぜひ検討してみてくださいね。
おすすめスコア:4.44(2025/12/04時点)
最安価格:169,745円(2025/12/04時点)
Pixelならではのカメラ性能。手ブレ補正が強力
Googleの「Pixel 9 Pro Fold」は、フォールド(横折り)スマホを探している人で、Pixelのカメラの画質のよさの評判が気になる人におすすめです。前モデルよりも処理性能を含めたスペックが向上しており、電池持ちも優れています。本体の重量も257gと軽量化され、特段軽くはありませんが許容範囲内です。SoCには「Google Tensor G4」を搭載しており、処理性能を示したベンチマークスコアは約130万点を記録しました。重たい3Dゲームを快適に遊べる性能といえます。バッテリー持ちは16時間9分と非常に長く、充電切れを気にせずに1日使い倒せるでしょう。一方、負荷をかけた際に本体温度は42.7℃まで上昇したので、ゲームや動画視聴を長時間行うのは注意が必要です。カメラ性能も高く、実際に撮影した写真を見たモニターからは「発色がかなりよい」「全体的にくっきりしている」というコメントが寄せられています。暗所の撮影には苦戦したものの、ズーム撮影では解像感の高い写真が撮れました。動画撮影では手ブレ補正がしっかり効いており、人物の動きが繊細に見えます。有機ELのディスプレイは色鮮やかで、リフレッシュレートは最大120Hzに対応しなめらかな表示ができるでしょう。画面をオープンした際には、左右に2つのアプリを表示可能です。どのアプリでも設定で全画面表示ができます。しかし、Galaxyに比べるとオープン時の機能の充実度がまだ少なめです。ペン非対応とGalaxyよりもフォールド型のよさが活かしきれていない印象でした。IPX8の防水性能やおサイフケータイなど、日常使いに便利な機能はそろっています。また、サブディスプレイの画面比率はGalaxyよりも普通のスマホ寄りなのが特徴です。サブディスプレイは普通のスマホのように使いたい人にとっては魅力的な選択肢となるでしょう。
おすすめスコア:4.43(2025/12/04時点)
最安価格:253,880円(2025/12/04時点)
フォールド型のよさを活かせる。不満には感じない重さ
折りたたみスマホの先駆者ともいえるSAMSUNGの「Galaxy Z Fold5」。開いたときの厚みは前モデルのGalaxy Z Fold4から2mmほど薄くなり、10g軽量化されました。SoCは「Snapdragon 8 Gen 2 Mobile Platform for Galaxy」で、処理性能を表すベンチマークスコアは約157万点と、今回検証したもののなかでは最も高い数値を記録。重い3Dゲームもスムーズに動くほど高い処理性能でした。しかし、負荷がかかると45.9℃まで温度が上昇したため、長時間の利用には注意が必要です。カメラ性能は良好で、暗い場所でも明暗のバランスがとれたノイズの少ない写真が撮影可能。モニターからはとくにズーム撮影が好評で、通常の写真と比べると発色が少し抑えられていたものの、「ひと目見ただけではズーム撮影とわからなかったほどくっきりしている」という声が上がりました。遠くの風景を撮りたい人にはうれしいカメラ性能といえるでしょう。開いた状態のディスプレイサイズは7.6インチ。タブレットのような大きな画面で、迫力のある動画が楽しめるのはもちろん、設定ですべてのアプリを全画面表示にできます。アプリを同時に3つ表示でき、上下左右自由に配置可能。よく使う組み合わせをブックマークとして保存できるため、都度3つのアプリを配置する手間を省けます。フレックスモードでは、対応していないアプリでも画面下部がパソコンのようにタッチパッドとして使える点が特徴的です。フォールド型のスマホは重さがネックですが、Z Fold5は検証したフォールド型のなかで軽量。20〜30代の男性に持ってもらったところ、不満とは感じないレベルの重さであることがわかりました。専用のペン「S Pen Fold Edition」を使えばノート感覚でメモが取れるほか、おサイフケータイやデュアルSIMにも対応しているため、スマホとしての機能も充実。フォールド型のスマホに魅力を感じる人におすすめしたい1台です。
監修者:山根康宏(携帯研究家)
ガイド:高山健次(元携帯電話販売員/マイベスト 通信会社・通信キャリア担当)
※ 監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。マイベストが独自に検証を行ったうえで、ランキング化しています。


