紙タバコよりもニオイが少なく、スマートに使える加熱式タバコ。加熱によってタバコ葉の成分を蒸気化する仕組みで、IQOS(アイコス)やglo(グロー)、Ploom(プルーム)など、さまざまな機種が販売されています。しかし、吸いごたえがあるものやニオイが少ないものがどれなのか、迷ってしまいますよね。
今回は、各メーカーの最新商品や売れ筋上位から人気の加熱式タバコ12商品を集め、4個のポイントで比較して徹底検証。選び方とともに、おすすめの加熱式タバコをランキング形式でご紹介します。マイベストが定義するベストな加熱式タバコは「紙タバコに近い味を楽しめるうえ、ニオイをグッと抑えてノンストレスで続けられる加熱式タバコ」。ぜひ購入の際の参考にしてください。
マイベストではベストな加熱式タバコを「紙タバコに近い味を楽しめるうえ、ニオイをグッと抑えてノンストレスで続けられる加熱式タバコ」と定義。ベストな加熱式タバコを探すために、人気メーカーの最新商品やAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋上位の加熱式タバコ12商品を集め、以下の4つのポイントから徹底検証しました。検証①:吸いごたえの強さ検証②:衣類へのニオイ移りの少なさ検証③:使い勝手のよさ検証④:継続コストの安さ加熱式タバコ専用喫煙室において、安全性に十分配慮のうえ検証を行っています。
おすすめスコア:4.62(2025/12/03時点)
最安価格:3,970円(2025/12/03時点)
迷ったらこれ!紙タバコのような吸いごたえが魅力
フィリップ・モリス・ジャパンが展開する「IQOS イルマ i ワン」は、IQOSシリーズのなかでも価格を抑えたモデル。IQOS上位機種にあるポーズモードやタッチスクリーンなどはありませんが、そのぶんコンパクトなところは利点といえます。検証では「紙と変わらないキック感がある」「胸にしっかり刺激が届いた」などの声が挙がりました。紙タバコに近い吸いごたえが好評で、タバコ葉らしい味わいとスッキリ感をバランスよく楽しみたい人にぴったり。専用スティック「センティア」を使った場合、1か月あたりのコストは7,950円で紙タバコとほとんど変わらない水準で楽しめる点もポイントです。【実際に試したモニターの声】タバコ葉の味をストレートに感じられて、満足なキック感だった。(喫煙歴10年以上)清涼感が感じられ味もおいしかった。紙タバコから変えても良いと思えるほどだった。(喫煙歴10年以上)
おすすめスコア:4.61(2025/12/02時点)
最安価格:6,022円(2025/12/02時点)
紙タバコ感ある吸いごたえ。ポーズモードを試せる一台
フィリップ・モリス・ジャパンが展開する「IQOS イルマ i」は、イルマシリーズのなかでも機能性と使いやすさのバランスに優れたモデルです。価格を抑えたシンプル設計の「イルマ i ワン」とは異なり、喫煙を一時停止できるポーズモードやタッチディスプレイを備えています。本シリーズは加熱の仕組みが同じなので、吸いごたえはどのモデルでも変わりません。シリーズ共通で「タバコらしさを感じられるうまみのある味わいだった」「しっかり清涼感がある」と好評で、吸いごたえを重視する人にも十分満足できるレベルでした。専用スティックのひとつである「センティア」を使った場合、1か月あたりのコストは7,950円。紙タバコとほとんど変わらない水準で楽しめます。【実際に試したモニターの声】吸った時の抵抗感はちょうど良く、重すぎ軽すぎない印象だった。連続で吸っても自然に吸え、満足度は高いと思った。(喫煙歴1年以上)タバコの苦味にほどよくメントールが混ざり、バランスのとれた味わいだった。苦味と清涼感のどちらかが強すぎることもなく、爽快感も心地良い。(喫煙歴10年以上)
おすすめスコア:4.61(2025/12/02時点)
最安価格:10,146円(2025/12/02時点)
高級感のあるデザインが特徴。吸いごたえは紙タバコに近い
フィリップ・モリス・ジャパンの「IQOS イルマ i プライム」は、イルマシリーズのなかでもデザインや質感にこだわった上位モデル。基本的な機能は「IQOS イルマ i」と同じですが、高級感のある素材やマグネット式サイドカバーを採用するなど、見た目や使い心地に差が感じられます。シリーズ全体で加熱の仕組みが共通しているため、吸いごたえはIQOSシリーズのほかのモデルと変わりません。「紙タバコに近い吸いごたえがある」や「十分な爽快感を喉元と口の中に感じられる」などモニターから好評で、タバコらしさを重視する人にぴったり。専用スティックの「センティア」を使った場合、1か月あたりのコストは7,950円。紙タバコとほとんど変わらない価格で楽しめます。【実際に試したモニターの声】香りも清涼感もしっかりあり、申し分ない。フレーバーの風味が口いっぱいに広がって、とてもすっきりする。(喫煙歴5年以上)スカスカした感じもなく、かといって重すぎることもない、ちょうど良い吸い心地。無理なく吸えて、しっかり満足感が得られた。(喫煙歴10年以上)
おすすめスコア:4.57(2025/12/03時点)
最安価格:3,480円(2025/12/03時点)
キック感が強く満足度が高い。継続コストが低い点も魅力
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパンの「glo HYPER pro」は、gloシリーズのなかでも加熱性能と操作性が強化された上位モデル。基本的な構造は従来の「glo HYPER」と共通していますが、インダクション加熱を採用したことで、より安定した吸いごたえを実現していると謳っています。検証では吸いごたえの強さが好評でした。「キック感が強く、本物のタバコと変わらない」「吸い始めから喉に刺激がある」といった声があり、しっかりとした満足感が得られるモデルです。専用スティックのひとつである「ラッキーストライク」を使用する場合、1か月あたりのコストは6,450円。紙タバコより2割ほど安く、楽しみながら少し節約できるのも嬉しいポイントです。【実際に試したモニターの声】キック感がしっかり感じられ、吸いごたえは申し分ない。重すぎず軽すぎず、絶妙なバランスで満足感があった。(喫煙歴5年以上)キック感がかなり強く、紙タバコに近い吸いごたえを感じた。連続で吸っても重たさや疲れを感じず、安定した吸い心地だった。(喫煙歴10年以上)
おすすめスコア:4.56(2025/12/03時点)
最安価格:1,480円(2025/12/03時点)
価格が手頃で試しやすい。紙タバコに近い吸いごたえ
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパンが展開する「glo HYPER」は加熱式タバコのなかでも比較的手頃な価格帯で、手に取りやすい1台。価格を抑えつつ、紙タバコに近い吸いごたえを楽しめる点が魅力です。吸いごたえに関して、「キック感が強く紙タバコに近い」「重すぎず軽すぎず、ちょうど良い」という声が挙がり、紙タバコの感覚を求める人も満足しやすい吸い心地でした。専用スティック「ラッキーストライク」を使う場合、1か月あたりのコストは6,450円。紙タバコよりおよそ2割安く、楽しみながら節約できますよ。【実際に試したモニターの声】吸ったときはやや重めの印象。重い吸いごたえが好きな自分にとっては、紙タバコと変わらない満足感がありました。(喫煙歴10年以上)清涼感が強く、口の中がとてもスッキリ。味も良く、これなら紙タバコから乗り換えてもいいと思えるほどの仕上がりだった。(喫煙歴10年以上)
おすすめスコア:4.47(2025/12/03時点)
最安価格:2,980円(2025/12/03時点)
充電の手間が惜しい人に。フル充電で最大27本吸える
日本たばこ産業が展開する「Ploom AURA スターターキット」は、4つの加熱モードを搭載したプルームの新モデル。スタンダード・ストロング・ロング・エコから選べ、使用時間や吸いごたえを好みに合わせて調整できます。検証では、「紙タバコと遜色ないほどの濃い煙」「しっかり胸に届く吸い心地」といった声が集まり、キック感や煙量が好評でした。一方で「清涼感がもう少しほしい」「少し物足りなさを感じた」といった声もあり、吸いごたえの好みによっては評価が分かれる印象です。専用スティック「キャメル」を使用した場合、1か月あたりのコストは7,500円。紙タバコとほとんど変わらない価格で楽しめます。【実際に試したモニターの声】一口目から紙タバコ特有の紙っぽさとニコチンの刺激をしっかり感じられ、加熱式でもここまで本格的なキック感があるのかと驚いた。(喫煙歴10年以上)タバコ葉のうまみはしっかり感じられるものの、ややえぐみのようなクセが残る味わいだった。(喫煙歴10年以上)
おすすめスコア:4.47(2025/12/02時点)
最安価格:3,982円(2025/12/02時点)
すぐに一服したい人に。スイッチを入れてから5秒で吸える
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパンの「glo Hilo」は、スイッチを入れてから約5秒で吸えるスピードが魅力のモデル。専用スティック「virto」に対応し、アプリと連携すれば使用状況の確認や好みに合わせた調整もできます。検証では、「喉にぐっとくる」「しっかりガツンとくる」といった声が多く、加熱式タバコのなかでは十分なキック感があると好評でした。一方で、「紙タバコに比べると弱い」「一本では少し物足りない」という声もあり、紙タバコのような重い吸いごたえを求める人にはやや軽く感じられる傾向があります。専用スティック「virto」を使用した場合の1か月あたりのコストは8,700円。紙タバコに近いコストです。【実際に試したモニターの声】キック感はしっかりあるが、吸い心地はややマイルド。一本だけでは少し物足りなさを感じた。(喫煙歴1年以上)やや雑味を感じるものの、全体としてはまろやかでおいしく吸えた。もう少しキック感が強いほうが吸いごたえは上がるが十分なレベル。(喫煙歴10年)
おすすめスコア:4.47(2025/12/02時点)
最安価格:6,980円(2025/12/02時点)
デザイン重視派に。ケースから出してペンのように持てる
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパンの「glo Hilo Plus」はglo Hiloの上位モデルで、タッチ操作対応ディスプレイを搭載。専用ケースで充電しながら使える新スタイルを採用していて、高級感のあるデザインが特徴です。「glo Hilo」と加熱の仕組みが共通しているため、吸いごたえも同様です。「清涼感がありスッキリする」「気分転換に向いている」など、爽快感に好評な意見が多い一方で、紙タバコのような重さを求める層からは「物足りない」という声も。専用スティック「virto」を使用した場合、1か月あたりのコストは8,700円で、紙タバコと同程度の費用です。【実際に試したモニターの声】メンソールの爽快感が強く、気分転換に適している。味わいに若干の穀物感があるため、紙タバコと比較すると人工的な味わいに感じるかもしれない。(喫煙歴5年以上)口の中がスッキリとして、とても気持ちの良いスッキリ感だった。鼻から抜ける香りもさわやかでとても良い。(喫煙歴1年以上)
おすすめスコア:4.47(2025/12/02時点)
最安価格:4,981円(2025/12/02時点)
手になじみやすい形状が特徴。複数モードから吸い心地を選べる
日本たばこ産業の「Ploom CUBE スターターキット」は、Ploomシリーズのなかでもデザインで個性を打ち出したモデル。スリムなスティック型のAURAに対し、CUBEは手のひらに収まる立方体デザインを採用しており、握りやすさが魅力です。加熱の仕組みが「Ploom AURA」と同じであるため、吸いごたえも共通。「喉にガツンとくる」「ある程度の重さがある」といった肯定的な意見がある一方で、「紙タバコと比べると物足りない」という声も挙がり、好みによって評価が分かれました。専用スティック「キャメル」を使用した場合、1か月あたりのコストは7,500円。紙タバコと同じようなコストで楽しめます。【実際に試したモニターの声】紙タバコには及ばないが、十分なキック感があった。(喫煙歴5年以上)やや穀物のようなクセはあるものの、タバコらしい味わいだった。(喫煙歴10年以上)
おすすめスコア:4.4(2025/12/03時点)
最安価格:980円(2025/12/03時点)
2つの加熱モードを搭載。スムーズな吸い心地が特徴
日本たばこ産業が展開する「Ploom X ADVANCED スターターキット」は、吸いごたえを2種類から選べる加熱式タバコ。吸いごたえが一定の強さで続く「バランスドモード」と、徐々に強まる「デフォルトモード」を気分にあわせて使い分けられます。検証では、「軽く吸えて心地よい」といった声が寄せられ、煙の量や香りのバランスにも一定の満足感がありました。直接加熱式のなかではやさしい吸い心地が特徴で、しっかりした吸いごたえを求める人にはやや軽く感じられることもあるでしょう。専用スティック「キャメル」を使用すれば、1か月にかかるコストは7,500円。紙タバコとほとんど変わらない価格で楽しめます。【実際に試したモニターの声】喉への刺激はあるものの、紙タバコのようなガツンとした強さは控えめで、キック感はやや穏やかに感じた。(喫煙歴1年以上)吸い心地が軽めなので、サブとして楽しむのがちょうど良いかもしれない。メインで吸うには、自分には少し物足りなく感じた。(喫煙歴10年以上)
監修者:伊藤浩一(愛煙家)
ガイド:市山佳乃(マイベスト 暮らしと趣味の商材担当)
※ 監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。マイベストが独自に検証を行ったうえで、ランキング化しています。


