Windowsタブレットは、Microsoft(マイクロソフト)が展開するWindows OSを搭載しておりエクセルやワードなどのOfficeソフトが使えるため、文章作成を行う仕事用にもおすすめなタブレット(タブレットPC)です。持ち運びに適した8インチのものからPC代わりになる10インチのものまでサイズもさまざまで、安いモデルでもちゃんと使えるのか気になりますよね。今回は、各メーカーの最新商品や売れ筋上位から人気のWindowsタブレット10商品を集め、9個のポイントで比較して徹底検証。おすすめのWindowsタブレットをランキング形式でご紹介します。マイベストが定義するベストなWindowsタブレットは「Officeを使った文書作業やブラウザゲームが快適にできる性能の商品」。徹底検証してわかったWindowsタブレットの本当の選び方も解説しますので、ぜひ購入の際の参考にしてください。マイベストで全10商品の「Windowsタブレット」ランキングを見る売れ筋の人気Windowsタブレット全10商品を徹底比較!mybestではベストなWindowsタブレットを「Officeを使った文書作業やブラウザゲームが快適にできる性能の商品」と定義。ベストな商品を探すために、人気メーカーの最新商品やAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋上位のWindowsタブレット10商品を集め、以下の9個のポイントで徹底検証しました。上記の商品を探すため、以下の9項目の検証を行いました。検証①:CPUの処理性能検証②:メモリの処理性能検証③:ストレージの読み書きの速さ検証④:デスクワークの快適さ検証⑤:ディスプレイ操作の快適さ検証⑥:外出先での使いやすさ検証⑦:画面のきれいさ検証⑧:機能性の高さ検証⑨:表面温度の低さおすすめ人気ランキング【1位】MateBook E(HUAWEI)おすすめスコア:4.44(2025/12/03時点)最安価格:62,800円(2025/12/03時点)有機EL搭載で、仕事にもエンタメにも活躍する1台HUAWEIの「HUAWEI MateBook E」は快適にデスクワークをおこないたい人におすすめできる商品です。CPUにはIntel Core i3-1110G4 プロセッサーが採用されていて、性能を示すベンチマークスコアは平均1,965ptsを記録。今回検証した商品のなかでは高い処理性能です。メモリには一般的なノートPCと同等の8GBが搭載されていて処理能力が高いうえ、ストレージの読み書きの速さの検証でも優秀な結果に。実際に使っていても処理が遅いと感じる場面はなく、サクサクと操作できました。最大輝度は600nitと検証した商品のなかではトップレベルに高く、太陽光の下でも十分きれいに画面が見えます。動画を連続で約6時間27分再生できるほどバッテリーの持ちがよく、PDにも対応しているので、持ち運んで使う場合にも便利。動画を30分間再生したとき、最も表面温度が高い部分は約38.9℃で、4隅ともずっと手に持っているとやや熱いと感じました。処理性能が高いのでラグや読み込みの遅延がなく、検証に参加したモニターからは快適にデスクワークができると好評。タッチ操作への反応もほとんどラグがなく、高精度でした。ディスプレイには有機ELが採用されており、コントラストがはっきりとしたメリハリのある映像が楽しめます。デスクワークだけでなく、映画・動画の視聴も楽しみたい人にとくにおすすめです。Type-AやmicroSDカード対応のインターフェースはついていないので、必要なら別売りのハブを購入しましょう。良い点:処理能力が高いうえ、ストレージの読み書きも速かった最大輝度は600nitと高く、太陽光の下でも見やすいバッテリーの持ちがよく、PD対応で持ち運びに便利気になる点:Type-AやmicroSDカード対応のインターフェースはついていない【2位】Surface Go 3(マイクロソフト)おすすめスコア:4.42(2025/12/04時点)最安価格:62,000円(2025/12/04時点)簡単な作業や動画視聴には十分。持ち運び向きで機能性も充実マイクロソフトの「Surface Go 3」は文章作成をサクサクおこないたい人におすすめです。メモリ・ストレージの容量を選べるのが特徴で、今回はメモリに8GB、ストレージに128GBのSSDを搭載したモデルで検証しました。CPUにはIntel Pentium Gold 6500Yを採用しており、ベンチマークスコアは平均1,125ptsを記録。Core i3やCore i5などの上位のCPUには劣りますが、今回検証したなかでは比較的速くデータを処理できました。メモリは8GBを搭載しており、文字入力や資料確認などのデスクワークにおいて、読み込みが止まったりラグが発生したりすることはありません。ストレージの読み書きの速さの検証では、今回検証した商品の平均を上回り、高速といえる結果です。実際に文書作成を行うと、ラグなしに操作でき、体感ではCore i3の商品とほとんど変わりません。また、着脱可能なキーボードのタッチパッドの感度がよく、スクロールがしやすいとモニターから好評でした。さらに、ディスプレイはフルHD対応なので、デスクワークだけでなく映画やYouTubeの動画などのエンタメを楽しみたい人にもおすすめです。最大輝度は270nitで、晴れた屋外だと画面がやや見えにくい場合もあるでしょう。バッテリーの持ちはよく、約6時間45分も動画を連続再生できたので、通勤・通学の時間にバッテリー残量を気にすることなく使えます。動画を30分間再生したときに最も表面温度が高かった部分は30.5℃と、今回検証した商品のなかでは低めで、ずっと手に持っていてもそれほど熱くは感じません。また、Windows OSを提供するマイクロソフトが販売する機種なので、いち早く最新の状態にアップデートしたいという人にとってもおすすめです。良い点:データの処理性能は十分で、8GBのメモリがあるためラグが発生しにくいフルHDで画質がよく、キーボードのタッチパッドの感度もよかったバッテリーの持ちはよく、約6時間45分も動画を連続再生できた気になる点:晴れた日の屋外では画面が見にくい場合もある【3位】UBook X(CHUWI)おすすめスコア:4.2(2025/12/04時点)最安価格:59,417円(2025/12/04時点)処理性能が高くスムーズな操作感。タッチパッドの反応が惜しいPCやタブレットを中心に取り扱っている中国のメーカー、CHUWIの「UBook X」。Windows OSのタブレットにしては珍しく、カメラがタブレットの液晶側だけでなく外側にもついているのが特徴です。今回は、ストレージが256GBの商品を使って検証しました。CPUはIntel core i5-10210Yを使用しており、ベンチマークスコアの平均は1,400pts。今回検証した商品のなかでは高いスコアで、実際に使っていてもラグや読み込みの遅さを感じずスムーズに操作できました。純正品のキーボードは薄さのわりに安定感がありますが、タッチパッドの精度が悪く、たまにカーソルが思いどおりに動かないことがありました。ディスプレイはフルHDよりも解像度の高いQHDで、エンタメを楽しむのにも向いています。最大輝度は270nitで、太陽光の下では若干見えづらいでしょう。動画を連続で再生できた時間は約3時間27分とかなり短く、外で使うなら充電器は必須です。動画を30分連続で再生したとき、表面温度は最高40.3℃まで上昇しました。持てないほど熱いというほどではありませんが、本体だけの重量でも約810gと重めなので、手に持ってエンタメを鑑賞するには不向きでしょう。本体の裏面にスタンドがついているので、それを起こして机の上などに置いて見るのがおすすめです。タッチパネルの精度はよく、指で触れた場所が思いどおりに反応しました。良い点:カメラがタブレットの液晶側だけでなく外側にもついているベンチマークスコアが高数値で、ラグ・読み込みの遅さが気にならなかったディスプレイはフルHDよりも解像度の高いQHDに対応気になる点:タッチパッドの精度が悪く、カーソルの反応が悪いことがあった動画の連続再生時間は約3時間27分とかなり短く、外出先での充電が必要本体のみの重量でも約810gと重い【4位】Surface Go 2(マイクロソフト)おすすめスコア:4.2(2025/12/04時点)最安価格:46,300円(2025/12/04時点)処理能力はやや低めだが、資料確認や動画視聴に使うならあり世界的に有名なソフトウェアメーカーであるマイクロソフトの「Surface Go 2」。CPU・メモリ・ストレージなどのバリエーションを選べるのが特徴で、今回はCPUにIntel Pentium Gold 4425Y・4GBのメモリ・ストレージに64GBのSSDを搭載したモデルで検証しました。CPUの処理性能を示すベンチマークスコアは平均931ptsを記録。ネット閲覧や動画視聴程度ならスムーズにできますが、複数のアプリを同時に開いたり、処理が重いデスクワークに使ったりするにはやや物足りないでしょう。実際に文書作成をするとほとんどラグは起きず、1つのアプリだけを使う場面では処理速度が落ちることはありませんでした。ディスプレイや着脱可能なキーボードの操作精度も高く、デスクワークは快適にこなせるといえます。メモリは4GBで、何個もアプリを同時に開いて稼働させると少し処理が遅くなりました。動画を30分間再生したとき、最も表面温度が高かった部分は32.6℃と今回検証した商品のなかでは比較的低く、4隅ともずっと持っていてもそこまで熱くありません。ディスプレイはフルHD対応で、配信サービスやYouTubeできれいな動画を楽しめます。最大輝度は270nitで、太陽光下ではやや画面が見づらいでしょう。また、動画を連続で再生できたのは約4時間49分で、1日中外出先で使うには物足りないといえます。とはいえ、価格が比較的安価なので、自宅で簡単な資料の確認や動画視聴に使いたい人にとっては有力な選択肢です。良い点:ディスプレイや着脱可能なキーボードの操作精度は高かった文書作成でラグが起きず、アプリ1つなら処理速度が落ちなかったフルHD対応で、きれいな動画を楽しめる気になる点:ベンチマークスコアは平均931ptsと、重い処理にはやや物足りない約4時間49分しか動画を連続再生できず、1日使うには足りない【5位】K2(Dynabook)おすすめスコア:4.14(2025/12/03時点)最安価格:96,136円(2025/12/03時点)バッテリー持ちと、タッチした時の正確さが魅力Dynabookの「dynabook K2」は手軽にブラウジングをしたい人におすすめの商品です。ディスプレイ操作が快適で、ブラウジング中にストレスを感じることが少ないですよ。CPUはインテルCeleron N4500プロセッサーを採用。ベンチマークスコアは平均666ptsで、処理性能はそこまで高くありません。ネット閲覧には十分使えますが、ゲームや複数のアプリを同時に開いて行う作業などには不向きでしょう。実際に文書作成を行うと、関数や文字の入力でラグが生じていました。また、純正のキーボードのトラックパッド感度が高く画面が小さめなため、狙った部分にカーソルを合わせにくいと感じる人も。長時間快適に作業を続けたいなら別のキーボードとマウスを接続して使うとよいでしょう。8GBのメモリが搭載されており、作業中に固まってしまうといった問題は起きませんでした。ディスプレイは画面上のドットが目立ち、文字がカクカクして見えますが、ブラウジング時に文字を拡大することで滑らかに見ることができます。ディスプレイ操作の快適さの検証ではモニター10人中8人が指でタッチした場所が正確に反応したと回答。画面スクロールを頻繁におこなうインターネットの閲覧においてはストレスが少ないといえます。動画の連続再生時間は約9時間2分と長く、今回検証した商品の中でダントツの性能。表面温度は最高32.2℃と、手でずっと持っていても熱くない温度でした。サイズは10.1インチと標準的な大きさで、重さはタブレットのみで約590g、キーボード接続時で約1097gと携帯性はまずまず。最大輝度が270nitと低めなので、太陽光の下ではやや見にくい点に注意しましょう。文字入力の際にラグが起きる可能性があるため、資料作成にはあまり向きませんが、ブラウジングがメインの人は検討してもよいでしょう。良い点:動画の連続再生時間が長いタッチした場所が正確に反応する気になる点:CPUの処理性能が低く、ゲームや複数のアプリを同時に開いて⾏う作業には不向き【6位】dynabook K1/V(Dynabook)おすすめスコア:4.04(2025/12/05時点)最安価格:94,290円(2025/12/05時点)最低限の機能はあるが、処理が遅くデスクワークには不向きパソコンメーカーとして有名なDynabookの「dynabook K1/V」。別売りのペンを購入すれば、手書き入力にも対応しています。CPUにはインテルのCeleron プロセッサー N4020が搭載されており、CPUのベンチマークスコアは平均625.7ptsでした。メモリは4GBで、全体的に読み込みや処理が遅いと感じます。ちょっとした調べものや映像鑑賞には使えますが、てきぱきとデスクワークをこなしたい人には不向きでしょう。資料制作においては、処理能力の低さによるラグが目立ちました。文字入力はほぼ問題なく行えるものの、カーソルを合わせて文字を選択したり、スプレッドシートでセルを選択したりする際に毎回1秒程度のラグが。サクサクとデスクワークを行いたい人には不向きです。一方でタッチの精度はよく、ほぼ思いどおりの場所を選択できたので、ネットサーフィンには使いやすいでしょう。最大輝度は270nitと低めで、太陽光下では画面が見づらいでしょう。一方で、動画の連続再生時間は約7時間4分と長く、バッテリー持ちは十分。電源のない外出先で使うのに便利です。動画を30分間流したときの最高温度は33.3℃。温度は上がりすぎることがなく、手で長時間持っていても不快感がありませんでした。インターフェースは、キーボード側にType-Aが、本体側にType-C・マイクロSDカードがあり、今回検証した商品のなかでは比較的充実しています。Wi-Fi6には対応しておらず、高性能というよりかは必要最低限の機能を備えたタブレットです。良い点:約7時間4分再生でき、外出先で使いやすいType-A・CとマイクロSDカードが揃い、インターフェースは十分気になる点:ベンチマークスコアは平均625.7ptsと低く、デスクワークに向かないカーソルやセルの選択に1秒ほどのラグがあり、サクサク動かなかった【7位】ExpertBook B3 Detachable(ASUS)おすすめスコア:3.99(2025/12/04時点)最安価格:55,865円(2025/12/04時点)屋外での使用に向いているが、動作がやや重い点には要注意PCのパーツや周辺機器で有名な台湾のメーカー、ASUSの「ExpertBook B3 Detachable」。B5用紙ほどのコンパクトなサイズが特徴で、同じくらいのサイズの他商品より比較的軽量です。CPUにはSnapdragon 7c Gen2を採用しており、ベンチマークスコアは平均958ptsと、今回検証したほかの商品と比べてやや劣る結果に。メモリは4GBで、複数のアプリを開いていると、操作に対して忠実に動きはするもののサクサクとまではいきません。ストレージの読み書きも、今回検証したなかで最も速かった商品と比べると10分の1程度の性能でした。ディスプレイの操作精度は悪くなく、ラグもそこまで感じませんでしたが、着脱可能なキーボードでの文字入力にはラグがあります。ネット閲覧にはスムーズに使えるものの、デスクワークには不向きでしょう。画面はフルHDに対応していて、有機ELほどのメリハリはないものの映像がきれいに見えました。最大輝度は319nitで、晴れた屋外でも見やすいでしょう。動画は約6時間10分連続再生ができ、PDにも対応しているので外出先での使用に向いているといえます。動画を30分間再生したときの表面温度は、最も高い部分が36.4℃。4隅とも人肌程度の温度だったので、ずっと手に持っていても苦ではありませんでした。インターフェースはType-CやマイクロSDカードに対応。簡単な資料の確認や映像視聴が目的ならば選択肢にはなりますが、CPUが下位モデルのため少しラグを感じる点には要注意です。良い点:画面はフルHD対応で、最大輝度は319nitと晴れた屋外でも見やすいバッテリーの持ちがよく、PDにも対応している気になる点:ベンチマークスコアは平均958ptsと処理性能が低い複数アプリを開くとサクサク動きにくく、ストレージの読み書きも遅かった着脱可能なキーボードでの文字入力にラグがあり、デスクワークに不向き【8位】タブレットPC(JENESIS)おすすめスコア:3.98(2025/12/04時点)最安価格:46,399円(2025/12/04時点)処理性能は低いが、動画視聴がメインなら検討の余地ありJENESISの「aiwa タブレットPC JA2-TBW1001-DP」は、処理性能の低さはネックですが表面温度が高温にならないのは利点です。動画再生時の表面温度をサーモカメラで撮影したところ、温度はほとんどの場所で30℃前後でした。最も温度が高い部分でも35.3℃だったため、手に持って動画視聴をする際にも熱さを感じにくいでしょう。しかし、Intel Celeron N4020を採用しているCPUのベンチマークスコアは平均676ptsと、比較したなかでもかなり低めの結果となりました。メモリの処理性能もスムーズとはいえず、書類作成やブラウジングなどのタスクを同時にこなした場合、快適に作業できるとはいいがたい性能です。またバッテリーの持ち時間は約197分と短いのも難点。実際に使用したモニターからは「止まったり反応しなかったりでスクロールしづらい」「キーを押してから若干のラグが感じられる」などの声も挙がり、快適に作業できるとはいえません。とはいえ、ディスプレイの操作精度には不満はなく、指でタッチした場所への反応は正確です。使用したモニターからも、「意図したポイントでタッチが反応する」という声が聞かれました。輝度は平均的な数値ですが、解像度は高め。処理性能が低いため日常使いには物足りませんが、動画視聴がメインでたまにOfficeソフトを使う程度なら、検討する余地はあるでしょう。頻繁に使用する予定なら、ほかの商品をチェックしてくださいね。良い点:表面温度が高温にならない解像度の数値は高めで、意図した場所が正確に反応した気になる点:バッテリーの持ち時間は197分と短いCPUの処理性能やメモリの処理性能が低いスクロールしづらかったり文字が打ち込みにくかったりする【9位】8.9インチタブレットWindowsPC Ⅳ(サイエルインターナショナル)おすすめスコア:3.77(2025/12/04時点)最安価格:29,800円(2025/12/04時点)処理性能が低く動作にラグがある。デスクワークには不向き埼玉県に本社を置くサイエルインターナショナルの「M-WORKS 8.9インチタブレットWindowsPC Ⅳ」。カバーをつけると厚みはあるものの、縦幅・横幅はB5用紙に収まるほどのコンパクトな商品です。タッチパッドは反応しづらいときがあり、カーソルを思うように動かせない場面がありました。クリックボタンの沈み込みが大きいのでカチッとしっかりと押す必要があります。キーボードはサイズが小さいためエンターキーやバックスペースキーの面積が狭く、文字キーも小さめなので長時間タイピングをし続けるにはやや不便でしょう。タッチパネルは、触ったところが的確に反応します。CPUにはIntel Celeron Processor N4020を採用しており、ベンチマークスコアは平均651ptsを記録。今回検証した商品の中では処理性能が低く、ソフトの立ち上げやウェブで新しいタブを開くのにラグがありました。メモリは4GB搭載されていますが、単一のソフトだけを使うなら使いやすいものの、複数のソフトを開いていると動作が遅くなってしまいます。ストレージは64GBと少なめなので、保存したいものが多い場合には外付けのSSDかHDDを併用しましょう。ディスプレイはフルHD対応。最大輝度は270nitなので、晴天の屋外ではやや見づらいでしょう。動画を連続で再生できたのは約3時間30分だったので、1日中外出先で使うには不向き。通勤・通学時間に使う程度なら充電は持ちますが、充電ケーブルも一緒に持ち歩くのがよいでしょう。動画を連続で再生したときは、最も高温になった部分が42.6とずっと手にもっていられないほど高温になりました。【10位】2in1タブレット(フロンティア)おすすめスコア:3.63(2025/12/04時点)最安価格:49,800円(2025/12/04時点)付属キーボードが使いづらい。バッテリー持ちも悪いフロンティアの「2in1タブレット FRT270P(/KD)」は、付属キーボードが使いづらく、デスクワークにはそこまで向いていません。また、画面サイズが10.1インチとコンパクトなサイズではありますが、バッテリー持ちが悪いので外出先で使うには一緒に充電器も持ち運ぶ必要があるでしょう。CPUにはCeleronを採用しており、ベンチマークスコアは平均880ptsと処理性能はそこまで高くありません。実際に使っていると使い物にならないというほどではありませんが、ページの読み込みに時間がかかったり操作のラグが発生したりといったことがありました。メモリは8GB搭載しており、処理性能は遅めですが容量は十分といえます。タッチパッドが非常に操作しづらく、感度が高すぎるのかカーソルの位置がすぐにブレてしまい、ピンポイントで画面上のどこかを選択するのが困難。また、キーボードもエンターキーやバックスペースキーがかなり小さく、デスクワークでの使用にはあまりおすすめできません。ディスプレイ操作は、処理性能の低さによるラグはあるものの、タッチした位置は正確に反応します。ディスプレイの解像度は1,920×1,200でフルHD対応。最大輝度は270nitで、晴天の屋外では少し見づらいでしょう。動画を連続で再生できたのは約2時間36分と非常に短く、バッテリー持ちは悪いといえます。動画を30分間再生したあとの表面温度は最も高くなった部分で44.8度とかなり熱いため、長時間手に持って動画鑑賞やネットサーフィンをするには不向きです。良い点:メモリ容量が8GBと多め気になる点:タッチパッドの精度が悪く、操作しづらいバッテリー持ちが悪く、持ち運びに不向き長時間使うと、表面がかなり高温になる監修者:石川ひさよし(PC系専門ライター)ガイド:八幡康平(元ガジェットメーカー営業/マイベスト 家電・カーバイク用品担当)※ 監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。マイベストが独自に検証を行ったうえで、ランキング化しています。Windowsタブレットは、Microsoft(マイクロソフト)が展開するWindows OSを搭載しておりエクセルやワードなどのOfficeソフトが使えるため、文章作成を行う仕事用にもおすすめなタブレット(タブレットPC)です。持ち運びに適した8インチのものからPC代わりになる10インチのものまでサイズもさまざまで、安いモデルでもちゃんと使えるのか気になりますよね。今回は、各メーカーの最新商品や売れ筋上位から人気のWindowsタブレット10商品を集め、9個のポイントで比較して徹底検証。おすすめのWindowsタブレットをランキング形式でご紹介します。マイベストが定義するベストなWindowsタブレットは「Officeを使った文書作業やブラウザゲームが快適にできる性能の商品」。徹底検証してわかったWindowsタブレットの本当の選び方も解説しますので、ぜひ購入の際の参考にしてください。マイベストで全10商品の「Windowsタブレット」ランキングを見る売れ筋の人気Windowsタブレット全10商品を徹底比較!mybestではベストなWindowsタブレットを「Officeを使った文書作業やブラウザゲームが快適にできる性能の商品」と定義。ベストな商品を探すために、人気メーカーの最新商品やAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋上位のWindowsタブレット10商品を集め、以下の9個のポイントで徹底検証しました。上記の商品を探すため、以下の9項目の検証を行いました。検証①:CPUの処理性能検証②:メモリの処理性能検証③:ストレージの読み書きの速さ検証④:デスクワークの快適さ検証⑤:ディスプレイ操作の快適さ検証⑥:外出先での使いやすさ検証⑦:画面のきれいさ検証⑧:機能性の高さ検証⑨:表面温度の低さおすすめ人気ランキング【1位】MateBook E(HUAWEI)おすすめスコア:4.44(2025/12/03時点)最安価格:62,800円(2025/12/03時点)有機EL搭載で、仕事にもエンタメにも活躍する1台HUAWEIの「HUAWEI MateBook E」は快適にデスクワークをおこないたい人におすすめできる商品です。CPUにはIntel Core i3-1110G4 プロセッサーが採用されていて、性能を示すベンチマークスコアは平均1,965ptsを記録。今回検証した商品のなかでは高い処理性能です。メモリには一般的なノートPCと同等の8GBが搭載されていて処理能力が高いうえ、ストレージの読み書きの速さの検証でも優秀な結果に。実際に使っていても処理が遅いと感じる場面はなく、サクサクと操作できました。最大輝度は600nitと検証した商品のなかではトップレベルに高く、太陽光の下でも十分きれいに画面が見えます。動画を連続で約6時間27分再生できるほどバッテリーの持ちがよく、PDにも対応しているので、持ち運んで使う場合にも便利。動画を30分間再生したとき、最も表面温度が高い部分は約38.9℃で、4隅ともずっと手に持っているとやや熱いと感じました。処理性能が高いのでラグや読み込みの遅延がなく、検証に参加したモニターからは快適にデスクワークができると好評。タッチ操作への反応もほとんどラグがなく、高精度でした。ディスプレイには有機ELが採用されており、コントラストがはっきりとしたメリハリのある映像が楽しめます。デスクワークだけでなく、映画・動画の視聴も楽しみたい人にとくにおすすめです。Type-AやmicroSDカード対応のインターフェースはついていないので、必要なら別売りのハブを購入しましょう。良い点:処理能力が高いうえ、ストレージの読み書きも速かった最大輝度は600nitと高く、太陽光の下でも見やすいバッテリーの持ちがよく、PD対応で持ち運びに便利気になる点:Type-AやmicroSDカード対応のインターフェースはついていない【2位】Surface Go 3(マイクロソフト)おすすめスコア:4.42(2025/12/04時点)最安価格:62,000円(2025/12/04時点)簡単な作業や動画視聴には十分。持ち運び向きで機能性も充実マイクロソフトの「Surface Go 3」は文章作成をサクサクおこないたい人におすすめです。メモリ・ストレージの容量を選べるのが特徴で、今回はメモリに8GB、ストレージに128GBのSSDを搭載したモデルで検証しました。CPUにはIntel Pentium Gold 6500Yを採用しており、ベンチマークスコアは平均1,125ptsを記録。Core i3やCore i5などの上位のCPUには劣りますが、今回検証したなかでは比較的速くデータを処理できました。メモリは8GBを搭載しており、文字入力や資料確認などのデスクワークにおいて、読み込みが止まったりラグが発生したりすることはありません。ストレージの読み書きの速さの検証では、今回検証した商品の平均を上回り、高速といえる結果です。実際に文書作成を行うと、ラグなしに操作でき、体感ではCore i3の商品とほとんど変わりません。また、着脱可能なキーボードのタッチパッドの感度がよく、スクロールがしやすいとモニターから好評でした。さらに、ディスプレイはフルHD対応なので、デスクワークだけでなく映画やYouTubeの動画などのエンタメを楽しみたい人にもおすすめです。最大輝度は270nitで、晴れた屋外だと画面がやや見えにくい場合もあるでしょう。バッテリーの持ちはよく、約6時間45分も動画を連続再生できたので、通勤・通学の時間にバッテリー残量を気にすることなく使えます。動画を30分間再生したときに最も表面温度が高かった部分は30.5℃と、今回検証した商品のなかでは低めで、ずっと手に持っていてもそれほど熱くは感じません。また、Windows OSを提供するマイクロソフトが販売する機種なので、いち早く最新の状態にアップデートしたいという人にとってもおすすめです。良い点:データの処理性能は十分で、8GBのメモリがあるためラグが発生しにくいフルHDで画質がよく、キーボードのタッチパッドの感度もよかったバッテリーの持ちはよく、約6時間45分も動画を連続再生できた気になる点:晴れた日の屋外では画面が見にくい場合もある【3位】UBook X(CHUWI)おすすめスコア:4.2(2025/12/04時点)最安価格:59,417円(2025/12/04時点)処理性能が高くスムーズな操作感。タッチパッドの反応が惜しいPCやタブレットを中心に取り扱っている中国のメーカー、CHUWIの「UBook X」。Windows OSのタブレットにしては珍しく、カメラがタブレットの液晶側だけでなく外側にもついているのが特徴です。今回は、ストレージが256GBの商品を使って検証しました。CPUはIntel core i5-10210Yを使用しており、ベンチマークスコアの平均は1,400pts。今回検証した商品のなかでは高いスコアで、実際に使っていてもラグや読み込みの遅さを感じずスムーズに操作できました。純正品のキーボードは薄さのわりに安定感がありますが、タッチパッドの精度が悪く、たまにカーソルが思いどおりに動かないことがありました。ディスプレイはフルHDよりも解像度の高いQHDで、エンタメを楽しむのにも向いています。最大輝度は270nitで、太陽光の下では若干見えづらいでしょう。動画を連続で再生できた時間は約3時間27分とかなり短く、外で使うなら充電器は必須です。動画を30分連続で再生したとき、表面温度は最高40.3℃まで上昇しました。持てないほど熱いというほどではありませんが、本体だけの重量でも約810gと重めなので、手に持ってエンタメを鑑賞するには不向きでしょう。本体の裏面にスタンドがついているので、それを起こして机の上などに置いて見るのがおすすめです。タッチパネルの精度はよく、指で触れた場所が思いどおりに反応しました。良い点:カメラがタブレットの液晶側だけでなく外側にもついているベンチマークスコアが高数値で、ラグ・読み込みの遅さが気にならなかったディスプレイはフルHDよりも解像度の高いQHDに対応気になる点:タッチパッドの精度が悪く、カーソルの反応が悪いことがあった動画の連続再生時間は約3時間27分とかなり短く、外出先での充電が必要本体のみの重量でも約810gと重い【4位】Surface Go 2(マイクロソフト)おすすめスコア:4.2(2025/12/04時点)最安価格:46,300円(2025/12/04時点)処理能力はやや低めだが、資料確認や動画視聴に使うならあり世界的に有名なソフトウェアメーカーであるマイクロソフトの「Surface Go 2」。CPU・メモリ・ストレージなどのバリエーションを選べるのが特徴で、今回はCPUにIntel Pentium Gold 4425Y・4GBのメモリ・ストレージに64GBのSSDを搭載したモデルで検証しました。CPUの処理性能を示すベンチマークスコアは平均931ptsを記録。ネット閲覧や動画視聴程度ならスムーズにできますが、複数のアプリを同時に開いたり、処理が重いデスクワークに使ったりするにはやや物足りないでしょう。実際に文書作成をするとほとんどラグは起きず、1つのアプリだけを使う場面では処理速度が落ちることはありませんでした。ディスプレイや着脱可能なキーボードの操作精度も高く、デスクワークは快適にこなせるといえます。メモリは4GBで、何個もアプリを同時に開いて稼働させると少し処理が遅くなりました。動画を30分間再生したとき、最も表面温度が高かった部分は32.6℃と今回検証した商品のなかでは比較的低く、4隅ともずっと持っていてもそこまで熱くありません。ディスプレイはフルHD対応で、配信サービスやYouTubeできれいな動画を楽しめます。最大輝度は270nitで、太陽光下ではやや画面が見づらいでしょう。また、動画を連続で再生できたのは約4時間49分で、1日中外出先で使うには物足りないといえます。とはいえ、価格が比較的安価なので、自宅で簡単な資料の確認や動画視聴に使いたい人にとっては有力な選択肢です。良い点:ディスプレイや着脱可能なキーボードの操作精度は高かった文書作成でラグが起きず、アプリ1つなら処理速度が落ちなかったフルHD対応で、きれいな動画を楽しめる気になる点:ベンチマークスコアは平均931ptsと、重い処理にはやや物足りない約4時間49分しか動画を連続再生できず、1日使うには足りない【5位】K2(Dynabook)おすすめスコア:4.14(2025/12/03時点)最安価格:96,136円(2025/12/03時点)バッテリー持ちと、タッチした時の正確さが魅力Dynabookの「dynabook K2」は手軽にブラウジングをしたい人におすすめの商品です。ディスプレイ操作が快適で、ブラウジング中にストレスを感じることが少ないですよ。CPUはインテルCeleron N4500プロセッサーを採用。ベンチマークスコアは平均666ptsで、処理性能はそこまで高くありません。ネット閲覧には十分使えますが、ゲームや複数のアプリを同時に開いて行う作業などには不向きでしょう。実際に文書作成を行うと、関数や文字の入力でラグが生じていました。また、純正のキーボードのトラックパッド感度が高く画面が小さめなため、狙った部分にカーソルを合わせにくいと感じる人も。長時間快適に作業を続けたいなら別のキーボードとマウスを接続して使うとよいでしょう。8GBのメモリが搭載されており、作業中に固まってしまうといった問題は起きませんでした。ディスプレイは画面上のドットが目立ち、文字がカクカクして見えますが、ブラウジング時に文字を拡大することで滑らかに見ることができます。ディスプレイ操作の快適さの検証ではモニター10人中8人が指でタッチした場所が正確に反応したと回答。画面スクロールを頻繁におこなうインターネットの閲覧においてはストレスが少ないといえます。動画の連続再生時間は約9時間2分と長く、今回検証した商品の中でダントツの性能。表面温度は最高32.2℃と、手でずっと持っていても熱くない温度でした。サイズは10.1インチと標準的な大きさで、重さはタブレットのみで約590g、キーボード接続時で約1097gと携帯性はまずまず。最大輝度が270nitと低めなので、太陽光の下ではやや見にくい点に注意しましょう。文字入力の際にラグが起きる可能性があるため、資料作成にはあまり向きませんが、ブラウジングがメインの人は検討してもよいでしょう。良い点:動画の連続再生時間が長いタッチした場所が正確に反応する気になる点:CPUの処理性能が低く、ゲームや複数のアプリを同時に開いて⾏う作業には不向き【6位】dynabook K1/V(Dynabook)おすすめスコア:4.04(2025/12/05時点)最安価格:94,290円(2025/12/05時点)最低限の機能はあるが、処理が遅くデスクワークには不向きパソコンメーカーとして有名なDynabookの「dynabook K1/V」。別売りのペンを購入すれば、手書き入力にも対応しています。CPUにはインテルのCeleron プロセッサー N4020が搭載されており、CPUのベンチマークスコアは平均625.7ptsでした。メモリは4GBで、全体的に読み込みや処理が遅いと感じます。ちょっとした調べものや映像鑑賞には使えますが、てきぱきとデスクワークをこなしたい人には不向きでしょう。資料制作においては、処理能力の低さによるラグが目立ちました。文字入力はほぼ問題なく行えるものの、カーソルを合わせて文字を選択したり、スプレッドシートでセルを選択したりする際に毎回1秒程度のラグが。サクサクとデスクワークを行いたい人には不向きです。一方でタッチの精度はよく、ほぼ思いどおりの場所を選択できたので、ネットサーフィンには使いやすいでしょう。最大輝度は270nitと低めで、太陽光下では画面が見づらいでしょう。一方で、動画の連続再生時間は約7時間4分と長く、バッテリー持ちは十分。電源のない外出先で使うのに便利です。動画を30分間流したときの最高温度は33.3℃。温度は上がりすぎることがなく、手で長時間持っていても不快感がありませんでした。インターフェースは、キーボード側にType-Aが、本体側にType-C・マイクロSDカードがあり、今回検証した商品のなかでは比較的充実しています。Wi-Fi6には対応しておらず、高性能というよりかは必要最低限の機能を備えたタブレットです。良い点:約7時間4分再生でき、外出先で使いやすいType-A・CとマイクロSDカードが揃い、インターフェースは十分気になる点:ベンチマークスコアは平均625.7ptsと低く、デスクワークに向かないカーソルやセルの選択に1秒ほどのラグがあり、サクサク動かなかった【7位】ExpertBook B3 Detachable(ASUS)おすすめスコア:3.99(2025/12/04時点)最安価格:55,865円(2025/12/04時点)屋外での使用に向いているが、動作がやや重い点には要注意PCのパーツや周辺機器で有名な台湾のメーカー、ASUSの「ExpertBook B3 Detachable」。B5用紙ほどのコンパクトなサイズが特徴で、同じくらいのサイズの他商品より比較的軽量です。CPUにはSnapdragon 7c Gen2を採用しており、ベンチマークスコアは平均958ptsと、今回検証したほかの商品と比べてやや劣る結果に。メモリは4GBで、複数のアプリを開いていると、操作に対して忠実に動きはするもののサクサクとまではいきません。ストレージの読み書きも、今回検証したなかで最も速かった商品と比べると10分の1程度の性能でした。ディスプレイの操作精度は悪くなく、ラグもそこまで感じませんでしたが、着脱可能なキーボードでの文字入力にはラグがあります。ネット閲覧にはスムーズに使えるものの、デスクワークには不向きでしょう。画面はフルHDに対応していて、有機ELほどのメリハリはないものの映像がきれいに見えました。最大輝度は319nitで、晴れた屋外でも見やすいでしょう。動画は約6時間10分連続再生ができ、PDにも対応しているので外出先での使用に向いているといえます。動画を30分間再生したときの表面温度は、最も高い部分が36.4℃。4隅とも人肌程度の温度だったので、ずっと手に持っていても苦ではありませんでした。インターフェースはType-CやマイクロSDカードに対応。簡単な資料の確認や映像視聴が目的ならば選択肢にはなりますが、CPUが下位モデルのため少しラグを感じる点には要注意です。良い点:画面はフルHD対応で、最大輝度は319nitと晴れた屋外でも見やすいバッテリーの持ちがよく、PDにも対応している気になる点:ベンチマークスコアは平均958ptsと処理性能が低い複数アプリを開くとサクサク動きにくく、ストレージの読み書きも遅かった着脱可能なキーボードでの文字入力にラグがあり、デスクワークに不向き【8位】タブレットPC(JENESIS)おすすめスコア:3.98(2025/12/04時点)最安価格:46,399円(2025/12/04時点)処理性能は低いが、動画視聴がメインなら検討の余地ありJENESISの「aiwa タブレットPC JA2-TBW1001-DP」は、処理性能の低さはネックですが表面温度が高温にならないのは利点です。動画再生時の表面温度をサーモカメラで撮影したところ、温度はほとんどの場所で30℃前後でした。最も温度が高い部分でも35.3℃だったため、手に持って動画視聴をする際にも熱さを感じにくいでしょう。しかし、Intel Celeron N4020を採用しているCPUのベンチマークスコアは平均676ptsと、比較したなかでもかなり低めの結果となりました。メモリの処理性能もスムーズとはいえず、書類作成やブラウジングなどのタスクを同時にこなした場合、快適に作業できるとはいいがたい性能です。またバッテリーの持ち時間は約197分と短いのも難点。実際に使用したモニターからは「止まったり反応しなかったりでスクロールしづらい」「キーを押してから若干のラグが感じられる」などの声も挙がり、快適に作業できるとはいえません。とはいえ、ディスプレイの操作精度には不満はなく、指でタッチした場所への反応は正確です。使用したモニターからも、「意図したポイントでタッチが反応する」という声が聞かれました。輝度は平均的な数値ですが、解像度は高め。処理性能が低いため日常使いには物足りませんが、動画視聴がメインでたまにOfficeソフトを使う程度なら、検討する余地はあるでしょう。頻繁に使用する予定なら、ほかの商品をチェックしてくださいね。良い点:表面温度が高温にならない解像度の数値は高めで、意図した場所が正確に反応した気になる点:バッテリーの持ち時間は197分と短いCPUの処理性能やメモリの処理性能が低いスクロールしづらかったり文字が打ち込みにくかったりする【9位】8.9インチタブレットWindowsPC Ⅳ(サイエルインターナショナル)おすすめスコア:3.77(2025/12/04時点)最安価格:29,800円(2025/12/04時点)処理性能が低く動作にラグがある。デスクワークには不向き埼玉県に本社を置くサイエルインターナショナルの「M-WORKS 8.9インチタブレットWindowsPC Ⅳ」。カバーをつけると厚みはあるものの、縦幅・横幅はB5用紙に収まるほどのコンパクトな商品です。タッチパッドは反応しづらいときがあり、カーソルを思うように動かせない場面がありました。クリックボタンの沈み込みが大きいのでカチッとしっかりと押す必要があります。キーボードはサイズが小さいためエンターキーやバックスペースキーの面積が狭く、文字キーも小さめなので長時間タイピングをし続けるにはやや不便でしょう。タッチパネルは、触ったところが的確に反応します。CPUにはIntel Celeron Processor N4020を採用しており、ベンチマークスコアは平均651ptsを記録。今回検証した商品の中では処理性能が低く、ソフトの立ち上げやウェブで新しいタブを開くのにラグがありました。メモリは4GB搭載されていますが、単一のソフトだけを使うなら使いやすいものの、複数のソフトを開いていると動作が遅くなってしまいます。ストレージは64GBと少なめなので、保存したいものが多い場合には外付けのSSDかHDDを併用しましょう。ディスプレイはフルHD対応。最大輝度は270nitなので、晴天の屋外ではやや見づらいでしょう。動画を連続で再生できたのは約3時間30分だったので、1日中外出先で使うには不向き。通勤・通学時間に使う程度なら充電は持ちますが、充電ケーブルも一緒に持ち歩くのがよいでしょう。動画を連続で再生したときは、最も高温になった部分が42.6とずっと手にもっていられないほど高温になりました。【10位】2in1タブレット(フロンティア)おすすめスコア:3.63(2025/12/04時点)最安価格:49,800円(2025/12/04時点)付属キーボードが使いづらい。バッテリー持ちも悪いフロンティアの「2in1タブレット FRT270P(/KD)」は、付属キーボードが使いづらく、デスクワークにはそこまで向いていません。また、画面サイズが10.1インチとコンパクトなサイズではありますが、バッテリー持ちが悪いので外出先で使うには一緒に充電器も持ち運ぶ必要があるでしょう。CPUにはCeleronを採用しており、ベンチマークスコアは平均880ptsと処理性能はそこまで高くありません。実際に使っていると使い物にならないというほどではありませんが、ページの読み込みに時間がかかったり操作のラグが発生したりといったことがありました。メモリは8GB搭載しており、処理性能は遅めですが容量は十分といえます。タッチパッドが非常に操作しづらく、感度が高すぎるのかカーソルの位置がすぐにブレてしまい、ピンポイントで画面上のどこかを選択するのが困難。また、キーボードもエンターキーやバックスペースキーがかなり小さく、デスクワークでの使用にはあまりおすすめできません。ディスプレイ操作は、処理性能の低さによるラグはあるものの、タッチした位置は正確に反応します。ディスプレイの解像度は1,920×1,200でフルHD対応。最大輝度は270nitで、晴天の屋外では少し見づらいでしょう。動画を連続で再生できたのは約2時間36分と非常に短く、バッテリー持ちは悪いといえます。動画を30分間再生したあとの表面温度は最も高くなった部分で44.8度とかなり熱いため、長時間手に持って動画鑑賞やネットサーフィンをするには不向きです。良い点:メモリ容量が8GBと多め気になる点:タッチパッドの精度が悪く、操作しづらいバッテリー持ちが悪く、持ち運びに不向き長時間使うと、表面がかなり高温になる監修者:石川ひさよし(PC系専門ライター)ガイド:八幡康平(元ガジェットメーカー営業/マイベスト 家電・カーバイク用品担当)※ 監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。マイベストが独自に検証を行ったうえで、ランキング化しています。

【徹底比較】Windowsタブレットのおすすめ人気ランキング

2025/12/05 19:35

Windowsタブレットは、Microsoft(マイクロソフト)が展開するWindows OSを搭載しておりエクセルやワードなどのOfficeソフトが使えるため、文章作成を行う仕事用にもおすすめなタブレット(タブレットPC)です。持ち運びに適した8インチのものからPC代わりになる10インチのものまでサイズもさまざまで、安いモデルでもちゃんと使えるのか気になりますよね。

今回は、各メーカーの最新商品や売れ筋上位から人気のWindowsタブレット10商品を集め、9個のポイントで比較して徹底検証。おすすめのWindowsタブレットをランキング形式でご紹介します。マイベストが定義するベストなWindowsタブレットは「Officeを使った文書作業やブラウザゲームが快適にできる性能の商品」。徹底検証してわかったWindowsタブレットの本当の選び方も解説しますので、ぜひ購入の際の参考にしてください。


マイベストで全10商品の「Windowsタブレット」ランキングを見る

売れ筋の人気Windowsタブレット全10商品を徹底比較!

mybestではベストなWindowsタブレットを「Officeを使った文書作業やブラウザゲームが快適にできる性能の商品」と定義。ベストな商品を探すために、人気メーカーの最新商品やAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋上位のWindowsタブレット10商品を集め、以下の9個のポイントで徹底検証しました。上記の商品を探すため、以下の9項目の検証を行いました。検証①:CPUの処理性能検証②:メモリの処理性能検証③:ストレージの読み書きの速さ検証④:デスクワークの快適さ検証⑤:ディスプレイ操作の快適さ検証⑥:外出先での使いやすさ検証⑦:画面のきれいさ検証⑧:機能性の高さ検証⑨:表面温度の低さ

おすすめ人気ランキング

【1位】MateBook E(HUAWEI)

おすすめスコア:4.44(2025/12/03時点)

最安価格:62,800円(2025/12/03時点)

有機EL搭載で、仕事にもエンタメにも活躍する1台

HUAWEIの「HUAWEI MateBook E」は快適にデスクワークをおこないたい人におすすめできる商品です。CPUにはIntel Core i3-1110G4 プロセッサーが採用されていて、性能を示すベンチマークスコアは平均1,965ptsを記録。今回検証した商品のなかでは高い処理性能です。メモリには一般的なノートPCと同等の8GBが搭載されていて処理能力が高いうえ、ストレージの読み書きの速さの検証でも優秀な結果に。実際に使っていても処理が遅いと感じる場面はなく、サクサクと操作できました。最大輝度は600nitと検証した商品のなかではトップレベルに高く、太陽光の下でも十分きれいに画面が見えます。動画を連続で約6時間27分再生できるほどバッテリーの持ちがよく、PDにも対応しているので、持ち運んで使う場合にも便利。動画を30分間再生したとき、最も表面温度が高い部分は約38.9℃で、4隅ともずっと手に持っているとやや熱いと感じました。処理性能が高いのでラグや読み込みの遅延がなく、検証に参加したモニターからは快適にデスクワークができると好評。タッチ操作への反応もほとんどラグがなく、高精度でした。ディスプレイには有機ELが採用されており、コントラストがはっきりとしたメリハリのある映像が楽しめます。デスクワークだけでなく、映画・動画の視聴も楽しみたい人にとくにおすすめです。Type-AやmicroSDカード対応のインターフェースはついていないので、必要なら別売りのハブを購入しましょう。


良い点:
  • 処理能力が高いうえ、ストレージの読み書きも速かった
  • 最大輝度は600nitと高く、太陽光の下でも見やすい
  • バッテリーの持ちがよく、PD対応で持ち運びに便利
気になる点:
  • Type-AやmicroSDカード対応のインターフェースはついていない

【2位】Surface Go 3(マイクロソフト)

おすすめスコア:4.42(2025/12/04時点)

最安価格:62,000円(2025/12/04時点)

簡単な作業や動画視聴には十分。持ち運び向きで機能性も充実

マイクロソフトの「Surface Go 3」は文章作成をサクサクおこないたい人におすすめです。メモリ・ストレージの容量を選べるのが特徴で、今回はメモリに8GB、ストレージに128GBのSSDを搭載したモデルで検証しました。CPUにはIntel Pentium Gold 6500Yを採用しており、ベンチマークスコアは平均1,125ptsを記録。Core i3やCore i5などの上位のCPUには劣りますが、今回検証したなかでは比較的速くデータを処理できました。メモリは8GBを搭載しており、文字入力や資料確認などのデスクワークにおいて、読み込みが止まったりラグが発生したりすることはありません。ストレージの読み書きの速さの検証では、今回検証した商品の平均を上回り、高速といえる結果です。実際に文書作成を行うと、ラグなしに操作でき、体感ではCore i3の商品とほとんど変わりません。また、着脱可能なキーボードのタッチパッドの感度がよく、スクロールがしやすいとモニターから好評でした。さらに、ディスプレイはフルHD対応なので、デスクワークだけでなく映画やYouTubeの動画などのエンタメを楽しみたい人にもおすすめです。最大輝度は270nitで、晴れた屋外だと画面がやや見えにくい場合もあるでしょう。バッテリーの持ちはよく、約6時間45分も動画を連続再生できたので、通勤・通学の時間にバッテリー残量を気にすることなく使えます。動画を30分間再生したときに最も表面温度が高かった部分は30.5℃と、今回検証した商品のなかでは低めで、ずっと手に持っていてもそれほど熱くは感じません。また、Windows OSを提供するマイクロソフトが販売する機種なので、いち早く最新の状態にアップデートしたいという人にとってもおすすめです。


良い点:
  • データの処理性能は十分で、8GBのメモリがあるためラグが発生しにくい
  • フルHDで画質がよく、キーボードのタッチパッドの感度もよかった
  • バッテリーの持ちはよく、約6時間45分も動画を連続再生できた
気になる点:
  • 晴れた日の屋外では画面が見にくい場合もある

【3位】UBook X(CHUWI)

おすすめスコア:4.2(2025/12/04時点)

最安価格:59,417円(2025/12/04時点)

処理性能が高くスムーズな操作感。タッチパッドの反応が惜しい

PCやタブレットを中心に取り扱っている中国のメーカー、CHUWIの「UBook X」。Windows OSのタブレットにしては珍しく、カメラがタブレットの液晶側だけでなく外側にもついているのが特徴です。今回は、ストレージが256GBの商品を使って検証しました。CPUはIntel core i5-10210Yを使用しており、ベンチマークスコアの平均は1,400pts。今回検証した商品のなかでは高いスコアで、実際に使っていてもラグや読み込みの遅さを感じずスムーズに操作できました。純正品のキーボードは薄さのわりに安定感がありますが、タッチパッドの精度が悪く、たまにカーソルが思いどおりに動かないことがありました。ディスプレイはフルHDよりも解像度の高いQHDで、エンタメを楽しむのにも向いています。最大輝度は270nitで、太陽光の下では若干見えづらいでしょう。動画を連続で再生できた時間は約3時間27分とかなり短く、外で使うなら充電器は必須です。動画を30分連続で再生したとき、表面温度は最高40.3℃まで上昇しました。持てないほど熱いというほどではありませんが、本体だけの重量でも約810gと重めなので、手に持ってエンタメを鑑賞するには不向きでしょう。本体の裏面にスタンドがついているので、それを起こして机の上などに置いて見るのがおすすめです。タッチパネルの精度はよく、指で触れた場所が思いどおりに反応しました。


良い点:
  • カメラがタブレットの液晶側だけでなく外側にもついている
  • ベンチマークスコアが高数値で、ラグ・読み込みの遅さが気にならなかった
  • ディスプレイはフルHDよりも解像度の高いQHDに対応
気になる点:
  • タッチパッドの精度が悪く、カーソルの反応が悪いことがあった
  • 動画の連続再生時間は約3時間27分とかなり短く、外出先での充電が必要
  • 本体のみの重量でも約810gと重い

【4位】Surface Go 2(マイクロソフト)

おすすめスコア:4.2(2025/12/04時点)

最安価格:46,300円(2025/12/04時点)

処理能力はやや低めだが、資料確認や動画視聴に使うならあり

世界的に有名なソフトウェアメーカーであるマイクロソフトの「Surface Go 2」。CPU・メモリ・ストレージなどのバリエーションを選べるのが特徴で、今回はCPUにIntel Pentium Gold 4425Y・4GBのメモリ・ストレージに64GBのSSDを搭載したモデルで検証しました。CPUの処理性能を示すベンチマークスコアは平均931ptsを記録。ネット閲覧や動画視聴程度ならスムーズにできますが、複数のアプリを同時に開いたり、処理が重いデスクワークに使ったりするにはやや物足りないでしょう。実際に文書作成をするとほとんどラグは起きず、1つのアプリだけを使う場面では処理速度が落ちることはありませんでした。ディスプレイや着脱可能なキーボードの操作精度も高く、デスクワークは快適にこなせるといえます。メモリは4GBで、何個もアプリを同時に開いて稼働させると少し処理が遅くなりました。動画を30分間再生したとき、最も表面温度が高かった部分は32.6℃と今回検証した商品のなかでは比較的低く、4隅ともずっと持っていてもそこまで熱くありません。ディスプレイはフルHD対応で、配信サービスやYouTubeできれいな動画を楽しめます。最大輝度は270nitで、太陽光下ではやや画面が見づらいでしょう。また、動画を連続で再生できたのは約4時間49分で、1日中外出先で使うには物足りないといえます。とはいえ、価格が比較的安価なので、自宅で簡単な資料の確認や動画視聴に使いたい人にとっては有力な選択肢です。


良い点:
  • ディスプレイや着脱可能なキーボードの操作精度は高かった
  • 文書作成でラグが起きず、アプリ1つなら処理速度が落ちなかった
  • フルHD対応で、きれいな動画を楽しめる
気になる点:
  • ベンチマークスコアは平均931ptsと、重い処理にはやや物足りない
  • 約4時間49分しか動画を連続再生できず、1日使うには足りない

【5位】K2(Dynabook)

おすすめスコア:4.14(2025/12/03時点)

最安価格:96,136円(2025/12/03時点)

バッテリー持ちと、タッチした時の正確さが魅力

Dynabookの「dynabook K2」は手軽にブラウジングをしたい人におすすめの商品です。ディスプレイ操作が快適で、ブラウジング中にストレスを感じることが少ないですよ。CPUはインテルCeleron N4500プロセッサーを採用。ベンチマークスコアは平均666ptsで、処理性能はそこまで高くありません。ネット閲覧には十分使えますが、ゲームや複数のアプリを同時に開いて行う作業などには不向きでしょう。実際に文書作成を行うと、関数や文字の入力でラグが生じていました。また、純正のキーボードのトラックパッド感度が高く画面が小さめなため、狙った部分にカーソルを合わせにくいと感じる人も。長時間快適に作業を続けたいなら別のキーボードとマウスを接続して使うとよいでしょう。8GBのメモリが搭載されており、作業中に固まってしまうといった問題は起きませんでした。ディスプレイは画面上のドットが目立ち、文字がカクカクして見えますが、ブラウジング時に文字を拡大することで滑らかに見ることができます。ディスプレイ操作の快適さの検証ではモニター10人中8人が指でタッチした場所が正確に反応したと回答。画面スクロールを頻繁におこなうインターネットの閲覧においてはストレスが少ないといえます。動画の連続再生時間は約9時間2分と長く、今回検証した商品の中でダントツの性能。表面温度は最高32.2℃と、手でずっと持っていても熱くない温度でした。サイズは10.1インチと標準的な大きさで、重さはタブレットのみで約590g、キーボード接続時で約1097gと携帯性はまずまず。最大輝度が270nitと低めなので、太陽光の下ではやや見にくい点に注意しましょう。文字入力の際にラグが起きる可能性があるため、資料作成にはあまり向きませんが、ブラウジングがメインの人は検討してもよいでしょう。


良い点:
  • 動画の連続再生時間が長い
  • タッチした場所が正確に反応する
気になる点:
  • CPUの処理性能が低く、ゲームや複数のアプリを同時に開いて⾏う作業には不向き

【6位】dynabook K1/V(Dynabook)

おすすめスコア:4.04(2025/12/05時点)

最安価格:94,290円(2025/12/05時点)

最低限の機能はあるが、処理が遅くデスクワークには不向き

パソコンメーカーとして有名なDynabookの「dynabook K1/V」。別売りのペンを購入すれば、手書き入力にも対応しています。CPUにはインテルのCeleron プロセッサー N4020が搭載されており、CPUのベンチマークスコアは平均625.7ptsでした。メモリは4GBで、全体的に読み込みや処理が遅いと感じます。ちょっとした調べものや映像鑑賞には使えますが、てきぱきとデスクワークをこなしたい人には不向きでしょう。資料制作においては、処理能力の低さによるラグが目立ちました。文字入力はほぼ問題なく行えるものの、カーソルを合わせて文字を選択したり、スプレッドシートでセルを選択したりする際に毎回1秒程度のラグが。サクサクとデスクワークを行いたい人には不向きです。一方でタッチの精度はよく、ほぼ思いどおりの場所を選択できたので、ネットサーフィンには使いやすいでしょう。最大輝度は270nitと低めで、太陽光下では画面が見づらいでしょう。一方で、動画の連続再生時間は約7時間4分と長く、バッテリー持ちは十分。電源のない外出先で使うのに便利です。動画を30分間流したときの最高温度は33.3℃。温度は上がりすぎることがなく、手で長時間持っていても不快感がありませんでした。インターフェースは、キーボード側にType-Aが、本体側にType-C・マイクロSDカードがあり、今回検証した商品のなかでは比較的充実しています。Wi-Fi6には対応しておらず、高性能というよりかは必要最低限の機能を備えたタブレットです。


良い点:
  • 約7時間4分再生でき、外出先で使いやすい
  • Type-A・CとマイクロSDカードが揃い、インターフェースは十分
気になる点:
  • ベンチマークスコアは平均625.7ptsと低く、デスクワークに向かない
  • カーソルやセルの選択に1秒ほどのラグがあり、サクサク動かなかった

【7位】ExpertBook B3 Detachable(ASUS)

おすすめスコア:3.99(2025/12/04時点)

最安価格:55,865円(2025/12/04時点)

屋外での使用に向いているが、動作がやや重い点には要注意

PCのパーツや周辺機器で有名な台湾のメーカー、ASUSの「ExpertBook B3 Detachable」。B5用紙ほどのコンパクトなサイズが特徴で、同じくらいのサイズの他商品より比較的軽量です。CPUにはSnapdragon 7c Gen2を採用しており、ベンチマークスコアは平均958ptsと、今回検証したほかの商品と比べてやや劣る結果に。メモリは4GBで、複数のアプリを開いていると、操作に対して忠実に動きはするもののサクサクとまではいきません。ストレージの読み書きも、今回検証したなかで最も速かった商品と比べると10分の1程度の性能でした。ディスプレイの操作精度は悪くなく、ラグもそこまで感じませんでしたが、着脱可能なキーボードでの文字入力にはラグがあります。ネット閲覧にはスムーズに使えるものの、デスクワークには不向きでしょう。画面はフルHDに対応していて、有機ELほどのメリハリはないものの映像がきれいに見えました。最大輝度は319nitで、晴れた屋外でも見やすいでしょう。動画は約6時間10分連続再生ができ、PDにも対応しているので外出先での使用に向いているといえます。動画を30分間再生したときの表面温度は、最も高い部分が36.4℃。4隅とも人肌程度の温度だったので、ずっと手に持っていても苦ではありませんでした。インターフェースはType-CやマイクロSDカードに対応。簡単な資料の確認や映像視聴が目的ならば選択肢にはなりますが、CPUが下位モデルのため少しラグを感じる点には要注意です。


良い点:
  • 画面はフルHD対応で、最大輝度は319nitと晴れた屋外でも見やすい
  • バッテリーの持ちがよく、PDにも対応している
気になる点:
  • ベンチマークスコアは平均958ptsと処理性能が低い
  • 複数アプリを開くとサクサク動きにくく、ストレージの読み書きも遅かった
  • 着脱可能なキーボードでの文字入力にラグがあり、デスクワークに不向き

【8位】タブレットPC(JENESIS)

おすすめスコア:3.98(2025/12/04時点)

最安価格:46,399円(2025/12/04時点)

処理性能は低いが、動画視聴がメインなら検討の余地あり

JENESISの「aiwa タブレットPC JA2-TBW1001-DP」は、処理性能の低さはネックですが表面温度が高温にならないのは利点です。動画再生時の表面温度をサーモカメラで撮影したところ、温度はほとんどの場所で30℃前後でした。最も温度が高い部分でも35.3℃だったため、手に持って動画視聴をする際にも熱さを感じにくいでしょう。しかし、Intel Celeron N4020を採用しているCPUのベンチマークスコアは平均676ptsと、比較したなかでもかなり低めの結果となりました。メモリの処理性能もスムーズとはいえず、書類作成やブラウジングなどのタスクを同時にこなした場合、快適に作業できるとはいいがたい性能です。またバッテリーの持ち時間は約197分と短いのも難点。実際に使用したモニターからは「止まったり反応しなかったりでスクロールしづらい」「キーを押してから若干のラグが感じられる」などの声も挙がり、快適に作業できるとはいえません。とはいえ、ディスプレイの操作精度には不満はなく、指でタッチした場所への反応は正確です。使用したモニターからも、「意図したポイントでタッチが反応する」という声が聞かれました。輝度は平均的な数値ですが、解像度は高め。処理性能が低いため日常使いには物足りませんが、動画視聴がメインでたまにOfficeソフトを使う程度なら、検討する余地はあるでしょう。頻繁に使用する予定なら、ほかの商品をチェックしてくださいね。


良い点:
  • 表面温度が高温にならない
  • 解像度の数値は高めで、意図した場所が正確に反応した
気になる点:
  • バッテリーの持ち時間は197分と短い
  • CPUの処理性能やメモリの処理性能が低い
  • スクロールしづらかったり文字が打ち込みにくかったりする

【9位】8.9インチタブレットWindowsPC Ⅳ(サイエルインターナショナル)

おすすめスコア:3.77(2025/12/04時点)

最安価格:29,800円(2025/12/04時点)

処理性能が低く動作にラグがある。デスクワークには不向き

埼玉県に本社を置くサイエルインターナショナルの「M-WORKS 8.9インチタブレットWindowsPC Ⅳ」。カバーをつけると厚みはあるものの、縦幅・横幅はB5用紙に収まるほどのコンパクトな商品です。タッチパッドは反応しづらいときがあり、カーソルを思うように動かせない場面がありました。クリックボタンの沈み込みが大きいのでカチッとしっかりと押す必要があります。キーボードはサイズが小さいためエンターキーやバックスペースキーの面積が狭く、文字キーも小さめなので長時間タイピングをし続けるにはやや不便でしょう。タッチパネルは、触ったところが的確に反応します。CPUにはIntel Celeron Processor N4020を採用しており、ベンチマークスコアは平均651ptsを記録。今回検証した商品の中では処理性能が低く、ソフトの立ち上げやウェブで新しいタブを開くのにラグがありました。メモリは4GB搭載されていますが、単一のソフトだけを使うなら使いやすいものの、複数のソフトを開いていると動作が遅くなってしまいます。ストレージは64GBと少なめなので、保存したいものが多い場合には外付けのSSDかHDDを併用しましょう。ディスプレイはフルHD対応。最大輝度は270nitなので、晴天の屋外ではやや見づらいでしょう。動画を連続で再生できたのは約3時間30分だったので、1日中外出先で使うには不向き。通勤・通学時間に使う程度なら充電は持ちますが、充電ケーブルも一緒に持ち歩くのがよいでしょう。動画を連続で再生したときは、最も高温になった部分が42.6とずっと手にもっていられないほど高温になりました。

【10位】2in1タブレット(フロンティア)

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付属キーボードが使いづらい。バッテリー持ちも悪い

フロンティアの「2in1タブレット FRT270P(/KD)」は、付属キーボードが使いづらく、デスクワークにはそこまで向いていません。また、画面サイズが10.1インチとコンパクトなサイズではありますが、バッテリー持ちが悪いので外出先で使うには一緒に充電器も持ち運ぶ必要があるでしょう。CPUにはCeleronを採用しており、ベンチマークスコアは平均880ptsと処理性能はそこまで高くありません。実際に使っていると使い物にならないというほどではありませんが、ページの読み込みに時間がかかったり操作のラグが発生したりといったことがありました。メモリは8GB搭載しており、処理性能は遅めですが容量は十分といえます。タッチパッドが非常に操作しづらく、感度が高すぎるのかカーソルの位置がすぐにブレてしまい、ピンポイントで画面上のどこかを選択するのが困難。また、キーボードもエンターキーやバックスペースキーがかなり小さく、デスクワークでの使用にはあまりおすすめできません。ディスプレイ操作は、処理性能の低さによるラグはあるものの、タッチした位置は正確に反応します。ディスプレイの解像度は1,920×1,200でフルHD対応。最大輝度は270nitで、晴天の屋外では少し見づらいでしょう。動画を連続で再生できたのは約2時間36分と非常に短く、バッテリー持ちは悪いといえます。動画を30分間再生したあとの表面温度は最も高くなった部分で44.8度とかなり熱いため、長時間手に持って動画鑑賞やネットサーフィンをするには不向きです。


良い点:
  • メモリ容量が8GBと多め
気になる点:
  • タッチパッドの精度が悪く、操作しづらい
  • バッテリー持ちが悪く、持ち運びに不向き
  • 長時間使うと、表面がかなり高温になる

監修者:石川ひさよし(PC系専門ライター)

ガイド:八幡康平(元ガジェットメーカー営業/マイベスト 家電・カーバイク用品担当)


※ 監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。マイベストが独自に検証を行ったうえで、ランキング化しています。

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