バンガードのグローバル定量株式責任者であるジョン・アメリクス氏は、ビットコイン BTC$90,114.46 について、長期的な資産形成のための資産というよりも、投機的なコレクティブルに似ていると述べ、人気のあるぬいぐるみコレクションとなった「デジタルLabubu」に例えました。
アメリクス氏の発言は木曜日にニューヨークで開催されたブルームバーグの「ETFs in Depth」カンファレンスでのもので、ビットコインはバンガードが長期投資を評価する際に求める収入、複利、キャッシュフローの特性を欠いていると述べました。
彼の否定的な姿勢は、バンガードが暗号資産の上場投資信託(ETF)向けにプラットフォームを開放したばかりの時期に表明されたもので、同社の5000万人の顧客がブラックロックやフィデリティなどのライバル企業からの規制された投資商品にアクセスできるようになりました。
この資産管理大手による暗号資産の渋々の受け入れは、資産クラス全体に対する長年の懐疑的姿勢からの転換です。長年にわたり、バンガードは顧客に暗号資産商品を提供することに反対し、デジタル資産を非常に投機的であり、同社の中核的な投資哲学に合致しないと繰り返し主張してきました。
アメリクス氏によると、その見解は明らかに変わっていないようです。その結果、バンガードは独自の暗号資産に焦点を当てたETFを立ち上げる計画はありません。この決定は、ビットコインETFがブラックロックの最大の収益源となっていることを考えると注目に値します。
それでも、バンガードは暗号資産ETFとファンドが「市場のボラティリティの期間を通じてテストされ、設計通りに機能し、流動性を維持している」ことを確認した後、これらの商品に対して同社のブローカレッジプラットフォームを開放しました。
そのアクセスがあっても、バンガードは顧客に暗号資産の売買や保有するトークンについてアドバイスすることはないと、アメリクス氏は述べました。
アメリクス氏は、ビットコインは最終的に高インフレや政治的不安定などの特定の条件下で非投機的価値を示す可能性があるが、証拠はまだ限られていると主張しました。「まだ歴史が短すぎる」と彼は述べました。
Source: https://www.coindesk.com/business/2025/12/13/vanguard-exec-likens-bitcoin-to-digital-labubu-even-as-firm-opens-etf-trading-access

