レッドブル・ジャパン株式会社は12月11日~13日、ドバイ(U.A.E.)で『Red Bull Tetris® World Final』を開催しました。決勝戦では2,000機以上のドローンを使用して、世界初となる空中でのテトリス公式戦を世界最大規模で実施し、フェフミ・アタラー(トルコ)が初代世界王者の座を獲得しました。
同大会には日本を含む60カ国以上の代表が出場しました。スマートフォンのブラウザ上で行われた予選には全世界で700万回以上のプレイがあり、世界最大級のグローバルゲーム大会として注目を集めていました。
日本代表のAK(19歳、埼玉県、学生)は予選をTop3通過しましたが、現地時間12月12日(金)に行われたトーナメントではベスト16で敗退しました。大会後、「初の海外だったので緊張しました。初日のパーティで少し緊張が解け、翌日の予選は会場が砂漠の中で、砂漠に感動しました。またバギー搭乗やプールなどを楽しみながら試合に臨み、良い結果を残すことができました」とコメントしています。
AKは続けて、「決勝トーナメントは勝ちを意識しすぎたことで焦りが出てしまい、緊張しすぎて思うようなプレイができず、悔しい結果で終わりました。楽しみにしていたドローンを使ったテトリスにくわえて、花火やオーケストラなどの演出がとても豪華で、あの舞台に立ちたかったです」と述べています。
決勝の舞台となったのは、ドバイの観光名所「ドバイフレーム(高さ150m × 幅93m)」です。同フレームをゲーム画面の枠に見立てた、世界最大で世界初となるライブでプレイが可能な空中でのテトリス公式戦が実施されました。eスポーツはスクリーン外へと飛び出し、没入型オープンエア空間として夜空に登場しました。
決勝に勝ち進んだのはペルー代表のレオ・ソロザノと、トルコ代表のフェフミ・アタラーの2名です。
決勝戦ではどちらが先に挑むかを決めるオフステージの試合が行われ、フェフミ・アタラーが勝利して「後攻」を選択しました。先攻のレオ・ソロザノがTスピンを活用して5分間のゲームを57,164点で終えると、フェフミ・アタラーは際立ったパフォーマンスを披露しました。制限時間の3分の2を通過時点でレオ・ソロザノのスコアを超え、決定的なテトリミノをはめるなどしてスコアは168,566点を達成し、本大会の初代世界王者としてテトリス史に名を刻みました。
優勝したフェフミ・アタラーは大会後、「本当に信じられない、夢の様だ。イベントは唯一無二で自分のテトリス経験の中で最高の瞬間だ。マシンみたいに完璧なプレイができて、どの試合でも1点も取りこぼさなかった。とても嬉しい」とコメントしています。
日本では予選の上位4名が9月28日(日)に東京ゲームショウの会場内で開催したJapan Finalで戦い、AKが日本代表の座を獲得しました。
AKは大会を振り返り、「レッドブル・テトリスはワールドファイナルがドバイで開催されたことに限らず、日本の決勝が東京ゲームショウの会場内で行われたり、あめみやたいようさんがゲストだったりと、とにかく規模が大きいイベントだと思いました。是非次回も開催してほしいですし、次回こそは絶対に優勝したいです」と述べています。
大会の詳細は以下の通りです。
なお、決勝トーナメントの対戦表はRed Bull公式サイトで確認できます。

