国際決済で広く知られるVisa(ビザ)は、銀行やフィンテック企業にデジタル資産に関するアドバイスを提供するステーブルコイン専門アドバイザリーグループ設立を発表した。
2025年12月15日(月曜日)付けの公式発表によると、Visaは、銀行やフィンテック企業によるステーブルコイン戦略の策定と導入を支援するため、「ステーブルコイン・アドバイザリー・プラクティス」を設立。銀行、フィンテック企業、加盟店、企業が市場適合性を評価し、戦略を策定し、ステーブルコイン・ソリューションを導入できるよう支援していく。
新たなステーブルコイン・アドバイザリー部門は、銀行やフィンテック企業がステーブルコインを仮想通貨のキラーアプリとして位置付ける中、オンチェーンドルが実験段階から中核的な決済手段へと進化を遂げた様子を示している。このサービスは、Visaコンサルティング&アナリティクス傘下で運営される。
同社は今後、今回のサービス提供を通じて、ステーブルコインが決済速度の向上、コスト削減、新たな成長機会の創出にどのように貢献できるかについて、実用的な洞察を提供することを目指している。
同社は、ステーブルコイン分野に積極的に参入しており、決済、カードプログラム、投資を通じて、従来の決済とブロックチェーンの架け橋としての地位を確立している。
Visaは、シンガポール金融管理局の規制枠組みの下でUSDG(Global Dollar Network)ステーブルコインを推進する、パクソス(Paxos)が主導するコンソーシアムでUSDGに、クラーケン(Kraken)、ギャラクシ・デジタル(Galaxy Digital)、アンカレッジ・デジタル(Anchorage Digital)といった他のメンバーと共に参加している。
Visaの新しいステーブルコインアドバイザリー事業は、市場の変化を浮き彫りにしている。大手プロセッサーは現在、銀行やフィンテック企業に対し、ステーブルコイン戦略について指導しており、ステーブルコインが取引における「お金」のユースケースを席巻すると見込んでいることを意味する。同時に、ビットコイン(Bitcoin/BTC)はマクロ担保および長期的な価値保存手段として、より明確な役割を確立しつつある。
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