Webサイトに使われる独自ドメインを取得できるドメイン取得サービス。ムームードメイン・エックスサーバードメイン・お名前.com・さくらインターネットなど、さまざまなサービスがあります。無料取得できるものや料金が安いものなどサービスによって費用も異なり、ドメインの作り方や購入の流れ・設定方法など、選ぶうえで気になることも多いのではないでしょうか。
今回は、人気のドメイン取得サービス10サービスを、3個のポイントで比較して徹底検証。おすすめのドメイン取得サービスをランキング形式でご紹介します。マイベストが定義するベストなドメイン取得サービスは「希望のドメインを安く取得・維持できるもの」。徹底検証してわかったドメイン取得サービスの本当の選び方も解説しますので、ぜひ購入の際の参考にしてください。
mybestではベストなドメイン取得サービスを「希望のドメインを安く取得・維持できるもの」と定義。ベストなサービスを探すために、人気のドメイン取得サービス10サービスを集め、以下の3つのポイントで徹底検証しました。検証①:取得・更新費用の安さ(.com・.jp・.co.jp)検証②:リスク対策の充実度検証③:管理のしやすさ
おすすめスコア:4.95(2025/12/10時点)
独自ドメインを取得する人に!コストが非常に安い
エックスサーバーの「Xserver Domain」は、.comや.co.jpを取得しようとしているすべての人におすすめです。ドメインを代表する.comの取得費用は年間770円・更新費用は年間1,721円と、ほかのサービスと比べてもトップクラスの安さ。ビジネスの利用に適した.co.jpの取得費用4,136円・更新費用も年間4,136円と安価で、非常にコストパフォーマンスに優れています。ドメイン管理がしやすい点もうれしいポイント。自動更新設定に対応し、3か月前・2か月前・1か月前と更新通知が届くので、更新忘れによるドメイン失効のリスクを軽減できます。また、Whois情報公開代行・ドメインロックのセキュリティサービスが備わっているのもメリット。個人情報流出やドメインの乗っ取りといったトラブルも防止できるので、リスク対策もされています。低価格でありながら必要十分な機能を備えており、とくに.comや.co.jpのドメインを取得したい人に、最もおすすめできるドメイン取得サービスです。個人事業を始めようとしている人・会社でドメインを取得したい人にとって満足度の高いサービスといえるでしょう。
おすすめスコア:4.89(2025/12/11時点)
.comの利用料金が安価。サーバーと同時登録で無料に
GMOインターネットの「お名前.com」は、.comを取得しようとしている人や、同社のレンタルサーバーとセットで契約しようとしている人におすすめ。同社のレンタルサーバーと同時登録することで、サーバー費用が最大2か月無料・ドメインが無料で利用し続けられる点が特徴です。ドメインを代表する.comの取得費用は年間933円・更新費用は年間1,752円と比較的安価。一方、jpやco.jpの更新費用は高めです。独自に設定されたサービス維持調整費により2025年12月時点では基本料に24.5%の追加料金がかかっているため、トータル金額の値上げリスクが高くなる点には注意が必要です。Whois情報公開代行・ドメインロックに対応し、個人情報流出やドメインの乗っ取りといったリスクを防止できるのはメリット。DNSSEC・商標保護対策プログラムにも対応しているので、サイバー攻撃や商標の侵害対策にも有効です。ドメインの自動更新設定は1年単位で設定できるうえ、更新通知も3回以上届くので、更新忘れによるドメイン失効のリスクも軽減できますよ。サービス維持調整費によってトータル金額で比べると1位のサービスには劣るものの、他社と比べて.comを安く利用できるのは魅力です。.comを取得したい人・レンタルサーバーを利用したい人はぜひ検討してみてください。
おすすめスコア:4.39(2025/12/01時点)
.jpの費用が安め。.jpのドメインを取得したい人に
ネットオウルの「スタードメイン」は、.jpを取得しようとしているすべての人におすすめです。.jpの取得費用は年間1,900円・更新費用は年間3,201円と、比較したなかでも安め。更新費用も安いため、継続しやすい点がメリットです。セキュリティサービスは、Whois情報公開代行・ドメインロックに対応。個人情報流出やドメインの乗っ取りといったリスクを防止できるため、リスク対策は十分です。ドメインの自動更新設定も可能で、更新忘れによるドメイン失効のリスクも軽減できます。ドメインの取得・維持にかかる費用が安く、リスク対策も手厚いため、利用しやすいサービスといえるでしょう。とくに.jpドメインの更新費用のコストパフォーマンスに非常に優れています。日本国内でドメインの取得を検討中の人はぜひチェックしてみてください。
おすすめスコア:4.38(2025/12/10時点)
コアサーバーと同時申込で永年無料。リスク対策も手厚い
GMOデジロックの「Value Domain」は、コアサーバーを利用しようとしている人におすすめ。ドメインを代表する.comの取得費用は年間1,390円、更新費用は年間1,986円とドメイン取得サービス単体としてはやや安め。くわえて、コアサーバーとセットで使うことで無料で利用し続けられる点が魅力です。Whois情報公開代行・ドメインロックに対応し、個人情報流出やドメインの乗っ取りといったリスクを防止。DNSSECにも対応しているので、サイバー攻撃への対策にも有効です。また、ドメインの自動更新・クレジットカード自動決済も設定でき、更新忘れによるドメイン失効のリスクも軽減できますよ。海外ドメインも取り扱っているため、海外事業を始めたい人にもぴったり。独自ドメインの取得費用・更新費用はやや安いので、コアサーバーの利用を考えている人はぜひ検討してみてください。
おすすめスコア:4.32(2025/12/10時点)
ラッコWEBサービスユーザーに。共有のIDが使える
ラッコの「ラッコドメイン」は、ラッコWEBサービスをよく使っている人におすすめ。WEB制作で役立つラッコ系サービスと共有のIDが使える点が特徴で、ラッコWEBサービスと親和性があるのがメリットです。最も人気の高い.comの取得費用は年間1,738円、更新費用は1,958円と比較したなかでは安め。.jpも更新費用は3,278円と安価ですが、取得するのに2,838円かかります。Whois情報公開代行・ドメインロックに対応し、リスク対策も十分。個人情報流出やドメインの乗っ取りといったトラブルを防止できます。また、自動更新設定も可能で、直近30日で期限切れするドメインがある場合は5日・15日・25日の朝に通知がくるため、更新忘れによるドメイン失効のリスクを軽減できるのも利点です。管理画面の操作がシンプルで、複数のドメインを保有したい人にも向いています。リスク対策や管理のしやすさを重視したい人はもちろん、ラッコWEBサービスのユーザーにぜひ利用を検討してほしいサービスです。
おすすめスコア:4.31(2025/12/11時点)
.comの取得費用は安め。サーバーと同時取得なら永年無料
GMOペパボの「ムームードメイン」は、ドメインの取得費用を抑えたい人や、ロリポップレンタルサーバーを利用しようとしている人におすすめ。ロリポップのレンタルサーバーとセットで使えて、同時取得するとドメインが永年無料になり、レンタルサーバーも2か月無料になる点がメリットです。.comの取得費用は958円と、ほかのサービスと比べて安め。更新費用は年間2,151円と、比較した平均値よりやや安めです。サービス維持調整費の導入により、2025年12月時点では基本料の24.5%の料金が追加でかかっている点に注意しましょう。Whois情報公開代行・ドメインロックに対応し、リスク対策は申し分ありません。商標保持者に有効な商標保護対策プログラムにも対応しています。自動更新設定・クレジットカード決済が可能なので、ドメイン管理の手間を減らせるのも利点です。更新費用は安価とまではいえないものの、取得費用が非常に安く、レンタルサーバーと利用すれば無料で利用し続けられる点が魅力。ドメイン取得のコストパフォーマンスを重視する個人事業主や、ロリポップのサーバーを利用したい人はぜひ検討してみてください。
おすすめスコア:3.89(2025/12/10時点)
複数のドメイン保有者に。一括設定機能で管理が簡単
エムフロの「QDOMAIN」は、大量のドメインを一括管理したい人におすすめです。複数のドメインを保有しても、一括設定機能が豊富に用意されているため、管理しやすい点がメリット。自動更新設定も可能で、更新忘れによるドメイン失効のリスクも軽減できます。リスク対策も十分。Whois情報公開代行・ドメインロックに対応しており、個人情報流出やドメインの乗っ取りといったトラブルを防止できます。一方、.comの取得費用は年間2,310円・更新費用も年間2,310円と、ほかのサービスと比べて高めなのが惜しいところ。大量のドメインを保有するほどコストがかさみやすい点には注意しましょう。料金はネックですが、ドメインを簡単に管理できる点が魅力。複数のドメインを取得したい人や、ドメイン管理の効率化を図りたい人にぜひおすすめしたいサービスです。
おすすめスコア:3.77(2025/12/01時点)
海外ドメインを取得したい人に。料金は高いが品ぞろえが豊富
インターリンクの「ゴンベエドメイン」は、海外ドメインを取得したい人には候補に挙がります。海外ドメインや特殊なドメインなどニッチなドメインも取り扱っており、世界中のさまざまなドメインを取得できる点が特徴のサービスです。ただし、ドメインを代表する.comの取得費用・更新費用は、年間2,530円と高め。ほかのドメインの料金も安くはないので、費用がかさみやすい点はネックといえます。リスク対策が非常に充実している点がメリット。必須機能であるWhois情報公開代行・ドメインロックに対応しており、個人情報流出やドメインの乗っ取りといったトラブルを軽減できます。DNSSEC・商標保護対策プログラムにも対応しているほか、ドメインの失効を防ぐ自動更新設定もあり、更新の通知も届きます。料金が高い点はデメリットですが、ドメインの品ぞろえは圧倒的に豊富。海外事業を始めようとしている人は検討してみてください。
おすすめスコア:3.21(2025/12/01時点)
高めの料金設定がネック。リスク対策にも不安が残る
さくらインターネットの「さくらのドメイン」は、さくらのレンタルサーバーとセットで使うなら候補に入る商品です。同じID情報でレンタルサーバーとドメインの管理ができます。自動更新設定が可能で、ドメイン失効のリスクを軽減できるのもうれしいポイントです。一方、.comの取得費用・更新費用は年間3,220円と、ほかのサービスと比べて高額。.jpや.co.jpの料金も高く、さくらのレンタルサーバーを使っていない人だと割高です。Whois情報公開代行に対応しているため個人情報流出は防げるものの、ドメインの乗っ取りを防止するドメインロックがないため、リスク対策には不安が残ります。さくらのサーバーを使わない場合は選択肢に入りにくいでしょう。
おすすめスコア:3.18(2025/12/01時点)
事業サポートを求める法人向け。高額なのがデメリット
日本レジストリサービスの「JPDirect」は、不明点を電話で問い合わせたい人や、営業担当者にサポートしてほしい法人なら候補に入ります。電話のサポート窓口があるうえ、スタッフが豊富にそろっており、事業をしっかりサポートしてくれる点が魅力です。Whois情報公開代行・ドメインロックに対応しており、個人情報流出やドメインの乗っ取りといったリスクを軽減。サーバーのセキュリティを向上させるDNSSECにも対応しているため、リスク対策は十分といえます。ドメインの自動更新設定も可能なので、ドメイン失効を防げる点もメリットです。一方、.comの取得費用・更新費用は年間3,289円と、比較した商品のなかでも高額なのがデメリット。手厚いサポートを求める人に検討してほしい商品ですが、サポートがそこまで必要ではない人にとっては割高なので、選択肢に入れにくいでしょう。
監修者:佃直毅(ITサポート・コンサルタント)
ガイド:高山健次(元携帯電話販売員/マイベスト 通信会社・通信キャリア担当)
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