ナスダック上場企業で、ソラナ
SOLに特化したデジタル資産財務企業のUpexi(ウペクシー、ティッカーコード:UPXI)は13日、Hivemind Capital Partners(ハイブマインド・キャピタル・パートナーズ)との間で、約3,600万ドル(約57.3億円)の転換社債の販売に関する証券購入契約を締結したと発表した。
今回の契約は、ウペクシーが将来的に自社の株式に交換できる「転換社債」という債券を発行し、その引き換えとしてハイブマインド社から「一定期間は売却できない制限がついたソラナ」を受け取るという仕組みである。
具体的には、ウペクシーは受け取ったソラナそのものを借金の保証(担保)として設定しており、リスクを抑えながら資金調達と資産拡大を進めている。この債券の期間は24カ月で、ウペクシーは年1.0%の利息を3カ月ごとに支払う。また、将来的に株式へ切り替える際の価格(転換価格)は1株あたり2.39ドル(約380円)に設定された。これは、契約時の市場価格である2.12ドル(約337円)よりも高い水準であり、同社の将来への強気な姿勢が反映されている。
この取引は1月14日頃(米国東部時間)に完了する予定だ。これにより、ウペクシーが保有するソラナの総量は約12%増加し、同社の財務資産として240万SOLを超えるソラナを抱えることになる。
同社のアラン・マーシャルCEOは、「ウペクシーは2025年に、調整後の1株あたりソラナ保有量を34%増加させた。現在の市場価格よりも高い評価で今回の取引をまとめられたことは、2026年のさらなる成長に向けた素晴らしいスタートになる」と述べた。
マーシャル氏はさらに、今回の仕組みについて「ソラナの保有量を増やすだけでなく、将来的に株式へ転換されることで、1株あたりのソラナ保有量をさらに高めることができる。また、現物を用いた取引であるため、企業としての信用リスクが低いことも大きなメリットだ」と説明している。
ハイブマインド社の創設者兼マネージング・パートナーであるマット・チャン氏も、ウペクシーの戦略を高く評価した。「私たちはウペクシーが持つ資本市場の専門知識と、着実に価値を生み出す実行力を信頼している。ソラナはデジタル資産の中核であり、ウペクシーはそのソラナへの投資機会を上場市場で提供する重要な存在だ」と語り、今回の提携が両者にとって大きな価値を持つことを強調した。
ウペクシーは単にソラナを買うだけでなく、保有しているソラナを運用して報酬を得る「ステーキング」や、市場価格よりも安く買える代わりに一定期間売却できない「ロック付きトークン」の購入など、さまざまな手法を組み合わせていることで知られる。数ある暗号資産(仮想通貨)のなかでもソラナに賭けている同社の取り組みは、今後も市場から注目されそうだ。
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※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=159.31円)


