寒い時期に活躍する暖房器具のひとつ、石油ファンヒーター。ダイニチ工業・コロナ・トヨトミが販売しています。光熱費を抑えるためにも電気代や灯油代を抑えられる商品を選びたいところですが、6畳・8畳などと部屋の広さによって適したサイズが異なるうえタンクの容量も多様なので、どれを選べばよいか迷いますよね。
今回は、各メーカーの最新商品や売れ筋上位から人気の石油ファンヒーター20商品を集め、5個のポイントで比較して徹底検証。選び方とともに、おすすめの石油ファンヒーターをランキング形式でご紹介します。マイベストが定義するベストな石油ファンヒーターは「断熱性が低い木造家屋でも帰宅直後から暖かく、光熱費を抑えられる商品」。ぜひ購入の際の参考にしてください。
マイベストではベストな石油ファンヒーターを「断熱性が低い木造家屋でも帰宅直後から暖かく、光熱費を抑えられる商品」と定義。ベストな商品を探すために、人気メーカーの最新商品やAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋上位の石油ファンヒーター20商品を集め、以下の5個のポイントで徹底検証しました。検証①:速暖性の高さ検証②:光熱費の安さ検証③:ニオイの少なさ検証④:給油のしやすさ検証⑤:使い勝手のよさ
おすすめスコア:4.66(2026/01/16時点)
最安価格:44,463円(2026/01/16時点)
省エネで部屋全体がすぐ暖まるベストバイ。ニオイも少なめ
ダイニチ工業の「家庭用石油ファンヒーター FW-3725SGX-W」は、3枚の可動式フラップを搭載した最上位モデルにあたるSGX TYPEの2025年モデル。温風を送る角度を調整し、部屋全体をムラなく暖められるのが特徴です。着火スピードは平均41.3秒と非常に短く、部屋の隅の温度が平均5℃上がるまでの時間も、約5分30秒とスピーディでした。速暖性が高いため、寒い朝や帰宅直後でもすぐに暖かさを感じられるでしょう。光熱費も30分あたり約12.55円と安く、家計への負担を抑えられます。ニオイが少なく、快適に使用できる点も大きなメリット。とくに消火時のニオイが抑えられているため、リビングや寝室でも使いやすいといえます。タンクは9Lと大容量かつワンタッチでフタを開閉できるので、給油時の手間を軽減できるでしょう。さらに、掃除機を使わずにホコリを除去できる「かんたんフィルタークリーナー」を搭載しています。画面はバックライト付きで、暗いところでの視認性も良好。常に灯油の残量が表示されているため、給油のタイミングを逃しません。オンタイマーは2つまで設定できるため、起床時・帰宅時など生活スタイルに合わせて柔軟に使えます。暖かさも使い勝手のよさも妥協できない人に、ぜひ検討してほしい1台です。
おすすめスコア:4.53(2026/01/15時点)
最安価格:24,747円(2026/01/15時点)
速暖かつ経済的。機能は少なめのシンプルな1台
ダイニチ工業の「L TYPE 家庭用石油ファンヒーター FW-3625L」は、9Lの大容量タンクを搭載したミドルクラスのモデル。ブンゼン式ゆえのスピード着火と「パワフル秒速消臭システム」を備えています。実際に使ったところ、着火までの時間が平均42.9秒と短めでした。部屋の隅の温度が平均5℃上がるまでの時間も約8分と速く、寒い時期でもすぐに暖を取れるといえます。光熱費も30分あたり約12.91円と経済的で、電気代をさほど気にせず使用できるでしょう。消火時のニオイも少なめで、ペットや小さな子どもがいる家庭でも使いやすいといえます。一方で、バックライトやリモコンは非搭載で、オンタイマーは1つしか設定できません。起床時・帰宅時など、ライフスタイルに合わせてタイマーを使い分けたい人には物足りなく感じそうです。とはいえ、石油ファンヒーターとしての基本性能は申し分ありません。多機能さよりも、速暖性やコストを重視する人はぜひチェックしてくださいね。
おすすめスコア:4.52(2026/01/15時点)
最安価格:32,958円(2026/01/15時点)
機能は少ないものの、速暖性と光熱費の安さが魅力
ダイニチ工業の「LS TYPE 家庭用石油ファンヒーター FW-3725LS」は、家電量販店モデルの商品です。基本性能はL TYPEと同等で、9Lの大容量タンクを備えているのが特徴。L TYPEとの違いは、液晶がやや大きい点と抗菌ファンフィルターを搭載している点です。着火にかかる時間は平均39.5秒と速く、部屋の隅の温度が約5℃上がるまでの時間も7分50秒とスピーディでした。30分あたりの光熱費も約12.72円と安く、家計への負担を抑えやすいといえます。なお、着火時や運転時はニオイを感じるものの、消火時のニオイは気になりませんでした。一方、バックライトやリモコンは非搭載で、暗い場所や離れた場所では使いにくく感じる可能性が。オンタイマーは1つしか設定できず、また、コンセントを抜くと時刻がリセットされるため、毎回設定し直す手間が発生します。消火後のニオイが少なく快適に使えるため、リビングをはじめとした人が集まる場所に適した1台です。暖まりやすく経済的なので、機能面に強いこだわりがなければ候補になるでしょう。
おすすめスコア:4.51(2026/01/19時点)
最安価格:20,200円(2026/01/19時点)
運転中も消火後もニオイが少なめ。足元が暖まるのが速い
ダイニチ工業の「KC TYPE 家庭用石油ファンヒーター FW-3325KC」は、大型のオレンジ液晶を搭載したモデル。さらに、同社の消臭システムのなかでも上位にあたる秒速消臭システムプレミアムを採用しています。着火時間は平均39.9秒と非常に短く、足元の温度も着火から8分30秒で5℃上昇しました。冷えやすい足元もスピーディに暖まるため、寒がりな人にぴったりですよ。30分あたりの光熱費も約12.78円と安く、コストが気になる人にもおすすめです。なお、バックライト・リモコンは非搭載で、暗い場所や離れた場所からの操作には不向き。オンタイマーは1つしか設定できないため、柔軟なタイマー設定を求める人には物足りない印象です。また、タンクの容量は5Lと標準的ですが、同社の上位モデルと比較すると頻繁に給油する必要があります。ニオイは少なく、運転開始後・消火後ともにあまり気になりませんでした。多機能さよりも速暖性・コストを重視する人や、ニオイに敏感な人には有力候補となる1台です。
おすすめスコア:4.48(2026/01/10時点)
最安価格:37,454円(2026/01/10時点)
フィルター掃除が簡単。速暖性・ニオイの少なさも優れる
ダイニチ工業の「GR TYPE 家庭用石油ファンヒーター FW-3725GR」は、かんたんフィルタークリーナーを搭載したハイグレードモデル。フィルターを上下にスライドすることで、簡単にホコリを除去できます。点火後すぐに暖かさを感じられる設計で、着火にかかる時間は平均42.9秒と短めでした。部屋の隅や足元が約5℃上がるまでの時間も比較的速く、寒い朝や帰宅後すぐに暖を取りたい人に向いています。運転中や消火後のニオイが少ないのもうれしいポイントです。省エネ設計も魅力のひとつ。30分あたりの光熱費は約13.43円と控えめで、ランニングコストを抑えられます。オンタイマーを2つ設定できるのもよい点でしょう。灯油残量が常時表示されているのもうれしいポイント。すぐ暖まる石油ファンヒーターがほしい人はもちろん、フィルターのお手入れの手間を省きたい人にもおすすめです。
おすすめスコア:4.48(2026/01/17時点)
最安価格:44,800円(2026/01/17時点)
冷えやすい足元を素早く暖める。光熱費も安い
コロナの「WZシリーズ 石油ファンヒーター FH-WZ3625BY」は、ルーバーを搭載した同社のフラッグシップモデル。2枚のルーバーが温風の角度を調整することで、より広範囲を暖められる仕様です。7秒で点火する秒速タイマーと秒速点火機能を搭載していますが、75秒の予熱が必要。普通に点火した場合は平均59.7秒でした。また、足元を素早く暖める1/fゆらぎ波形の温風を採用しているのも特徴。検証では着火後1分30秒で足元の温度が5℃上がっていたため、足が冷えやすい人にもおすすめです。ランニングコストも抑えられており、30分あたりの光熱費はわずか約10.15円でした。一方で、着火時に灯油のニオイを感じ、運転開始直後や消火時にもややニオイが気になる結果に。使用する環境によっては、こまめな換気を心がける必要があるでしょう。リモコンで温度調節ができるうえ、オンタイマーを2つセットできるため機能性は十分。ニオイがこもらないように対策をすれば、速暖性も高く使い勝手もよい石油ファンヒーターといえます。
おすすめスコア:4.42(2026/01/15時点)
最安価格:28,645円(2026/01/15時点)
速暖性と光熱費の安さを両立。給油も簡単
コロナの「VXシリーズ 石油ファンヒーター FH-VX3625BY」は、低消費電力にこだわった上位モデルの石油ファンヒーター。2つのDCモーターとダブルフロー機能で効率的に部屋を暖めると謳っています。着火にかかる時間は平均59.8秒と標準的だったものの、着火してから足元の温度が5℃上がるまでには70秒しかかかりませんでした。秒速タイマー機能も搭載されており、寒い朝や帰宅直後でもすぐに暖かさを感じられます。30分あたりの光熱費はわずか約9.89円なので、使用時間が長い家庭でも負担になりにくいでしょう。ただし、着火時と消火時のニオイが気になり、運転開始3分後も完全に無臭とはいえませんでした。ニオイが少ない機種がほしい人には不向きでしょう。タンクとフタが一体化しており、給油はしやすい印象。容量も7.2Lと大きめなので、給油の手間を抑えられます。ニオイが気になる点はデメリットですが、ランニングコストが気になる人・寒冷地での使用を考えている人にはおすすめです。
おすすめスコア:4.4(2026/01/16時点)
最安価格:26,610円(2026/01/16時点)
速暖性と光熱費の安さが魅力。給油も簡単で使いやすい
ダイニチ工業の「KE TYPE 家庭用石油ファンヒーター FW-3325KE」は、大型のオレンジ液晶を搭載した家電量販店モデル。秒速消臭システムプレミアムを搭載しています。謳い文句どおり、着火までの時間は平均44.6秒と速く、部屋の隅の温度が5℃上がるまでの時間も8分40秒と短めでした。光熱費は30分あたり約12.28円と抑えられており、毎日使っても家計にやさしいといえます。運転開始直後や消火後のニオイが気になりにくいので、換気しにくい部屋でも使いやすいでしょう。バックライトは非搭載であるため、画面の視認性にはやや難あり。また、コンセントを抜くと時刻がリセットされるため、片づけたあと翌シーズンに使うときは再設定の手間がかかります。タンクは取っ手付きで、給油時にすぐ取り出せる仕様。細かい機能を求める人には物足りないかもしれませんが、部屋全体を暖めるスピードと光熱費の安さを重視する人であれば検討してもよいでしょう。
おすすめスコア:4.38(2026/01/19時点)
最安価格:21,760円(2026/01/19時点)
コンパクトで速暖性の高い1台。消火後にニオイが残りやすい
コロナの「S32タイプ 石油ファンヒーター FH-S3225Y」は、コンパクトで手軽に設置できるのが特徴のスタンダードモデルの石油ファンヒーターです。秒速タイマーを備えていますが、通常点火でも平均53.2秒で暖かさを感じられました。また、着火してから足元が約5℃上昇するまでは1分40秒、部屋の隅が5℃上昇するまでは5分20秒といずれもスピーディ。短時間で部屋を暖められるため、速暖性を重視する人におすすめです。30分あたりの光熱費が約10.87円と安いのも魅力でしょう。一方で、運転開始直後や消火時のニオイは少々気になりました。また、バックライトやリモコンが非搭載で、画面の視認性・操作性もやや欠けています。タンクに取っ手が1つしかないため、持ち運びに手間がかかるのもデメリットです。ニオイの少なさ・機能性を重視するなら物足りないものの、短時間で部屋全体を暖めたい人にとっては候補に入れたい石油ファンヒーターのひとつといえます。
おすすめスコア:4.35(2026/01/19時点)
最安価格:23,970円(2026/01/19時点)
足元が速く暖まる。光熱費も安いがニオイは気になる
コロナの「Gシリーズ 石油ファンヒーター FH-G3625BY」は、大型オレンジ液晶を搭載したミドルクラスのモデル。タンク容量は7.2Lで、フタとタンクが一体になっており、給油しやすい構造です。着火にかかる時間は平均55.5秒で、足元の温度が5℃上昇するまでに時間も4分10秒とスピーディでした。30分あたりの光熱費は約10.72円と安いので、灯油代をさほど気にせず使用できます。消火後のニオイは抑えられていますが、着火時や運転開始後はニオイが気になりました。また、バックライトやリモコンは非搭載で、操作性・視認性がとりわけよいとはいえません。ニオイと機能性はやや気になりますが、すぐ暖まり低コストな石油ファンヒーターを選びたい人はチェックしてくださいね。
監修者:石井和美(家電プロレビュアー)
ガイド:田丸大暉(Hiroki Tamaru)(家電製品アドバイザー・家電製品エンジニア・元家電メーカー販売員/マイベスト 白物家電担当)
※ 監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。マイベストが独自に検証を行ったうえで、ランキング化しています。


