イーサー上場投資信託(ETF)は先週、過去最高の28億5000万ドルの入金を記録し注目を集めた。ビットコインETFは5億4800万ドルを管理し、回復を続けているものの、イーサーの優位性には遠く及ばなかった。
8月11日から15日の週は、ビットコインとイーサーのETFレースにおける転換点となった。投資家はイーサーETFに数十億ドルを投入し、ビットコインの安定しているが控えめな入金を圧倒し、機関投資家のセンチメントの変化を示した。
イーサーETFは前例のない週を迎え、28億5000万ドルの入金を確保した。ブラックロックのETHAが23億2000万ドルという驚異的な数字でリードし、フィデリティのFETHが3億6123万ドルでそれに続いた。
グレースケールのイーサーミニトラストは2億1958万ドルを集めたが、そのETHE相当品は7157万ドルを失った。バンエックのETHVは1436万ドル、フランクリンのEZETは848万ドル、インベスコのQETHは226万ドル、21シェアーズのCETHは126万ドルを追加した。

一方、ビットコインETFは週全体で合計5億4782万ドルの入金を記録した。ブラックロックのIBITが8億8782万ドルで勢いを維持し、グレースケールのビットコインミニトラストが3297万ドルを獲得し、インベスコのBTCOが490万ドルを追加した。
週全体ではプラスだったにもかかわらず、Ark 21シェアーズのARKB(-1億8392万ドル)、グレースケールのGBTC(-9596万ドル)、フィデリティのFBTC(-7378万ドル)、ビットワイズのBITB(-1836万ドル)、バンエックのHODL(-585万ドル)で大規模な償還が見られた。
マイルストーンは明白だった:イーサーETFは8月11日に過去最大の単日入金(10億2000万ドル)を記録し、8月13日には2番目に高い入金(7億2900万ドル)が続いた。対照的に、ビットコインETFは1日あたり5億ドルの大台を超えることはなかった。
取引高も同じ傾向を示した。イーサーETFは週全体で141億ドルの取引があり、ビットコインETFは208億ドルだった。しかし、イーサーの純資産は281億5000万ドルに急増し、現在イーサリアム時価総額の5.3%を占めている。
このデータから一つのことが明らかになる:機関投資家の資金はイーサーETFに急速に温まりつつあり、ビットコインは守勢に回っている。


