アメリカ商品先物取引委員会(CFTC)は2月12日、デリバティブ市場や商品市場における革新的技術への対応を目的とした「イノベーション諮問委員会(Innovation Advisory Committee:IAC)」のメンバーを発表した。同委員会は、AI(人工知能)やブロックチェーンなどの先端技術が市場構造に与える影響を踏まえ、規制の近代化を支援する役割を担う。
IACは35人の業界リーダーで構成されており、従来の評議会メンバーに加えて、暗号資産業界から新たに複数の著名経営者が任命された。具体的には、Coinbase(コインベース)のBrian Armstrong(ブライアン・アームストロング)氏、Ripple(リップル)のBrad Garlinghouse(ブラッド・ガーリングハウス)氏、Robinhood(ロビンフッド)のVlad Tenev(ブラド・テネフ)氏のほか、Uniswap(ユニスワップ)のHayden Adams(ヘイデン・アダムス)氏、Chainlink(チェーンリンク)のSergey Nazarov(セルゲイ・ナザロフ)氏などが名を連ねている。
CFTCのMichael Selig(マイケル・セリグ)委員長は、「IACの活動は、CFTCの意思決定を市場の現実に即したものとし、アメリカの金融市場の黄金時代に向けた明確なルール形成に寄与する」と述べた。また、多様な市場参加者を集めることで、急速に進展する技術革新に対応した柔軟な規制体制の構築を目指すとしている。
今回の人選は、暗号資産業界の知見を政策形成プロセスに直接取り込む姿勢を示すものとして注目される。
|文・編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
デジタル通貨カンファレンス
登録無料
✉️ 今すぐ申し込む


