暗号資産運用会社Bitwise(ビットワイズ)の最高投資責任者(CIO)、マット・ホーガン(Matt Hougan)氏は2月17日付のブログ記事で、分散型金融(DeFi)が現在の「暗号資産の冬」を終わらせる主要な原動力となるかもしれないという見解を示した。
ホーガン氏は、次の強気相場は単なる期待やストーリーではなく、「実際のユーザー数・収益・価値創出」といったファンダメンタルズに基づくものになると指摘した。DeFiトークンはこれまで、主にガバナンス用途に限定され、プロトコル収益とトークン価値の連動性が弱いという構造的問題を抱えていたが、現在はその改善が進んでいるという。
彼は特に注目すべき事例として、Aave Labsが提案する「Aave Will Win」を挙げた。この提案では、Aaveブランドの全プロダクト(Webサイト、モバイルアプリ、カード、機関向けサービス等)から得られる収益の100%をDAO(分散型自律組織)の財務へ直接還元する仕組みを導入する。これにより、AAVEトークンは単なるガバナンス資産から、高成長金融サービス企業の株式に近い経済的性質を持つ資産へと進化する可能性があると分析している。
ホーガン氏は結論として、BlackRock(ブラックロック)のUniswapへの投資に見られるような機関投資家によるDeFiプロジェクトへの資本参加や、収益モデルの明確化といった構造的進展を踏まえ、「弱気相場においては強さを示している分野を探すべきだ。DeFiはそのひとつと言えるだろう」と述べている。
|文・編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
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