Ethereum(イーサリアム)の共同創設者であるVitalik Buterin(ヴィタリック・ブテリン)氏が、ここ数日にわたり保有するイーサリアム(ETH)の売却を継続していることが、オンチェーン分析企業のArkham Intelligenceなどのデータから明らかになった。

データによると、ブテリン氏は直近の数日間で合計約3100 ETH(約610万ドル、約9億4500万円:1ドル=155円換算)を分散型取引所などでステーブルコインに交換した。2026年2月に入って以降、すでに8000ETH(約1800万ドル、約27億9000万円:1ドル=155円換算)以上を売却している。

こうした動きは、個人的な利益確定ではなく、イーサリアムエコシステムの開発や各種の長期的イニシアチブを支援するための資金確保を目的とした戦略的な売却の一環とみられている。実際、ブテリン氏は今年1月、最大1万6384ETHを段階的に売却し、プロジェクト支援などに充当する計画を示していた。

こうした中、ETH価格は下落圧力にさらされており、過去数週間で約36%下落し、一時は1750ドル付近まで下落した。記事執筆時点では1830ドル前後で推移しており、弱気トレンドが継続している。ブテリン氏の売却は、その時期にETHは約1988ドルから約1875ドルへと下落するなど、短期的な市場心理への影響も指摘されている。

|文・編集:井上俊彦
|画像:2025年9月、ZK Tokyo主催のイベントに登壇したブテリン氏(撮影:NADA NEWS編集部)