米資産運用会社プロシェアーズ(ProShares)組成によるマネーマーケットファンド(MMF)型ETF(上場投資信託)が、初日出来高170億ドル(約2.6兆円)を記録した。「ブルームバーグ(Bloomberg)」のETFアナリスト、エリック・バルチュナス(Eric Balchunas)氏が2月21日に自身のXアカウントで言及した。
プロシェアーズ組成のMMF型ETF「ProShares GENIUS Money Market ETF(IQMM)」は、2月19日に米NYSEアーカ(NYSE Arca)で上場した。同ETFは、米国で新たに整備された連邦ステーブルコインの枠組み「ジーニアス法(GENIUS Act)」の要件を満たす、プロシェアーズ初のMMF型ETFだ。ステーブルコインの準備資産としての投資に利用できるよう設計された。
バルチュナス氏は、IQMMの初日出来高が170億ドルに達したという水準について、ETFの出来高として過去最高水準をはるかに超える規模だと述べた。
さらに、同氏はIQMMの初日出来高の比較例として、米資産運用大手ブラックロック(BlackRock)組成のビットコイン現物ETF「iShares Bitcoin Trust(IBIT)」を挙げた。IBITの初日出来高については10億ドル(約1,542億円)だったという。
また同氏は、今回の出来高が市場参加者の持ち込み資産による可能性があるとの見方を示した。なおプロシェアーズは、170億ドルに相当する資金の出所や取引の実態は明らかにしていない。
IQMMは、高品質のキャッシュマネジメント手段を求める投資家向けの選択肢となり、短期米国債のみに投資するという。また同ETFは低コストの商品として、取引時間中の売買と週次分配を組み合わせるとのこと。個人投資家に対しては、同ETFが銀行預金や現金保有と比べて高い収益機会を提供する可能性があるとのことだ。
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