Donald Trump(ドナルド・トランプ)大統領の一族が経営に関与するマイニング企業American Bitcoin(アメリカン・ビットコイン) は2月26日、2025年第4四半期および通期の決算を発表した。

第4四半期の純損失は5945万ドル(約92億1475万円、1ドル=155円換算)となり、前年同期の黒字から赤字へと転落した。通期の純損失は1億5320万ドル(約237億4600万円)に達している。この大幅な赤字はビットコイン(BTC)価格の下落に伴う評価損の影響がが大きい。四半期の売上高は7830万ドル(約121億3650億円)と前期比で成長を見せたものの、市場環境の悪化が収益を圧迫した。

一方で、同社のビットコイン保有戦略は極めて強気だ。2025年3月の設立後、同年末時点で5401BTCをバランスシート上に保有しており、その後の取得により現在は6000BTC以上へと増加しているという。保有分の約3分の1は自社マイニングによるもので、残りは戦略的な市場購入によって積み上げた。年間の粗利益率は約50%で、ビットコインを市場価格に対して割安に取得できる構造的優位性を示した。

共同創業者で最高戦略責任者のEric Trump(エリック・トランプ)氏は、「当社はビットコインを大規模に蓄積するという明確な使命のもと設立された。マイニングと市場での購入を組み合わせ、戦略的準備金を迅速に拡大してきた」と述べ、今後も市場サイクルを通じてBTC保有量の増加とバランスシートの強化を図る方針を示した。

|文・編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock

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