XRPは過去1か月間、主要な価格帯で横ばいの動きが続いている。このレンジ相場は、現在の価格圏に押し込められる要因から抜け出せずにいることを示唆している。
現市場環境により、XRPは回復前にさらに下落する可能性がある。
市場価値と実現価値の関係を測定するMVRVエクストリームレシオは、XRPが割安かつ圧迫を受けていることを示している。現在、MVRVは取引日の約15%で1.0未満となり、上昇モメンタムの欠如を示唆している。
この指標は過去に短期的な回復につながった例があるものの、逆に状況を悪化させ、XRPを新たな最安値へ押し下げたこともある。現在の傾向では後者の展開となり、下落圧力が続く可能性がある。
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このような状況下でMVRVレシオの低迷は、投資家が価格上昇に消極的であることを示している。XRPへの市場センチメントは依然として弱い。強力な材料が現れない限り、この割安感は当面XRPの価格を抑制し続ける可能性がある。
XRPはまたマクロのモーメンタムでも転換点を迎えている。全体的なセンチメントは弱気へ傾きつつある。取引所の純ポジション変化は売り圧力の増大と買いモメンタムの減少を浮き彫りにしている。
取引所への入金が出金を上回る場面が増えており、買いから売りへの転換が近い可能性がある。このダイナミクスの変化はXRPにさらなる重荷となり、上値の勢い維持が難しくなっている。
買いが減速し売りが加速することで、XRPはさらに価格が下落する可能性がある。マクロのモメンタム転換が市場の不安定さを際立たせており、今後数か月間にわたる下落トレンドを助長する展開もあり得る。
本稿執筆時点で、XRPは1.35ドルで推移しており、1.34ドルから1.47ドルのレンジにとどまっている。年初から続く下落トレンドは現在も継続しており、レンジ突破には至っていない。1.47ドルのレジスタンスが壁となり、1.34ドルのサポートは度重なる試練を受けてきた。
現状の市場環境およびMVRVレシオとマクロモメンタムの指摘から、XRP短期見通しは弱気となる。1.34ドルのサポートを割り込めば、さらに1.21ドルまで下落する可能性もある。これにより下落トレンドが深まり、アルトコインへの圧力が増す展開となる。
ただし、XRPの保有者が投資家からの支援を得て買いモメンタムが再加速すれば、1.47ドルの抵抗線を突破できるかもしれない。この水準を上抜けた場合、XRPは1.58ドルまで反発し、弱気シナリオを無効化して反転の可能性を示唆できる。もし上昇モメンタムを持続できれば、最終的に1.70ドル到達を目指す展開となり、市場センチメントの完全な転換につながる可能性もある。

